2台目は略11年前にこちらで修理を担当した BRAUN, CSV 13 で先頃電源を切り忘れていた結果
電源が入らなくなって仕舞ったとのお話だった。 この種の機器の修理、改造のご依頼はこちらの
ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
通電してみたが電源が入らず調べたところ1次側のヒューズが飛んでいた。
パイロットランプも点灯していなかった。
何故ヒューズが飛んだのか1次側の電流を診てみたが、電圧35V程で1.5A程が流れていた。
電源トランスのレアショートが疑われ巻き直しとなると大事になることが心配された。 整流回路二つ
を外した結果1次側の電流は100Vで0.3A程となり電源トランスのレアショートでは無かった。
パイロットランプも点灯する様になった。
どうも整流回路に問題が有る様だったがシリコンダイオードを使った方に問題は無く、セレン整流器を
使った方に問題が在った。 セレンを使った回路は+B電源用だった。(7月16日訂正)
シリコンのブリッジに換え好結果を得たので交換した。
実際に信号を加えスピーカー出力で問題が無いことを確認した。
問題を起こしたセレン整流器の内部を見てみた。 金属(セレン?)が溶けた丸い粒が出来ていた。
7月16日 100Vでの電流は約1.22~1.26Aだった。
グリッドバイアスが-11.2Vしか無く、回路図では-18.5Vとなっていたので調整した。
一次側のヒューズは1.25Aの物が使われていたが220Vで0.8Aなので110Vでは1.6Aの物が必要。
連続運転を開始したが良好。