エラとクリスマスを : (歌) エラ・フィッツジェラルド
来年度の予算案が閣議決定され、民主党がマニフェストに掲げた重要政策は、ことごとく放棄された。
もともと、無理があり、賛成していない政策もあったので、大震災と原発事故という情勢の変化に伴い修正せざるを得ないのは、否としないが、結論に至る検討が、いかにもお粗末な気がする。
例えば、八ツ場ダムの工事再開の決定を見ても、野田首相は4代の大臣が鋭意検討してきた結果だと云うが、国交省の役人と利権に絡んだ人間が集まり、ドタバタで決めた印象が強い。
原発事故で、同じような意思決定方式には問題があることを経験したばかりではないのか。
収入の半分を国債で賄い、累積発行額が年々膨らむという異常事態にあまりにも鈍感過ぎる。
もし、本当に危機感があるなら、公務員制度改革や国会改革といった時代錯誤の既得権の改革に、反対があっても、早急に手をつけるであろう。
このような状況では、消費税のアップは反対が多く、なかなか実現できず、財政破綻の状況は変わらないとすれば、行きつくところは見えている。
来年は、アメリカ、ロシア、中国他主要国でトップが変わる時期であり、日本でも、総選挙は避けられないであろうし、世界が大きく変わる年になりそうだ。
今年は本当に厳しい一年で終わりそうだが、クリスマス位、楽しい1日を過ごしたいものだ。
今日のレコードは、エラのクリスマス・ソングである。定番のビング・クロスビーのクリスマス・ソングとは一味違った、軽快な歌唱である。
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