テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Wurlitzer のジュークボックス One More Time 用 CDヘッド

2019-07-19 11:48:18 | オーディオ

今日お預かりしたのは一昨日お問い合わせを頂いた Wurlitzer のジュークボックスOne More Time用の
CD ユニットでレーザーヘッドの交換をご依頼頂いた。  この種の物の修理のご依頼はこちらの ホーム
ページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。 当然ながらご依頼主はジュークボックスの
修理を行ってくれるところ数か所に問い合わせたとのお話だった。 その中の1社から50万円程と云われ
途方に暮れたとのことだったが何とも乱暴な価格付けと感じられた。 この様な他人の足元を見た金額
でも依頼する方がいらっしゃるのだろうか?

今回のレーザーヘッドの在庫は最後の一つでギリギリ間に合った。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SONY, CRF-200

2019-07-18 11:56:41 | ラジオ

今日お預かりしたのは何台目かになる SONY, CRF-200 でアチコチ問題が有るとのお話だった。 こ
の種のラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。

FMの周波数がズレているとのお話だった。 上はNHK横浜 81.9MHz受信時。 

MWの感度が低いとのお話だったが上は954KHz (TBS) 受信時、特に低いとは感じなかった。

念の為普段感度確認に使っている文化放送 (JOQR 1,134KHz)を受信してみた。  感度に問題無し。

7月19日 これまでに何度か手掛けた機種なのでてっきりサービスマニュアルが在るのだろうと
昨日今日と探してみたが残念ながら見付からなかった。

今回の機種や姉妹機種で最も難航するのがバンド切り替えノブの取り外しで今回も難航した。

専用の治具が在れば別だが一般的なアーレンキー (六角レンチ) では長さがギリギリで難航する。

3本のイモネジはご丁寧にネジロックで固定してある。何とか外したがここまででドット疲れる!

何とか中身を表に出した。

FMの周波数ズレを補正したいがシールドを外すと周波数が変わるので出来れば資料を見たい。

上はSW7での15.0MHz受信時、約0.03MHz (30KHz) 高い。

お話の通り SW2と SW6が機能していなかったが上のフロントエンド部分の修理は非常に難航する。 

FMの周波数のズレを修正したが今日は時間切れとなって仕舞ったので画像は明日アップしよう。

7月20日 上は昨日FMの周波数の補正を行った結果。  東京FM (80.0MHz) 受信時。

SWのフロントエンドの動作を診てみた。上はSW6の局発の出力で約17.233MHz,420mVp-pだっ
たがここはSW6、11.6-12.2MHzの中央約11.9MHzに第一IFの中央、約1.9MHz を加えた13.8MHz
程度にならなければならないハズで、また信号レベルも他の約6割程と低かった。SW2も同様の
傾向だった。SW2-10では周波数固定の第一局発だが周波数の若干のズレなら各バンドのダスト
コアの調整で補正出来るがレベルが低く、Qの低下のことを考えるとSWのフロントエンドをバ
ラバラにする必要が有りそうだった。 想像だが部品の固定に使われているワックス(オレンジ
色の物)が怪しい。 今回の場合まだ実際にワックスが原因かどうかは不明だがこれまでにも高
周波回路に使われているワックスが悪さをするのは何度も経験して来た。 製造から30年位は問
題が無くとも化学変化は間違いなく徐々に進行する。 (1972年製とすると既に47年となる)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SONY, ICF-PRO70/80 用コンバーター FRQ-80

2019-07-17 13:51:37 | 通信機

今日お預かりしたのは初めてとなる ICF-PRO70/80 用のコンバーター FRQ-80 で動作しないとの
お話しだった。 この種の機器の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ に
お願い致します。

先ずは局発の動作 (115MHz) を診てみた。 最初発振が診られなかった。

ところが暫くして再度通電したところ今度は正常に発振していた。 局発が停止する原因として先ず
考えられるのは水晶振動子とトランジスタ Q702 (2SC2223) だが各電極の電位は正常だった。

水晶は無く交換出来るのは添えて頂いたトランジスタだけだがどうするか?

