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オリンピック誘致の安倍首相のスピーチで国際公約となった福島原発の汚染水問題の解決は厄介だ。
東電のフェローが、「コントロールできていない。」と発言すると、官房長官が「コントロール下にある。」と即座に否定し、政府の圧力で、東電の発言はホームページで訂正させられた。
政府の援助下にある東電としては、受け入れざるを得ないだろう。
しかしながら、アメリカから来日した専門家は、スリーマイルより困難と発言し、日本政府の認識を暗に批判している。
安倍首相のスピーチは政治家特有のリップサービスと思われるが、国際社会に大きな責任を負ったことになる。
もし現状を本気でコントロールできていると思っているのなら、よほどの無知と言わざるを得ず、この問題の解決は程遠いだろう。
この発言で、政府は本気で取り組まざるを得ず、それがこの問題の解決を促進するのであれば、「瓢箪から駒」と云ったところか。
とはいえ、そのために、税金が無制限に投入されるようなことにすべきではない。
一体何時になったら解決の目途が立つのだろうか。