安倍派はさすがに今回の総裁選には候補を立てにくい。
しかし、各候補者が裏金議員に厳しい態度を示す中で、何らかの対応をしたいと考えるのは当然だろう。
候補者乱立の中で、裏金議員が一本化すれば、2位に食い込み、決選投票に持ち込む可能性もある。
ただ、当選しても選挙の顔にはならないので、次の選挙は厳しいものになる。
総裁選で、一定の票を取ることで、その後の役職に影響力を残し、特に公認についての意見を反映したいと考えることは予想できる。
前回、安倍派は高市を支援したが、今回は利害が異なり一本化は難しい。
今回は決選投票になることは明らかで、そうなると議員票のウエイトが高く、3位以下でもどちらの候補も安倍派の裏金議員を無視することはできない。
総裁選での議員の投票行動が、自民党議員の本音を示すことになるのだろう。