ゴーサインを頂いたのでトランジスタ Q702 の交換に取り掛かった。

交換後動作を確認したが局発の機能は良好だった。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B&O, Beosound 3200

2019-07-16 14:04:03 | オーディオ

今日お預かりしたのは初めてとなるBeosound 3200で症状は伺って無かったがCD部分に問題が在るの
だろうと想像していた。 この種の物の修理のご依頼はこちらのHP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ に
お願い致します。

早速動作を診させて頂いたが、単にCDだけの問題では無く Radio、AUX 全てが動作せず単にPINと
メッセージが出るだけだった。 マイクロコンピュータ絡みの問題の様で残念ながら手が出せない。

7月18日 ご依頼主がこちらのブログを見てPINコードを入れないと動作しないと知らせてくれた。 続き
をアップしようとPCを立ち上げブログを開いたところ二人の方からもPINコード(盗難防止回路)解除の
メッセージが届いていた。 早速4桁の解除コードを入力した結果動作し始めた。 (動作しなくて当然)

CDを装填してみたが一瞬回転するものの直ぐに止まりクランプが開いて仕舞った。

ならばと通常のCDヘッドの交換に取り掛かった。

馴染みの無いCDユニットだった。

交換を終え早速動作を確かめたが数秒回転はしたが音声出力は得られなかった。滅多に無い結果だった。
2時間以上取り組み好結果が得られないと云うのは何とも残念。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SONY, TC-2850SD カセットデンスケ

2019-07-15 10:40:23 | オーディオ

今日お預かりしたのは確か2度目となる SONY, TC-2850SD でテープ速度が異常に早くなって仕舞った
とのお話でした。 この種の装置の修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願
い致します。

2種類のテストテープで速度を診てみた。 上は315Hzでの結果で約580Hz、また下は3KHzの結果
で約5.49KHzだった。

以前同様の問題に取り組んだ時はサーボ回路の終段のトランジスタに問題が在ったが今回は残念なが
らそこでは無かった。 可成り難航するかも知れない。 

7月16日 先ずはFGからの信号を診てみた。 上は無負荷時、下は負荷時。

Q702の動作が怪しかったので交換してみたが変化無し。

Q703を 2SC1173 に交換した結果良好に動作し出した。

調整前は 3.240KHz と可成り早かったが調整後略3KHzに持って行けた。

上手く行ったと組み込み動作を確認し一息付いたところでFFとREWを確認してみたが動作しない。

8月6日 AWCメンバーでこの種の物の修理にも長けたJさんから紹介されたYさんに修理を依頼した
物が戻って来たので動作確認を(速度調整を再度)行い、お話にFFは機能したとのことだったので
確かめてみたが残念ながら機能していなかった。(FFとREWは同じ駆動回路なので不思議だったが)

9.1Vの電源ラインの電圧はPB時8.96Vで良好だったが、FF/REW時は上下の画像の様に略0Vだった。

FF/REWに電源が入って無い様だったが電源スイッチがどれか直ぐには分からなかった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Motorola, 6M

2019-07-14 11:59:24 | 

今日お預かりしたのは 1955年頃の物と想われる Motorola の 6M で真空管6球の中波専用モデル。
音声出力が小さいとのお話だったがこちらでは全く出力が無かった。 この種のカーラジオの修理、
改造のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

内部は先頃米国でレストアされた様だった。

音声の入力回路に問題が見付かり音量は良好となったが、電源電圧6Vの物を如何に12V用に改造す
るか? 真空管を全て12V仕様の物に換えれば電流は可成り抑えられるのだが。 単に抵抗で落とす
とすると発熱量は24-5Wと可成りの量となる。

7月15日 米国から12Vの真空管を買うのが最も簡単だが日数を要するので6.3Vの物をシリースに繋
ぎ12.6Vとすることにした。 ただ出力の6AQ5と整流の6X4のヒーター定格が揃っていない様想われ
るので少し工夫が必要になる。 それでも消費電力は15W程度となり可成りの発熱を伴うことになる。

