想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

新たな消費増税案

2016-04-25 11:46:53 | 社会・経済

消費増税の判断が揺れている。
重要な判断が、選挙との絡みで判断されようとしている。
増税の延期のほうが、選挙にとっては有利なことは明らかだが、これまで政権を支えてきたアベノミクスが失敗であったと批判されることになるので、痛し痒しである。
そこで登場したのが、1%増税案である。
安倍の約束の顔を立てながら、増税反対を緩和する折衷案というわけだ。
実は、随分以前になるが、消費税の増税が話題になり始めた頃、同窓会で日銀の局長を経験した友人と話したことを思い出した。
私が、「ITも進歩したことだし、毎年1%づつ、5年間増税すればよい。本当はクリーピング・インフレーションの嫌な形だが、消費者は慣らされるだろう。」といったら、彼は、「それはあり得ない。」と即座に否定した。
5%から8%へ一気に増税したため、長く消費の低迷が続いたが、あの時、1%づつの増税にしておけば、もう少し、スムーズに行っていたかもしれない。

リラックス、トリオ・コンサート

2016-04-22 09:45:39 | 音楽

午後のひと時、リラックス・コンサートを楽しんだ。
メンバーは、山形由美(フルート)、井戸柄里(バイオリン)、榎本潤(ピアノ、編曲)のトリオである。
演奏曲はポピューラーな曲ばかりで、クラシックの小品、映画音楽、童謡メドレーに加え、聴衆にあわせ、なつかしの昭和メドレーを今日のために編曲したものなど肩のこらないコンサートである。
いくらサービスとはいえ、これでは、演奏者にとっては物足りないので、ヴィタリ作曲のシャコンヌやピアソラのリベルタンゴを取り入れて、技量の一端を披露していた。
フルートは木管楽器に属するが、現在はほとんど金属製で、彼女が使用している楽器はプラチナ製で、輪切りにすると、指輪がいくつ出来るでしょうと笑わせていた。
音楽の楽しさを伝えるのに、こんなコンサートが手軽に聴けるのは良いことだ。

嵐電、1dayパスで京都を散策

2016-04-21 10:57:53 | 旅行記

桜の見ごろが過ぎて、京都の観光客の一段落を見込んで、京都の散策に出かけた。
四条大宮を起点に、壬生寺、嵐電で北野白梅町に出て、北野天満宮から平野神社へ向かった。
どちらも、梅と桜の名所であるが、学生時代にも訪れたことがない。
人も少なく、新緑が綺麗である。
立命大のキャンパスでは新入生を迎え、明るい雰囲気に満ちていた。
私にとっては、はるか昔のことである。
キャンパスを抜け、「きぬかけの道」を竜安寺へと歩いた。
折角の散歩道も道路が整備され、車が多いのには、多少うんざりである。
さすがに竜安寺は混雑していたので、通過して仁和寺へ向かった。
仁和寺は御室の桜で有名であるが、今年はすでに散っており、1本だけ咲いていた。
「あの娘、御室の桜やな」とは、褒め言葉のようだが、御室の桜は木が低く、花が低いところに咲くので、花(鼻)が低いオペシャンと云っていると言うのだから恐ろしい。
仁和寺の御殿もすばらしいが、金閣寺、竜安寺のような超一流ではないので、比較的観光客も少なく、境内も広く、ゆったりと楽しむことが出来た。
時間の関係で、妙心寺は次回にすることにして、京都を後にした。

井山、遂に7冠達成

2016-04-21 08:52:51 | 囲碁

井山が前人未到の7冠を達成した。
十段戦で、2連勝した段階で、時間の問題と思われたが、やはりすごいことだ。
棋聖戦で山下九段に圧勝して、もはや敵なしで、十段戦の挑戦権を獲得した段階でほぼ決まりだった。
NHK杯では、河野に破れ、早碁とトーナメント戦の怖さを示したが、番碁となると、負ける可能性が低い。
これからは、失うばかりで、どこまで防衛するかに関心が集まる。
後は、やはりNHK杯で優勝して欲しい。
ただ、井山が強いといっても、世界レベルではまだまだである。
期待は、世界のトップであろう。

トンチンカンな安倍の指示

2016-04-19 12:00:24 | 政治

熊本地震は今日も続き、想定外の様相を示している。
地震の予測技術は進歩したとはいえ、自然相手のことで判らないというのが実態だろう。
悪いことは重なるもので、地震の後に雨が降ることがよくある。
今回も、雨が予測され、安倍が、「安全な建物内への避難」を指示し、実態がわかっていないトンチンカンな指示で地元から総スカンを食ったという。
安全な建物がないから、皆外へ避難しているのである。
福島原発事故の管元総理の対応を非難していたが、「自分が熊本へ行き実態把握をする。」と同じようなことを云っている。
原発事故は初めてのことで、判らないことばかりであったが、地震は何度も経験しており、的確な対応は可能である。
当初、被害の程度を甘く見ていたようで、対応も後手になっている。
危機になった時に指導者の能力が試される。