極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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クレイ・アニメ、羊のショーン

2016-01-15 06:22:29 | 日記
表情豊かな、羊のショーン達
7分間のアニメと言ったら、ひつじのショーン(被写体を粘土で作ったアニメ・・・クレイ・アニメーションと言われています。)
子供達だけでなく、大人の私達にも十分楽しめますし、家庭での子供達との鑑賞等々には最高のアニメと思います。漫画と違い、動物達の織り成す表情は何とも言えません。その表情を是非Eテレ、ユーチューブ等で見てください。

ひつじのショーン(Shaun the Sheep)は、イギリスの1話7分の短いアニメです。
ひつじのショーンでは、人間は動物の目を通じて見ているという設定で、彼らが話すときは視聴者にも分かりません、言葉にもなっていない音を発するだけとなっています。動物たちは基本的には喋りません、話す際はこちらも視聴者に分からない音となっています、人間である牧場主は言葉にもなっていない音を発します。

英国だけでなく、多くの国々でも大変有名なアニメで、現在は第4シリーズが製作、日本では2014年10月4日からEテレ(教育テレビ)で放送されています。2015年にイギリスで春に映画が公開、日本でも夏に公開されました
リーダーのような羊ショーン、愛くるしい姿の他の動物達、その仲間たちが静かな農地に巻き起こす大騒動、振り回される牧羊犬のビッツァーは牧場主に気づかれる前にいたずらをやめさせようとてんてこ舞い、他にも3匹のブタ、赤ちゃんひつじのティミー、何でも食べてしまう食いしん坊シャーリー等、色々なキャラクターが出てきます。何と言ってもショーンの愛らしい顔、悪いことをしても何か、怒れない感じがします。

過去、リチャード・スターザック監督が初来日、子供だけでなく大人もハマる理由、独特なユーモア、溢れるストーリーをどのようにして創作するのか、その秘密を明かしたようです。ひつじのショーンは、10度のアカデミー賞にノミネーション、4度の受賞歴を誇る英国アードマン・アニメーションズ製作のクレイアニメ(クレイ・アニメーション、「clay animationの略で、ストップモーション・ アニメーションのうち、被写体を主に粘土を材料として作成されているものを指します。主に英語圏などではクレイメーションClaymationと呼ばれています。)です。

羊のショーン、牧羊犬のビッツァー、牧場主を中心にした牧場でのドタバタをセリフなしで描き、子供だけでなく世界では大人からも熱い支持を集めているようです。現在、1話約7分のショートアニメの第4シリーズも現在NHK Eテレで放送中です。
幅広い世代に人気の、ひつじのショーンですが、ターゲットをどのように考えて制作したのかという質問に、可笑しなことなんだけど、考えなかったと即答、作品は子供たちが好きになってくれるけど、子供をターゲットに作ったわけじゃないんです。我々はただ面白いものを作ろうとしています。自分達が笑えるものを、もし僕たち自身が好きなら、他の皆んなもそうだろうという自信があります。ターゲットにしている観客は実は私達自身なんですと打ち明けています。

アードマンは、ピーター・ロードとデヴィッド・スプロクストンという二人のクリエイターが1972年に創設したアニメーション制作スタジオで、スターザック監督は社員第1号で1983年に入社、途中フリーランスになったりしながら、アードマンを中から外から眺めてきたようです。最初の10年の成長はとてもゆっくりで、スタッフが5人になって、6人になって、1年おいて7人になってという感じで。ハリウッドのドリームワークスがアードマンに興味を持って共に映画を作るようになってから突然、数人から何百人に増えていました。急激に大きくなりました。

アードマンのオーナー達は金儲けのためには作らない、好きじゃないものは作らない、誇りを持てるものを作るって言っています。規模は大幅に変わったけど、その部分は最初から今まで変わりません。そうして作られる作品に大人も熱中するのは必然といえるかも知れません。
表情が何とも言えない、羊のショーン、他の動物達・・・
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