想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

RELAXIN‘ WITH THE MILES DAVIS QUINTET (PRESTIGE MJ

2011-11-15 15:05:11 | スポーツ

リラクシン / マイルス・デヴィス : マイルス・デヴィス五重奏団

Cimg2448

巨人軍が内紛で揺れている。

読売の渡辺会長の独裁ぶりは有名であり、良くも悪くも、プロ野球界における存在感は大きい。

今シーズンの開始に際し、自球団の都合だけで、開幕を強行しようとしたのは、巨人の清武代表であり、彼も、そのたぐいの一人であろう。

一球団内のコーチ人事位で、巨人でなければ、こんなに騒がれないだろう。

それにしても、プロ野球界にとって、重要なイベントである日本シリーズを前にしたゴタゴタはいただけない。

根底は、今シーズンの巨人の成績に対する評価のような気がする。

あれだけの選手を抱え、金をつぎ込んだ補強をして、この成績では、実質オーナーもファンも納得していない。当然のことながら、他球団同様、責任問題に発展してもおかしくない筈で、GM、監督、コーチ、誰かが、責任を取らねばならないだろう。

清武には、子飼いの選手を育て、FAでも補強、ドラフトでは、長野、沢村を獲得して、チーム作りを進めてきたという自負心があるだろう。

原にしてみれば、フロントが、思うような補強をしてくれないと云う不満があるだろう。

渡辺は、常勝、巨人軍が、2年連続、優勝を逃し、しかも、やっと3位では大いに不満だろう。クライマックス・シリーズにわずかな希望を持っていた渡辺が、その結果を見て、その考えを変えてもおかしくない。

清武は、そのあたりを、見誤ったのではないか。

巨人の内紛はどうでも良い。これを機会に、逆指名のように、巨人だけ良ければよいという考えを改めて、球界全体の発展を考えることになれば、進歩である。

選考委員は、3対2だったそうだが、沢村賞に楽天の田中が選ばれた。田中の受賞は妥当と思うが、ダルビッシュと二人同時受賞でも良かったのではないか。来年、ダルビッシュの成績を下廻った場合の対応が難しい。

選考項目に、フォークでなく、速球で三振を取れることを加えて欲しい。

今日のレコードは、モダン・ジャズの巨人、マイルス・デヴィスである。

1955年に結成された、このコンボが録音したレコードに、「マイルス」、「クッキン」、「リラクシン」、「ワーキン」、「スティーミン」があり、その中の一枚である。


ELLA FITZGERALD sings the DUKE ELLINGTON song book

2011-11-13 10:49:47 | 社会・経済

エラのエリントン・ソング・ブック (1)

(歌)エラ・フィッツジェラルド : デューク・エリントン楽団

Cimg2152

大阪府知事選と大阪市長選が告示された。大阪府と大阪市のダブル選挙である。大阪都構想の是非が争点とのことであるが、焦点は、橋本に行政を任せるかどうかの選択のようである。

知事として、大阪府の赤字を削減した橋本の手腕は否定できないし、府と市の二重行政の無駄があることは事実である。

大阪は生活保護世帯が全国一という不名誉な問題を抱えている等、地盤沈下が激しい。

大阪には限らないが、いろいろな問題を抱え、地方行政に改革が必要な事は、皆、理解している筈だ。

私が大阪の茨木市に住んでいたのは、昭和40年代で、万博が開催されるなど、活気がある時代で、住みやすい所であった。

企業の本社が、次々と東京に移転になり、大阪のウエイトが低下していることは免れない。

ただ、今回の橋本のやり方には、多少、違和感があり、ロシアのプーチンが大統領から首相になって実権を保持した事と二重写しになる。知事は傀儡で、橋本の独裁のイメージはマイナスだろう。

知事の任期途中でもあり、知事職にとどまり、自分の考えに同調する候補者を市長に擁立すれば、有権者の反応は異なったであろう。

いずれにせよ、府と市が一緒に改革を進める必要があり、強力なリーダー・シップは必要である。

大阪の人たちが、どんな選択をするのか興味深い。

このレコードは、茨木の会社の寮にいた時に買った穴あきレコードである。掘り出し物を探しに、良くレコード店へ行ったものだ。

エラもエリントンも説明はいらないだろう。


MODERN JAZZ PIANO A GO-GO (FONTANA SFON―10035)

2011-11-09 12:51:57 | 社会・経済

モダン・ジャズ・ピアノ・ア・ゴーゴー

Cimg2481

ギリシャが大揺れである。ギリシャについては、ギリシャ文明、ギリシャ神話、オリンピック程度の知識しかなく、あまりコメントできる立場にないが、これだけ世界経済に影響を及ぼすとなれば、ほっておけない。

2004年のオリンピック開催が度決まった時、こんな過大な投資をして大丈夫かなと思ったものだが、今考えると、やはり、そのようになったようだ。

ドイツやフランス、EU諸国から、これだけの支援を受けながら、自分たちももっと努力しようと云う気概が感じられないのは、民族性だろうか。

政治家と公務員にいろいろと問題があるようだが、どこかにも似た国があるようだ。

人口わずか1100万人の国の破綻が、全世界を揺るがす仕組みは、金融資本主義の欠陥であろう。

ものを創りだす基盤がなく、第3次産業に偏向し、労働に対する価値観が変化すれば、当然の帰結かもしれない。

今度は、イタリアに飛び火だ。日本国債が格下げされた時に、「イタリア国債より下とは思えない」と書いたが、その時、すでに予期されたことだ。

いずれも、政治が不安定で、どこかの国とよく似ている。

最も富む国とされるアメリカでさえ、失業者と低所得者があふれ、地球上の70億人の食糧不足、水不足はますます深刻になり、貧困問題をどう解決するかが、最優先課題なのだろう。