7月18日 昨日購入したメタルクラッド抵抗を組み込み、またヒーター回路及び高圧回路をを改造した。 
12V (13.6V) での動作は良好で終わりとした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンパートメント症候群 暫く通常の修理は無理そうです

2019-07-13 23:34:22 | ラジオ

今日は我がラジオクラブ AWC (Antique Wireless Club) の集まりが午後世田谷区内で有り6人が
集まった。 何時も通りメンバーから近況報告をして貰っていたが14:43に家人から電話が有り
どうも尋常では無い様子で、救急車を呼ぶか迷っているとのことで急遽席を外し我家に向かった。 
自転車の前後のカゴにフルに買った物を積み横断歩道を渡ったところで転倒したとのことでこれ
までにも何度か同様のことが有ったのでまたかと最初は特に大きな問題とは想像していなかった
が数分で我が家に戻りことの重大さを目にした。 左足からは少し出血していたが問題は出血量
では無く、その腫れ具合でみるみるパンパンに膨らんで仕舞った。 119番通報をした後、救急車
の方から現在そちらに向かっており間もなく到着するとの電話が数分後にあり、間も無く救急車
が近づいてくる音が聴こえたので外で手を振って合図をした。  救急隊員の方3人と自分も手伝っ
て担架に乗せ近くの救急病院に運び診て貰ったが専門的な病院で診て貰った方が良いとのこと
で病院のスタッフと救急隊員の方々がアチコチの病院に問い合わせて呉れたが中々受け入れて
呉れるところが見付からず30分以上が経過した。   気が気では無かったが自分では何も出来ず
祈るだけだったがやがて日赤の医療センターが受け入れて呉れるとの電話が聴こえホットした。 
世田谷区用賀から広尾までは通常平日でも30分程は掛かるが土曜の夕方、首都高をサイレンを
鳴らし可成りの速度で走った結果20分程で到着し手術も上手く行った様で今日から救急病棟に
入院することになったが処置が遅れ、最悪の場合は壊死した左足を切断することにもなりかねな
かった訳で多くの方々に感謝感謝なのであります。3人の救急隊員の方には2時間近くお付き合
い頂くことになって仕舞いねぎらいの言葉だけでは到底足りないのであります。 サテこの様な訳
でこの先2週間程は毎日病院通いとなり何時もの様な速度で修理は出来なくなりますがどうぞご
理解頂けます様お願い致します。   最後に余談ですが70年以上前、自分が生を受けたのは正に
今日の日赤医療センターなので有りました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Robert, R250 (復刻版)

2019-07-13 11:06:06 | ラジオ

今日お預かりしたのはこれまでにも何度か手掛けた Roberts, R250 の復刻版で AM が全く機能せず
FMを日本バンドに改造と云うご依頼を頂いた。 この種のラジオの修理、改造のご依頼はこちらのHP
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。 今日は午後ラジオの集まりが都内で有る為明日以
降取り組ませて頂こう。

配達を待っていたが中々届かず出掛ける時間が迫って来たので外に出た。 二つ隣の建物にY運輸の
人が入って行くのを見付け配達の為のカートの中にこちら宛ての物を見付けたので少し待ちサインをし
て仕事場に持って来て上の撮影を行った。 ボリュームに問題が有るとのお話でテッキリ炭素皮膜に手
を加えれば回復すると考えていたが実際は簡単な処置では回復出来ず想定した費用の範囲内では無
理そうだった。

7月14日 先ずFMの改造に取り掛かった。

AMはLWもMWも共に機能しておらず、局発が先ず機能していなかった。  ICの機能が不明。

FMの改造は上手く行き次いでボリューム部分に取り掛かった。

残念ながら炭素被膜のクリーニングでは改善されずボリュームその物を交換する必要が有るが同様の
物は先ず見付からないがどうするか?

7月15日 昨日は早めに仕事場を後にして部品屋さんに向かった。 なるべく同じ様な構造の物を探し
たがシャフトの長さが可成り異なるので如何に組み込むか?

