モダン・ジャズ・ドラム・ア・ゴーゴー
大王製紙、オリンパスと不祥事が続いている。両社とも、東証1部上場企業で、名の知られた企業である。
それにしても、大王製紙の場合、100億円もの金が、何のチェックもなしに使われ、充分管理されていないとは、呆れて、空いた口がふさがらない。
同族企業にありがちな事だが、取締役は、イエスマンばかり揃っているのだろうが、監査役は、何をしているのだろう。多分、名ばかりで、文句を言わない人間を据えるのだろう。
今でも、副社長や専務を退任した後、監査役になる企業が多々あるが、報酬を与えるためのポストとしか考えられない。
格付け会社の癒着が問題になったことがあるが、監査法人は何を監査していたのか。監査法人が無能なのか、報酬を得るために見逃していたとするならば、厳罰に処されるべきだろう。
記者会見で、調査委員会が、恥ずかしくもなく、「創業家に絶対服従の風土がある。」と云っていたが、こんな企業は、上場すべきではないだろう。
上場企業である限り、取締役は、株主、社会に対する背信行為であると肝に銘ずべきである。
株式市場では、外国人の売買が減少して、株価が下落しているが、日本企業のコンプライアンスが疑われるゆゆしき事態である。
株価の下落により、年金の積立金が大幅に減少し、年金制度を揺るがしかねない事態になっており、社会的影響も大きい。
オリンパスの場合は、多少異なるが、2100億円の買収額に対して、660億のアドバイザー料を不適正と考えない経営者はその資格がないだろう。新社長の記者会見を見て、信頼せよと言っても無理があろう。決算発表を延期したが、どのうな発表をするのか興味深い。
政治家にあまり期待ができないだけに、せめて、経済界位、しっかりしてほしいものだ。
今日のレコードは、フォンタナ・コンサート・ギャラ・シリーズとして発売された廉価盤である。一国一城の主として活躍している5人のドラマーの名演を集めたものである。
こちらの場合は、名前が知られているだけでなく、演奏も素晴らしい。