想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

大英博物館展―時空を超えた200万年旅

2015-05-21 13:11:15 | アート・文化

大英博物館といえば、先ず思い浮かぶのは、「ロゼッタ・ストーン」である。
今回の展覧会は、あの膨大な保存物の中から、歴史を物語る100点が選ばれて展示されている。
大英帝国時代に植民地から持ち込んだものが大部分だろうが、今になって見ると、そのことが世界遺産の保存に貢献したといえそうだ。
展示品の個々については別の機会に見ているものもあるが、その切り口によって、随分変化するという典型であろう。
「私が選ぶ1点」が示されているが、97点目の「銃器で作られた母像」が強烈な印象を与えている。
101点目の募集がなされているが、「パソコン」か「宇宙ロケット」か「IPS細胞」か?

鳥獣戯画展、150分待ち

2015-05-21 11:46:07 | アート・文化
久しぶりに、国立博物館を訪れた。
今一番話題の国宝「鳥獣戯画」が修復され、公開されている。
入館すると、150分待ちの看板が出ている。
開門前から、並んでいるそうである。
これだけの人になると、前にも経験したことであるが、ゆっくり鑑賞することは先ず無理である。
特に絵巻物の場合は、最前列で見るとなると、どのくらい時間を要するか判らない。
あきらめて、常設展示へ向かった。
なんともラッキーなことに、特別展示室で、「鳥獣戯画」の模写が展示されていた。
山崎薫詮(1717~93)という画家によるものだが、素人には本物と言われても判らない見事な模写である。
他人に邪魔されることなく、ゆっくりと鑑賞することが出来た。
私も本物志向が強い方だが、今回に限って言えば、これで充分と感じた。