使われていたボリュームは可成りシャフトが長く今回の機種のオリジナル、つまり真空管式の頃の
長さで近年この様に長いシャフトの物は市場には無い。 またもっと長ければ元々のシャフトを切
って繋ぐことも考えられるのだが長さが中途半端なのでそれも叶わず苦労する。 適当な円錐型の
プラスチックのシャフトを先ず繋いでみたが接着の問題が有り途中で諦めた。

考え方を変え燐青銅板を加工しボリュームを乗せる部分を作った。 機械的強度の面では満点では無
いが上手く固定出来た。 いやはやボリュームの接触不良と簡単に考えていたが実に3時間を要した。

何とかボリューム部分の修理も終わり実際に聴いてみたが可成り高感度だった。 ただ中国製の部品
(IC) で構成されているAM (MW+LW) 部分は資料も無く多くの時間を費やす可能性が有り諦めた。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セドリック(昭和53年)用 カーラジオ+カセットカーステレオ

2019-07-09 16:48:22 | 

 今日の2台目は昭和53年のセドリックに使われていると伺った日立のラジオ KMS-2421CA(R) と カセ
ットカーステレオ CS-231CR でアチコチに問題が有り動作しないとのお話だった。 この種の物の修理
のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

メインのゴムベルトは途中交換された様だったがそれが切れていた。

それを修復し通電してみたが巻き戻し、早送りは良好に機能したが、再生はテークアップ側のリール
が回転せずテープはジャムって仕舞った。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BOSCH, MOT 206

2019-07-09 10:31:16 | 

 今日お預かりしたのは久し振りの BOSCH, MOT 206 で点しか表示されなくなって仕舞ったとのお
話しだった。 この種のテスターの修理のご依頼は HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致
します。

通電してみたが想像していた状態とは異なっていた。

ただジョイスティック部分には可成り接触不良が診られ調整時可成り表示が飛んだ(ノイズも出た)

ジョイスティックに接触不良が診られたがここを改善するには奥にあるポテンショメータ3個を交換
するしか無いが多くのユニットを外さねばならず可成り難航することが想像出来る。

組み立て最終試験を行った。 ところで今回の機種の様に可成りの重量が有り取り扱いが大変な物は
通常の診断料では可成り無理が有るので今後は料金体系を見直すことにしよう。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BRAUN, CSV 13 (ステレオプリメインアンプ)

2019-07-07 11:28:46 | オーディオ

2台目は略11年前にこちらで修理を担当した BRAUN, CSV 13 で先頃電源を切り忘れていた結果
電源が入らなくなって仕舞ったとのお話だった。 この種の機器の修理、改造のご依頼はこちらの
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

通電してみたが電源が入らず調べたところ1次側のヒューズが飛んでいた。

パイロットランプも点灯していなかった。

何故ヒューズが飛んだのか1次側の電流を診てみたが、電圧35V程で1.5A程が流れていた。

電源トランスのレアショートが疑われ巻き直しとなると大事になることが心配された。 整流回路二つ
を外した結果1次側の電流は100Vで0.3A程となり電源トランスのレアショートでは無かった。

パイロットランプも点灯する様になった。

どうも整流回路に問題が有る様だったがシリコンダイオードを使った方に問題は無く、セレン整流器を
使った方に問題が在った。 セレンを使った回路は+B電源用だった。(7月16日訂正)

シリコンのブリッジに換え好結果を得たので交換した。

実際に信号を加えスピーカー出力で問題が無いことを確認した。

問題を起こしたセレン整流器の内部を見てみた。 金属(セレン?)が溶けた丸い粒が出来ていた。

7月16日 100Vでの電流は約1.22~1.26Aだった。

グリッドバイアスが-11.2Vしか無く、回路図では-18.5Vとなっていたので調整した。

一次側のヒューズは1.25Aの物が使われていたが220Vで0.8Aなので110Vでは1.6Aの物が必要。
連続運転を開始したが良好。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Magnavox, TP237D レコードプレーヤ