ソニーやパナソニックといった一流企業が赤字決算で、日本の将来を暗示する兆候かもしれないが、日本には、まだその雰囲気が感じられない。

前回に続き、フォンタナ・コンサート・ギャラ・シリ-ズの3である。

新人からベテランまで、活躍している10人のピアニストの演奏が収められている。廉価盤であるが、演奏は素晴らしい。


MODERN JAZZ DRUMS A GO-GO (FONTANA SFON―10037)

2011-11-06 17:32:35 | 社会・経済

モダン・ジャズ・ドラム・ア・ゴーゴー

Cimg2474

大王製紙、オリンパスと不祥事が続いている。両社とも、東証1部上場企業で、名の知られた企業である。

それにしても、大王製紙の場合、100億円もの金が、何のチェックもなしに使われ、充分管理されていないとは、呆れて、空いた口がふさがらない。

同族企業にありがちな事だが、取締役は、イエスマンばかり揃っているのだろうが、監査役は、何をしているのだろう。多分、名ばかりで、文句を言わない人間を据えるのだろう。

今でも、副社長や専務を退任した後、監査役になる企業が多々あるが、報酬を与えるためのポストとしか考えられない。

格付け会社の癒着が問題になったことがあるが、監査法人は何を監査していたのか。監査法人が無能なのか、報酬を得るために見逃していたとするならば、厳罰に処されるべきだろう。

記者会見で、調査委員会が、恥ずかしくもなく、「創業家に絶対服従の風土がある。」と云っていたが、こんな企業は、上場すべきではないだろう。

上場企業である限り、取締役は、株主、社会に対する背信行為であると肝に銘ずべきである。

株式市場では、外国人の売買が減少して、株価が下落しているが、日本企業のコンプライアンスが疑われるゆゆしき事態である。

株価の下落により、年金の積立金が大幅に減少し、年金制度を揺るがしかねない事態になっており、社会的影響も大きい。

オリンパスの場合は、多少異なるが、2100億円の買収額に対して、660億のアドバイザー料を不適正と考えない経営者はその資格がないだろう。新社長の記者会見を見て、信頼せよと言っても無理があろう。決算発表を延期したが、どのうな発表をするのか興味深い。

政治家にあまり期待ができないだけに、せめて、経済界位、しっかりしてほしいものだ。

今日のレコードは、フォンタナ・コンサート・ギャラ・シリーズとして発売された廉価盤である。一国一城の主として活躍している5人のドラマーの名演を集めたものである。

こちらの場合は、名前が知られているだけでなく、演奏も素晴らしい。


COUNT BASIE 1939-1951 (CBS SONY  SONP 50436-7)

2011-11-01 17:05:55 | スポーツ

カウント・ベイシー・オーケストラ

Cimg2453

東日本大震災の影響で開催がずれた第82回都市対抗野球が開催され,今日が決勝戦で、JR対NTTである。昔なら、国鉄対電電公社ということになる。

今は、プロ野球、高校野球に押されて、人気は今一つだが、応援合戦は相変わらず見ごたえがある。

ノンプロと呼ばれていた頃の実業団対抗野球には思い出がある。

昭和25年のことであるから、随分昔になるが、この年は、全鐘紡が優勝し、全日本チームとアメリカ・チームの対抗戦が行われることになった。全鐘紡中心のチーム編成であったが、その時、私の叔父が、八幡製鉄から、補強選手として選ばれ、全日本メンバーに加わった。

日米の野球の実力差は歴然としており、本場の野球を観れるのは楽しみであった。

当時の始球式は一塁側スタンドから行われ、初戦、後楽園球場でマッカーサー元帥夫人が始球式をした際、捕手であった叔父がその球を受けた。

当時小学生であった私は、叔母に連れられて甲子園球場の試合を観に行った。

今でも、鮮明に覚えているが、相手の投手は、スキャントルベリーとかいう黒人の2m近い左腕ピッチャーで、日本の打者は、その速球にキリキリ舞いをさせられた。

球場の売り子が、日本に入ってきたばかりのコカコーラを売っており、飲みたかったが、子供はダメと飲ませてもらえなかった。

今は、叔父も叔母も亡くなっており、懐かしい思い出が、新聞記事とアルバムに残っている。もう、この時の事を記憶している人は、ほとんどいないだろう。

音楽の場合は、レコードとして、いつまでも残っている。

今日のレコードは、私が持っているレコードの中でも、最も大事にしている1枚である。

標記のように、1939年~1951年の間の名演を2枚組に収めている。

カウント・ベイシーについては、いまさら触れる必要はないだろう。

東京ジャズ2011に、カウント・ベイシー・オーケストラが参加し、今年は、聴きに行かなかったが、TVでその様子を観ることができた。

しかし、御大のあのピアノのサウンドは、誰にも代えがたい。

Cimg2454