自民党の政治刷新本部の議論が派閥の解消の問題に傾いているようだが筋違いだ。
リクルート事件の後、自民党自身が派閥の解消を決めており実行すればよいだけである。
だが、派閥は表面上解消しても、実質はなくならないのが現実だろう。
それよりも、政治家の金の出入りをオープンにすることである。
企業献金もすべてがオープンになれば、企業も不透明な献金はし難くなるであろう。
パーティ収入も、不透明なのが問題なのである。
金の使われ方がオープンになれば、選挙時の買収等も難しくなる。
資金の流れが明確にすることで、金で子分の議員を集めて総理の座を狙うことはできなくなるし、特定の利権の行使も難しくなる。
官房機密費を含め、不透明な金の流れをなくすことが政治刷新の第一歩である。
政治家を特別扱いせずに、国民と同じにすれば良いだけである。