「あほリズム」 (431)

2018-07-26 01:34:53 | アフォリズム(箴言)ではありません

          「あほリズム」 

 

           (431)

 

       「地球温暖化スパイラル」 

 「こんなに熱いとクーラーがないとやってられないよな」

 こうしてマンションのそれぞれの部屋の室外機から吐き出された

 熱は大気中の温度を更に高めた。

  「何か全然効いてないんだけど、もっと強くしてくれる?」

 しかし自然と文明のこの「いたちごっこ」の結果は明白だった。

 つまり、文明(人間) は自然に依存しなければ存在できないが、

 自然は自然のままで存在できる。

 「だめだ、ちっとも涼しくならないや。もっと大きなクーラー

 に買い替えるか」

 

            (432)

 

 人生が一度きりで、生命が宿る希有の惑星に生を得たなら、

 なにも 檻(社会) の中に身を置いて無難に一生を存えるよりも、

 よしんば短命であったとしても、

 生命が萌え出でた自然の摂理の下でその命を全うしたい。

 

            (433)

 

 人生が一度きりであるなら、誰もが初めて生きることに命の

 歓びを感じ、よしんば不運に見舞われたとしても、生きてい

 ることの歓びは失せることはない。

 不幸は、他人への蔑みと妬みから始まるのだ。

 「さあ、もう一度、一度きりの自分に帰ろう!」