ウエスト・サイド物語 : オスカー・ピーターソン・トリオ
新聞に気になる記事が出ていた。
アンケート調査によると、交際している異性がいない割合が、男性、60%、女性 50%で、そのうち、交際を望まない人が半数という。
少子化問題が云々されているが、本心かどうか判らないが、異性との交際を望まない割合が、ここまで来ると少し、異常なような気がする。
交際したいが、なかなか巡り会えないと云うのであれば、まだ救われるのだが・・・
私たちの若い頃は、男女共学の高校でありながら、修学旅行は、男子と女子が、1日ずらして、同じコースを行くと云うような時代だったので、今の若い人たちは、自由で羨ましい限りなのだが、そうでもないらしい。
プラトニック・ラヴが多く、ドキドキする感情など、今の若い人達には、無縁なのだろうか。
女性の社会進出が進み、経済的に自立すれば、現在のような結婚の制度が崩壊し、平安時代の通い婚や、一夫多妻、一婦多夫といった時代が、意外に早くやって来る兆候なのかもしれない。
急激な人口の増加が、異性に関心を持たないといった形で抑制され、バランスがとられるのであろうか。
昭和3,40年代、結婚の条件は、三高といわれ、すなわち、高学歴、高収入(一流会社員)、高身長が、女性の望む条件であったが、今はどうなのだろう。
新卒の就職内定率が60%といわれているが、若い人たちが、将来に希望が持てない社会は何とかしなければならない。
時代を超えた愛の物語、「ロメオとジュリエット」の現代版、「ウエスト・サイド・ストーリー」を選んでみた。
オスカー・ピーターソン(p)、レイ・ブラウン(b)、エド・シグペン(d)のトリオの名演で、映画のシーンを蘇らせてくれる。