ビング・クロスビー
クリスマス近くになると、必ず聞こえてくるのが、ビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」である。
「ホワイト・クリスマス」は、「聖夜」「ジングル・ベル」と並んで、この音楽なしで、クリスマスを迎えることは難しいほどのクリスマス・ソングの名曲であり、数多くの歌手が歌っているが、やはりビング・クロスビーでないとダメなのである。
1年で、この時期にしか聴かないのだが、やはり持っておきたい1枚である。
このレコードは、全世界で何百万部と売れたゴールデン・レコードであるが、なるほどとうなずける。
ビングは、あの甘い声が魅力であるが、ジャズのセンスも一流である。
映画「上流社会」でのサッチモとの掛け合い、「Now You Has Jazz」は、実に楽しい。
「ビングとサッチモ」(MGM YS-5018)で、デキシーランド・ジャズを聴くと、彼をジャズ歌手と呼ぶことに異論をはさむ者はいないだろう。お勧めの1枚である。
ジャズ・ファンには、エラの「A Swiging Christmas」(SMV-1076)が良いかもしれない。