2019-07-07 11:25:33 | オーディオ

  1台目は Magnavox, TP237D オートチェンジャー付きのレコードプレーヤで全く動作しないとのお
話だった。 この種の物の修理、改造のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願
い致します。

先ずは回転を診てみたが問題は無くカートリッジから再生音が聴こえた。

アンプ部分を如何にして表に出すのかが分からず若干時間を要した。 先ず内部をみてアララとなった
のは真空管 35C5 が2本外れていた。

真空管を挿しこれで出力が出ると想ったがうんともすんとも言わず更に調べたところスピーカーの
配線が片方外れていた。

幸いカートリッジも良好で出力に問題は無かったが自動演奏(オートチェンジャー)の取り扱いが分か
らずオートチェンジャー機能を無視して動作させた。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BRAUN, SK 5

2019-07-06 14:20:47 | ラジオ

 今日お預かりしたのは BRAUN, SK 5 で通電するとブーンと云う音がしており、またトーンアームの
バランス用スプリングが外れているとのお話だった。 この種の機器の修理のご依頼はこちらのホー
ムページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

通電し伺った症状を確認した。

電源部のブロック型ケミコンが容量抜けを起こしていた。

次いでFMのカバレッジを日本バンドに改造した。

パイロットランプが点灯しておらず、また外れていたので手を加えた。

ペーパーコンデンサの劣化が想像出来たので交換した。

トーンアームのバランス用スプリングが外れていたが固定は予想以上に梃子摺った。

実際にレコードを掛け動作を確認した。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Philco, Predicta G4654L (Barber-pole, 1958)

2019-07-03 11:41:43 | テレビ

今日お預かりしたのは半年振りの Philco, Predicta G4654L で電源は入ったが何も動作しないとのお
話だった。 この種のテレビの修理のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願
い致します。

 昨日電話を頂いた時に声のキーが若干高いと感じたがお目に掛かり驚かされたのは何と妙齢な女性
で、これまでにも昭和30年代の国産、或いは近年のテレビの修理依頼を女性の方から頂いたことは何
度か有るが Philco の物のご依頼は初めてとなった。 おまけにニッカボッカと地下足袋のいで立ちも様
になっており特殊な建築の(現場の)お仕事をしていらっしゃるとのお話だった。   上の画像に見られる
様ブラウン管前面カバーにこの機種独特の粉をふいた様な状態が診られた。(ここの修理は梃子摺る)

ツマミの一つが欠落していた。

先ずは一番気になっていたブラウン管の状態を確認してみた。

輝度に問題は無い様で一安心した。 垂直振幅が小さいがこれは想定内。

サテ何から取り掛かるか? この機種の場合トランスレスなので映像、音声の直接入力は困難。

ブラウン管カバー横のキャップが2個無くなっていた。 キャビネット底部のホコリを払った(下)。

シャーシを取り出すだけでも可成りの時間を要する。

コンデンサ類は略全てオリジナルのままだった。 基板上部にホコリは殆ど無かった。

先ずは真空管の動作試験を行った。 結果殆どの物はMin.Val.を(一部はギリギリだったが)満たしていた
が高圧整流管 1G3 のエミッションが 10/40 と可成り下回っていた。

コンデンサ類の交換に取り掛かったが今日は時間切れとなった。

7月4日 朝一で昨日の続きに取り掛かった。

殆どのペーパーコンデンサを交換した(容量測定後問題の診られなかった物はそのままにした)。

ブラウン管前面カバーの取り外しに取り掛かった(片方のビスが欠落していた)。

外したブラウン管前面カバー。 粉をふいた様な状態が良く分かる!(向こう側は全く見えない)

ブラウン管表面にも一部が残っていたので洗浄剤で落とした。

ブラウン管前面カバーの材質が不明だが表面が空気と反応して粉をふいた様な状態になるがこの部
分を取り除くのは同様の硬さのプラスチック板で時間を掛けこそぎ落すしか無く時間が掛かる。 何と
か落としたがドット疲れて仕舞い少し休むことにしよう。 (丁度12:35昼となった)

