ショパン・ゴールデン・コンサート(10大ピアニストによるショパン名曲集)
今年は、ショパンの生誕200年記念と云うことで、いろいろな催しが各地で開催された。
ゴールデン・ウイークには、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパンに多くのピアニストが集まり、素晴らしい演奏を披露してくれた。
このレコードは、コルトー、ホロビッツ、ギーゼキング、ルビンシュタイン他の名手たちの夢の競演集である。
しかも、演奏者だけでなく、選曲も耳慣れた作品がちりばめられており親しみやすい。
クラシックに馴染みのない人でも、ショパンの曲を聴いたことがないという人は少ないであろう。私も、ピアノの先生をしていた叔母のところからレコードを借用してきて、受験勉強のバック・グランド・ミュージックとして、ノクターン等を聴いていた。
幸いに、2000年のショパン・コンクールで1985年のブーニン以来の優勝者となったユンディ・リーの演奏を聴くチャンスに恵まれたが、これらの巨匠たちに劣らぬ見事な演奏であった。
最近は、若い人たちが実によい演奏をするのには感心させられる。