テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, CRF-200

2019-07-18 11:56:41 | ラジオ

今日お預かりしたのは何台目かになる SONY, CRF-200 でアチコチ問題が有るとのお話だった。 こ
の種のラジオの修理のご依頼はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い
致します。

FMの周波数がズレているとのお話だった。 上はNHK横浜 81.9MHz受信時。 

MWの感度が低いとのお話だったが上は954KHz (TBS) 受信時、特に低いとは感じなかった。

念の為普段感度確認に使っている文化放送 (JOQR 1,134KHz)を受信してみた。  感度に問題無し。

7月19日 これまでに何度か手掛けた機種なのでてっきりサービスマニュアルが在るのだろうと
昨日今日と探してみたが残念ながら見付からなかった。

今回の機種や姉妹機種で最も難航するのがバンド切り替えノブの取り外しで今回も難航した。

専用の治具が在れば別だが一般的なアーレンキー (六角レンチ) では長さがギリギリで難航する。

3本のイモネジはご丁寧にネジロックで固定してある。何とか外したがここまででドット疲れる!

何とか中身を表に出した。

FMの周波数ズレを補正したいがシールドを外すと周波数が変わるので出来れば資料を見たい。

上はSW7での15.0MHz受信時、約0.03MHz (30KHz) 高い。

お話の通り SW2と SW6が機能していなかったが上のフロントエンド部分の修理は非常に難航する。 

FMの周波数のズレを修正したが今日は時間切れとなって仕舞ったので画像は明日アップしよう。

7月20日 上は昨日FMの周波数の補正を行った結果。  東京FM (80.0MHz) 受信時。

SWのフロントエンドの動作を診てみた。上はSW6の局発の出力で約17.233MHz,420mVp-pだっ
たがここはSW6、11.6-12.2MHzの中央約11.9MHzに第一IFの中央、約1.9MHz を加えた13.8MHz
程度にならなければならないハズで、また信号レベルも他の約6割程と低かった。SW2も同様の
傾向だった。SW2-10では周波数固定の第一局発だが周波数の若干のズレなら各バンドのダスト
コアの調整で補正出来るがレベルが低く、Qの低下のことを考えるとSWのフロントエンドをバ
ラバラにする必要が有りそうだった。 想像だが部品の固定に使われているワックス(オレンジ
色の物)が怪しい。 今回の場合まだ実際にワックスが原因かどうかは不明だがこれまでにも高
周波回路に使われているワックスが悪さをするのは何度も経験して来た。 製造から30年位は問
題が無くとも化学変化は間違いなく徐々に進行する。 (1972年製とすると既に47年となる)

 

コメント
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