昼食後シャーシを組み込み動作を診てみた。 一応受信に問題は無い様で水平同期は良好だった。

ただ垂直同期は何としても取れなかった。 今回の機種は同時代の日本製の物の様に、通電しながら回路
を当たることが出来ずやたら時間を要する。 再度シャーシを取り出したが道のりは未だ遠そうだった。

垂直同期/偏向に関する部分を再確認してみた。 Vert. OSC のプレートの2.2MΩが4.3MΩに高化して
いたのでパラに4.7MΩを加えた。 またVert. Out から Vert. OSC に戻している1,500pFは近年交換され
た物の様だったので交換しなかったが実測したところ2,000pFを超えていたので念の為交換した。

垂直発振/出力を担っている 10DE7 の出力側のgmが 33/33 とギリギリだったので交換した。

7月5日 昨日回路図を持ち帰り机上でシミュレーションを行ってみた。 結果映像入力のコンデンサの
低周波特性が気になったので朝一で交換し、動作を診てみた。 一応垂直同期も取れ出した。

垂直振幅と、直線性を調整した。

完全とは言えないが一応実用レベル(時々再調整は必要になると想うが)となったので連続運転を
開始した。

2時間以上連続運転を続けてみた。 シーンが変わる時に垂直同期が外れることが有った。

これまで電源電圧117Vで作業を続けていたがここから100Vで動作させてみた。 特に問題無し。

同期分離を担当している 9BR7 の在庫を調べた結果1本未使用の物が有ったので交換してみた。

大きく改善された訳では無いが若干ましな気がした。

サテ今回の機種で最も難航するブラウン管カバーのプラスチックバンドの取り付けに取り掛かろう。 

ブラウン管前面カバーの右下にクラックがあった。

前面のツマミも色違いが何処かに在るハズなのだがサテどこに仕舞い込んだか?

ビデオコンバーターの出力は3CHなのでチャンネルセレクタの位置は上の様になる。 外側のファイン
チューニングも時に使うことになる。(音声、映像の最良点を探す際)

何とかブラウン管カバーのスチールバンドとプラスチックバンドを嵌め込んだ。

前面カバー無しの状態に比べると若干透過度は落ちるがこれは仕方ない。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

B&O, Beocenter 2300 (2台)

2019-07-01 11:07:53 | オーディオ

 今日お預かりしたのは B&O, Beocenter 2300、2台で片方のガラスが割れて仕舞いもう1台の部品取り
の物から移植して欲しいと云うご依頼でした。 この種の機器の修理のご依頼はこちらのホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

先ずは動作確認を行った。 ガラスドアが割れたもののCDの動作は良好と伺った物が機能しなかった。

何度か確かめてみたがCD以外の機能は動作したもののCDが全く回転しなかった。

次いで部品取りの動作も診てみたがこちらはCDが一瞬回転したが、機能はしなかった。

7月2日 昨日動作しなかったCD部分を再確認してみた。 今日はスンナリ動作し連続運転に取り掛か
った。 何度か確認してみよう。 

何度かCDの動作を診てみたが上手く動いていたのでガラスドアの移植を行った。 ところがドアが
上手く開閉しない。

仕方なく手で開けても残念ながら閉まらない!

7月5日 ゴーサインを頂いたので作業に取り掛かった。 先ずは一番難航する両側面のプラスチック
パネルを取り外したが今日は時間切れとなったので画像は明日アップしよう。 

7月6日 ガラスドア駆動系の動きを診てみた。

今回の機種等で何時も行っている修理を加えてみた。

ドアが開く方(上)は良いのだが、閉まる方(下)が不完全。

再度手を加えた結果完全では無いが略良好に閉まる様になった。

 

今日もCDの動作に問題は診られなかった。 最初の日の状態は一体何だったのだろう?

 

 

部品取りの物の内部を見てみたが可成り乱暴に扱われた様で破損個所がアチコチに診られた。

ガラスドア駆動の機構系も壊れていた。

7月2日 昨日動作しなかったCD部分を再度診てみた。 今日は一応動作したが、若干音飛びが診られ
再度開始した際は残念ながら動作しなかった。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする