中国の新しい指導部の体制が明らかになり、ＴＶではいろいろな解説報道がなされている。
習主席が、批判勢力を排除して側近で固め、一強体制を強固にしたというのが全般的な見方である。
また、自分だけでなく、これまでの慣例であった年齢の縛りを取り払った。
６９歳という年齢は、最近では充分に元気であり、世界の指導者を見ても別に不思議ではない。
側近で固めたと言っても、日本でも安倍がお友達内閣と言われたように特別なことではないし、政治の世界では良くあることだ。
安倍が党規約を改正して、総裁3選を果たしたように、権力の座に座ったら、それを維持しようとするのはむしろ常である。
ただ、歴史でも明らかなように、必ずしも良い結果になるとは限らない。
中国は巨大国家であるだけに、世界への影響は大きく、間違った方向に進んでほしくない。