先日の本因坊戦で、第1人者の強さを見せた井山が、若い挑戦者を迎えた碁聖戦の第1局で敗れた。
これまで、いわゆる四天王に対して、圧倒的な強さで防衛してきたが、井山が負けるとしたら若い挑戦者だろうと思っていた。
挑戦者の許七段は、一力七段と並んで、若手の国際戦で、中国、韓国の若手の強豪を相手に好成績を残しているので、いずれ挑戦手合いに登場すると思っていたが、早々と実現した。
若手らしく、AI囲碁の手法を取り入れ、これまでと、多少異なる展開になったが、堂々の勝ちぶりであった。
井山も、自分より年下の挑戦者で、多少やり難さがあったかもしれないが、どんな巻き返しを見せるか楽しみである。