想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

2012年 経済展望セミナー

2012-02-09 10:31:13 | 社会・経済

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 毎年、新春には、証券会社主催で「2012年の経済展望」に関する講演会が開催されるが、今年は、マネックス証券の「お客様感謝DAY」なるものに出かけた。

講師が、ミスター円こと榊原英資氏と東大教授の伊藤元重氏ということで、一聴の価値ありと思い、開場15分前に到着すると、2000人以上収容の東京ドーム・シティホールが、ほぼ満席の状態でビックリした。

これだけの人が集まるということは、やはり現在、将来の不透明な情勢に不安を感じている人が多いということなのだろう。

榊原氏の1時間の講演のうち、大部分は以前に聴いている内容であったが、喋りたかったことは、最後の10分間にあったようで、グローバル化への対応は避けられず、日本の良さをどう生かすかを指摘していた。

シャープ、パナソニック、ソニーと日本を代表する企業の決算が発表され、軒並み多額の赤字で、現在のような円高が続けば、企業の海外逃避が進み、国内の雇用が減少し、空洞化が進むと懸念されている。

伊東教授によると、1995年以降の日本のデフレと米国のインフレを勘案した実効為替レートで見ると、現在の水準は、必ずしも円高ではなく、円高のメリットを生かし切れていないことに問題があり、円高メリットを生かす必要性を説いていた。

伊東教授に対し、対談で電力問題他いろいろと質問していたが、彼は政府の各種審議会のメンバーをしているので、歯切れの悪さもあったがやむ得ないということか。

証券アナリストによる株式見通しも行われ、日経平均、11000円への回復予想が示されていたが、果たしてどうなるだろう。毎年当ったためしがない。

年金の財源不足問題も、株価の上昇が一番手っとり早い解決策なのだが。

今年は、雪が良く降って、豪雪地帯は大変な様子だが、春の兆しも見えてきた。


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