ジュリエット・グレコ・ベスト・アルバム
シャンソンと云えば、イブ・モンタンと並んでグレコを忘れることはできない。
以前にも書いたが、伊吹武彦の「唄うフランス語」で、初めて学んだのが、グレコの唄う「ロマンス」であった。名曲「枯葉」を作曲したジョセフ・コスマの作曲したシャンソンらしい曲であり、歌詞も発音もフランス語を学ぶには適していた。
残念ながら、1961年に来日した時には、生で聴くことはできなかった。
サン・ジェルマン・デ・プレの女王としてもてはやされ、多くのファンがいた。
このレコードでは、彼女が得意としていた代表作のうち、ポピュラーな曲が選ばれている。
また、歌詞、訳詞に加え、楽譜が挿入されており、いろいろと楽しむことができるアルバムである。