山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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パンキーフィロソフィ(90)

2013-02-14 | L.D.パンキー歯科診療哲学:講演抄録
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


ここで注意するべきことは、このような資料が多すぎては患者は読まないでしょうから、せいぜい2~3ページのものでなくてはいけません。そして患者には、「次の来院までに読んできてください。協力していただければ、私もあなたに協力する態勢がとれるのです。」と話した上で、手渡します。

誰のために治療をするのかということを知らせるためであります。患者には私たちの話すことを拒否する権利はありますが、私たちは治療の前準備をしておきたいということもあれば、患者を拒否したくもないのです。つまり、患者の協力が得られなければ、患者を受け入れる必要はありません。あなた自身の流儀でやりやすいように進めればよいと思います。

以上のように、患者に教育資料を渡し、ついで表8にある質問について必要なものを取り上げて尋ねることになります。ほとんどの場合、最後の2つの質問、つまり21と、22を何らかの方法で行うことになります。私たちはレントゲン写真をとる前から、患者の歯周組織がかなり失われていることを知っています。というのは、口腔臨床旅行のときにぺリオドンタル・プローブを使ってポケットの深さを測定しているからです。しばしば診査をしていて、「××ミリメートル」と読み上げると、患者が「それは何ですか。」と尋ねることがあります。患者は自分の歯の周囲に5~7ミリの深さまで侵されている個所があることに気づくことになります。腕や足にそのような悪い個所があれば、街中の医者を尋ねてでも治療をしようとするでしょうに、口の健康には全くと言っていいほどに知識を持ち合わせていないのです。



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