テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

トヨペット クラウン(昭和40年)用 カーラジオ

2019-07-21 10:30:12 | 

今日お預かりしたのは昭和40年製のトヨペットクラウンに使われている真空管式のラジオで自動選局
が機能しないとのお話だった。 国産のカーラジオで真空管式の自動選局機能付きと云うモデルには
記憶が無く何かの間違いでは無いか。 この種のカーラジオの修理、改造のご依頼はこちらのホーム
ページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

受け取った物は想像通り神戸工業 (TEN) 製の物でトヨタでのパーツナンバーは 86100-30022 だった。

伺った通りと云うか自動選局が機能しっぱなしで常に動いて(スキャンして)いる状態だった。

ゴーサインを頂いたので自動選局機能の修理に取り掛かった。

先ずは基板をひっくり返さなければ部品が見えないのでリード線を延ばす作業に取り掛かった。

今回のシリーズはマイナーチェンジが多く、今日のモデルはその最後期の物でリレーの駆動回路に
フリップ・フロップが加わっておりその分回路が複雑になっている。

自動選局の核となるリレー。

リレーの駆動用のトランジスタ 2SB120 の E-C 間が短絡はしてないが順方向で約200Ωしか無く
リレーをエナージャイズするには十分な電流が流れていたので 2SB77 に交換した。 一応良好に
自動選局機能は動作し始めた。  今日はここで時間切れとなった。

7月22日 配線を元に戻し、最終確認を行った。

上は NHK第二 693KHz、下は自動選局で NHK第一 594KHzに移動した結果。

更に自動選局で TBS 954KHzに移動し動作を確認した。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする