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久し振りに銀座へ出かけた。銀座は新宿や池袋と異なり、ブラブラするには飽きない街である。
和光ホールで福田喜重氏の傘寿の展覧会、ミキモトホールの武政健夫氏のガラス彫刻展に立ち寄ったが、いずれも一見の価値のある展覧会であった。
行きつけの小料理屋でランチを取り、散策したが、どうも少し雰囲気が違うと思ったら、中国人の観光客にほとんど出くわさない。
尖閣問題で中国からの観光客が減っていることは、報道で知っていたが、確かに商店の打撃は大きいのだろう。
パナソニックの決算発表があったが、ソニー、シャープに続き、巨額の赤字決算見通しには驚くばかりだ。パナソニックの株価はストップ安で1日で約2400億円が消失した計算になる。
テレビの普及率が飽和し、頭打ちにあることは事実だが、赤字の額、修正の額があまりに大きすぎる。経営者はリアルタイムで実態を把握しているのだろうか。
利益は量販店に奪われ、製造業に利益が残らないシステムでは、今後の雇用問題は益々深刻になると懸念される。
11月6日のアメリカ大統領選、11月8日の中国の新体制の発足までは、膠着状態が続くのだろうが、まさに「小異を捨てて大同につく」正念場である。
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