佐川の証人喚問が実施され、午前中の参議院での様子を見た。
ある程度予想されたところだが、肝心なことは証言拒否で何も出てこなかった。
質問者も、共産党の小池以外、迫力不足で、自民党の丸川に到っては、安倍のご機嫌取りに終始し、自民党が真相解明に消極的であることが顕わになった。
麻生が、最終責任者は佐川と言った段階で、シナリオは出来ていたのだろう。
佐川は、葛藤もあったかもしれないが、今後の30年を考えれば、責任をかぶることで、政権の犠牲になり、定年後の経済的な安定を選択するのも一つの道ということか。
又、長期政権と財務省の関係から、組織を護る意識が働いたかもしれない。
文書改ざんだけでは、実刑は難しいとの判断もあるようだ。
残念ながら、官僚は、国民の公僕であることを忘れているようだ。
ただ、安倍、昭恵他、政権の関与ばかり明確に否定することで、かえって、不信を招いたことは確かだろう。