テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, ICF-SW55

2016-04-22 10:04:25 | Weblog

今朝仕事場に届いていたのが ICF-SW55 で先々週だったか修理可否の問い合わせを頂いた
のではないかと想うが既に失念していた。  確か数年振りに通電してみたところ動作はしたが
短時間で音量が減少して仕舞ったと伺った。  この種のラジオの修理、改造に付きましてはこ
ちらのホームページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

 
ご注意 : 時々修理のお問い合わせを頂いても中々送られない方がいらっしゃるのだが可成り
気が短い方なので直ぐに送られないと対応が極端に悪く(冷たく)なるのでお含みおき下さい。

早速添えて頂いたACアダプタを使って通電してみたが全く動作しない。 伺った症状とは異なっ
ており次に電池で動作を診てみた。 本の少し音量が少ない感じだったが実用上問題となる様
なレベルでは無かった。  午前中から昼の1時間程を除いて4時間近くランニングをしてみたが
問題は診られなかった。 ACアダプタの修理も出来るかも知れないが購入した方が得策。

4月23日 昨日に引き続き連続運転を行った。 結果昨日とは可成り状態が異なり、当初音声
出力が小さかったがやがて徐々に大きくなりこれなら使えるかと考え始めた頃から今度は逆に
徐々に小さくなり遂には実用とするのは無理と云うレベルになって仕舞った。 当初の予定通り
のレストアが必要そうだった。 (受信機能その物はAM/FM共に良好だった)

4月28日 午後時間が取れたのでレストアに取り掛かった。 近年の表面実装の部品を使った機
種を手掛ける際には可也精神統一が必要となるので気を引き締めて取り掛かろう!

先日秋葉原で調達した部品では数が足りないことが分かった。 明日にも改めて調達して来よう。
しかし今日交換中に一箇所パターンが切れて仕舞った部分が有り見付けるのに苦労したが、約
8割の交換を終えた。

先日2日間の連続運転を行った結果、残念ながら音量が途中変化した(通電直後音量が少なか
ったがやがて音量が通常のレベルとなり、やがて数時間後にはまた音量が減って仕舞った)。

5月3日 昨年同じ機種で行った改造を最後にやってみたいと考え、ご依頼主に伺った結果OK
を頂いたので今朝改造を行い連続運転を開始した。 4時間半程直ぐ近くで確認していたが動
作は極めて良好だったので隣の部屋に移りテレビの修理に取り掛かったが5時間半程が過ぎ
たところで音量の減少に気付いた。 実際には音量の減少だけでは無く歪みも増えており残念
ながら改造は好結果をもたらしてくれなかった。

 

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EMPIRE (勝山) M-500 電池管4球ポータブルラジオ

2016-04-19 12:36:34 | Weblog

今日お預かりしたのは先日も同型機を手掛けた勝山の M-500 で6Vの電池だけで電源を賄える様
改造されたモデルとのお話だった。   当初一応動作したが高域の感度が低く、やがて全く動作し
なくなって仕舞ったとのお話だった。   この種のポータブル・ラジオの修理、改造に付きまして
はこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

伺った通り全く動作せず(低周波は機能していた) A/B両電源の電圧を診てみたが可成り低かった。

電池を単二から単一に換え若干電圧は上がった様でノイズが聴こえる様になった。

直接受信出来ないことには関係無いがフェライト・バーアンテナの固定に金属(錫メッキ)線を
使うのはロス(ワン・ターンのコイルを短絡させることになる)の原因となるので外した。

しかし相変わらず受信は出来ず細かく回路を診て行った。

結果周波数変換 1R5-SF の Sg に電圧が加わって無いことが判明した。

回路図はこの機種のものでは無く、細部に違いは有るが参考にした。

外すのに難航したが局発用のコイルを外して細かくみたところ片側のコイルが断線していた。

同じ物が在れば簡単なのだが切れていた(絹巻リッツ線?)を何とか苦心の末繋いだ。 結果動作
し出したがノイズも多く、伺った様高域での感度が低かった。バー・アンテナ部分でのトラッキ
ングは取ったが、バリコンのトリマーを回したいのだがその前に在る電池ホルダーの固定ビスが
丁寧と云えばその通りだが、ネジ・ロックでシッカリ固定されており外すのに時間を要した。
  ネジの緩みを防ぐ為にネジ・ロックを使うのは分からない訳では無いが必要以上の強度の物の
使用は避けて欲しかった。 調整後高域の感度も上がったが電源に使われているDC-DCの発振
周波数の高調波がアチコチで診られ余り芳しい物では無かった。 本来の電池を使えば可成り雑
音の少ないS/Nの良いラジオなので残念な結果だがこの方式を採る以上仕方無い。

4月20日 今回B電源用に使われていたDC-DCコンバーターの仕様を見てみた。 出力電圧は最
大35Vとなっていたが実際はもう少し高くなっている様だが今回の機種のB電圧は最小でも45Vは
欲しいので先ず電圧の点で問題が在る。 次に今回のDC-DCの方式はインダクタンスに蓄えられ
たエネルギーをスイッチングに依ってキャパシタに蓄えるものでこのスイッチングに依ってノイズが
発生するだけで無く、スイッチング周波数の高調波成分が放射されるので使用するに当っては厳
重な静電シールドが必要となる。 今回の様にプラスチック・フィルムで覆っただけではわざわざノ
イズ源をラジオ内部に仕舞う形となりやってはならないことと云える。 

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大倉山のKivillさんを訪ねて

2016-04-17 19:22:33 | Weblog

Kさんご夫妻のこの後の予定を伺ったところ特に無いとのお話だったので車で20分程のKivillさん
にご一緒することにした。 上は先日も手掛けたBRAUN のAudio 310と同形機で、下は同 Audio
300。 因みに先日手掛けた Audio 310 は陳列した途端に売れて仕舞ったとのお話だった。

都内に出掛けると伺ったご主人と奥様が対応してくれたが、予定を変更し待っていて頂いた様
だった。 Kさんはエスプレッソ用のカップをペアでお求めになった様だったが長居をしてはご迷
惑なので適当に切り上げ我が家の近くまでお送り頂いた。

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AMPEX, PR-10 Professional Recorder

2016-04-17 19:12:36 | Weblog

昨日のミーティングで話が出た AMPEX の PR-10 を貰って呉れないかとの電話を昼前に頂きお
待ちすることにしたが、午後再度電話を頂き雨風が強いので来週で宜しいかと話が変わったが
やがて風雨も収まった頃これから伺っても宜しいかとの連絡を頂いた。 そろそろ到着するの
ではないかと表に出たところ的中し、Kさんが丁度車から台車に載せ換えたところだった。

上は PR-10 用のリモート・コントローラ。  (このリモコンではRew.も機能するとのお話だったが)。

今回ケースに入った(Rew.以外一応機能する)物と、ケースの無い物の計2台を頂戴した。

この機種のサービス・マニュアル等一切無いがせめて回路図は入手したいところであります。

4月18日  Kさんが今回の機種等に付いて書かれた物を添えて呉れたので昨夜目を通し、ネーム
プレートを持ち上げると各テープの特性に合わせたバイアス調整 (下の画像) が在ることを知った。

4月19日 Rew.が機能しないとのことだったのでケースに入って無い方で構造を診てみた。

上の画像に見えているベルトの使い道が不明、何方かが間違えて加えた物の様だった。

F.F.及びRew.は夫々ベルトが掛けられておりプッシュ・ボタンで電磁クラッチをON-OFFし、機能
させている様だった。

電磁クラッチ部分の直流抵抗は約390Ωだったが一寸抵抗値が高い気がする。

構造は分かったので次はケースに入った方のベルトと電磁クラッチを診てみよう。  インターネット
でサービス・マニュアルを探してみたがアンプの一部が記された1ページの物が幾つかのサイトで
見付かったが他の物は見付からなかった。 電磁クラッチ等制御部分の回路を知りたいのだが。

4月20日 どうせならと昨日までの物の埃を払い、ケースに入っていた物に取り掛かった。

中身を取り出しハハーンなる程となったのは Rew. 用のベルトが見事に切れていた。

今回は良好に動く物があるので比較は簡単だがベルトの太さが一回り細かった。

因みに昨日までの物は CAT. No. 96200-05 S/N 194、今日取り掛かったのはCAT. No.96200-01
S/N 373 だった。 (実は制御系?電源部?に違いが在る様で昨日の物は単独で動いたのだが)

ベルトを作り動かしてみたが良好に機能した。 今回切れていたベルトを少し伸ばしたのが下の
画像で可成り劣化していた。 他のベルトも切れる可能性が有りそう。

今回の物には上のラベルが貼られており改めて60 Cycle と気付かされた。 もう一台は不明。

 

アンプ部分に取り掛かった。 念の為今日は部品屋さんでキャノン・コネクタを1式購入しておいた。

一部近年手が加えられていた。

ネットで手に入るのはこの回路図だけだったが、再生回路と想われる 6DJ8 の後段のカソード
が直流的にはグランドから浮いており、4μFでしか繋がっていないがこれで機能するのか?

上の回路図には12AX7(x2) と 6DJ8(x2) しか記されて無いが実際には他に 12BH7、6AW8(x2)
6BK7B(x2) の合計7球が使われている。 

イコライザーはRecord用の7pinの物とReproduce用の9pinの物が有り簡単に交換できる様になっ
ていた。 装填されていた物には 7.5 NAB-15 NAB と記されていた。

4月21日 ケースに組み込み動作させてみたが添えて頂いたテープは録音が為されて無いもの
の様だった。 これはこのままとしてもう1台のアンプを診てみた(こちらは以前実際に使った物)。

昨日診たアンプでは6BK7B (x2) が使われているところに 6DJ8 (x2) が使われていた。

アチコチに手が加えられていたが、特に消去ヘッド用出力に TEAC の消去ヘッドが別に付けられ
ていたがこの目的が不明。

イコライザーのReproduce 側の物には調整用の穴が開けられていた。 下の画像に見られる録
音ヘッド用コネクタも後から換えられた国産の物。

全くの余談だが今日は15-16時の間にT自動車さんのサービス部門の方が(以前ラジオメーカー
経由で修理した)ラジオに一部追加工事をして欲しいと云うことで昭和30年代の物をお持ちにな
るとのことで待機していたが、4時を過ぎてもお見えにならず暫くして今日は都合が悪くなったの
で明日伺いたいとの電話が有り、思わず声を荒げて仕舞った。 都内の何処から来るのかは知
らないが固定電話からだったので未だ自社に居ると云うことになる。 その昔、逆の立場の経験
もしたが客先との約束の時間に間に合いそうも無いとなった時は真っ先にその旨の連絡をすべ
きと思うのだが今の若い方には別の考えが有るのだろうか? 古い人間には理解出来ない。

閑話休題、今日は別のアプローチの仕方でPR-10の回路を探した結果、略全体をカバーしてい
ると想われる物を見つけることが出来た。 ただそれをプリントアウトし眺めながら解せないこと
が見付かった。 回路図では録音側に12AX7-12AX7-6AW8A(T)-6AW8A(P) の2球が使われて
いる。 また再生側には12AX7-12AX7-6DJ8-6DJ8の2球が使われていた。 これら以外にはバ
イアス発振用の12BH7も使われているが上に記したラインナップは飽くまで片チャンネル用で2
チャンネル(ステレオ対応)とするにはその倍を要するので合計9球となるハズなのだが、7球し
か無いのは何故なのか? 

しかし今日見付かった回路図はどう見てもモノラル仕様の回路だがモノラル用のPR-10も在った
のだろうか? この機種の歴史に付いて記されたサイトが在ったと想うのでもう一度見てみよう。 

4月22日 昨日のT自動車さんの真空管ラジオえの追加工事を朝一で終わらせ、昨日に続きPR-
10 に付いての調べを再開した。 今朝通勤の電車内で回路を眺めながら昨日見付けたサイトの
Brian Roth 氏にメールを送ってみるかとも考えていたがそれは最後の手に取っておいた。
サテ、改めて調べてみると PR-10 にはモノラル・タイプが有ることが分かり、また別のサイトで2
チャンネルの回路も見付かった。 早い話2チャンネルの物では一部の回路が録音/再生両方に
使われていて真空管の数を減らしていた。 (昨日見付けたのは PR-10 mono のものだった)

 

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松下 UW-275 マジック・アイ付き5球ポータブルラジオ

2016-04-17 12:44:35 | Weblog

今日お預かりしたのは松下の電池管ポータブル・ラジオ UW-275 でマジック・アイ付きの3way
5球。 この種の電池管ポータブル・ラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ラインナップは松下のDシリーズ 1AB6/DK96-1AJ4/DF96-1AH5/DAF96-3Y4/Dl97-DM71。

マジック・アイ (DM-71) は良好に発光していた。

尿素樹脂製のケースの一部(ロッド・アンテナ)を通す凹みの辺りに若干欠けが診られた。

 

4月18日 ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かり好結果を得た。 音量/音質、感度も問題無し。

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2016年4月の AWC (Antique Wireless Club) ミーティング

2016-04-16 21:38:26 | Weblog

今日は都内で AWC のミーティングが有り昼前に仕事場を後にした。 今回は10数年振りにご参
加頂いた多摩市のHさん初め6人での集まりとなった(横浜市のMさんは体調不良の為お休み)。
AWCえの入会に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。

各自から近況を伺ったが松本でラジオ博物館を開いているOさんからは先日他界されたラジオ収
集家Sさんの遺品の一部である本来の松下当選号(3球)や、その後の4球の物が紹介され、また
このところの特別展に展示中の自作ラジオと、昭和30年頃に長野で開局されたアマチュア無線局
の送信機、受信機等の装置全て(当然ながら全て自作)と当時開局、或いは運用上発生した諸々
の改造に関する申請書類が丸ごと残されていると伺い驚かされた。 次いでJさんからは先頃手掛
けたICF-6800、或いはFostexの8チャンネル・オープンリール、シャープのラジオ+レコードプレーヤ
の修理に関するお話を頂いた。 Hさんからは以前伺った折にSONYのカセット・デンスケの修理依
頼を頂き直したが、他にWM-D6もお持ちとのことだったので近々診させて頂こう。 先頃入会され
た福生在住のHさんからはこの2ヶ月程取り組んでいるパイオニアのトライ・アンプの修理に付いて
お話頂いたが大変だった様子が言葉の端々から伺えた。

我が家の隣町にお住まいのKさんからはQuadの真空管アンプ 22 の修理に付きお話頂いたが2
台お持ちのAmpexのオープンリールを貰ってくれないかとのお話があったがサテ、修理は困難そ
うなのでどうするか? 最後にみんなに実際の画質を見て貰おうと持ち主に許可を頂き、昨日修
理を終えたばかりのセイコー TV-Watch, T001 を持ち込み画像を見て貰った。

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Becker, Europa MU Stereo?

2016-04-11 11:03:49 | Weblog

昨日時間切れで受け取れず今日になって仕舞ったが、Becker Europa MU Stereo と想われる機
種で修理のご依頼を頂いた。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

改造はパイロット・ランプとFMステレオのインジケーターを本来の機能とは関係無く外部電源で
点灯させているものだった。 何故この様な改造を行うのか理解に苦しむ。

幾つか改造されていたがFMは問題無く機能したがAMは全く機能せずこちらが通常取り組んでい
る1970年代より後の物の様だった。 この種の実装密度の高い機種で回路図が無いのは致命的
で資料が有る場合の数倍の時間を要して仕舞う可能性が高い。

 

4月12日 先ずはFMのカバレッジの改造に取り掛かった。 

次いでAMの修理に取り掛かったが、全く動作しないのでは無く非常に感度が低いことが分かった。
調べを進めた結果一つは上の画像に見られる赤いリード(アンテナ補正トリマ)が切られていた。

もう一点は上の画像に見えているAM用コイル3個の左のコイルを固定するプラスチック製の爪が折
れておりコイルが少し飛び出していたのが感度に大きく関係していた。 無闇に改造するのは危険。

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Orbit, 7-14D Proportional Radio Control

2016-04-09 14:37:33 | Weblog

   今日の午後一番でお預かりしたのは Orbit のデジタル・プロポ 7-14D で手許の同社1967年カタ
ログに登場している。 全くの余談だが今日の午前中に修理を終わらせた物もこのラジコン装置
も共に北九州市の方々からだった。    この種のラジコン装置の修理、改造に付きましてはこちら
の ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

前回手掛けた Orbit の物の型番を失念しているが見た感じでは似通った物だった。 電池を交換
したりしたが、先日急に送信機のメーターが振れなくなって仕舞ったとのお話だった。

早速通電してみた。 回路に問題無く電圧は加わっていたが伺った通りメーターは振れなかった。

水晶に問題が有りそうだったので手許に在った27MHz台の水晶に交換してみた。

予想は的中し問題無く出力が出る様になった。 幸いいつもの部品屋さんにこの27.145MHzの
水晶の在庫が在ったので近々購入してこよう。

未だ通電はしていないが次は受信機に取り掛かることにしよう。

 

受信機用の電源は回路を追い分かったが他に在る2本が何の為の物か不明?

その後1本(緑)は検波出力モニター用と想われた。 またご依頼主に伺ったところサーボ用の別
電源は無かった様なので受信機と同じ物(5V)が使われているとするとその中間の2.5Vが使われ
ていた可能性が高い。 接続図等が在れば何のことは無いが人様からお預かりした物なので慎
重にならざるを得ない。   (Ni-Cd電池が充電出来ないので単三に交換されたとのお話だったが
元々の接続が分かれば何も問題は無かったのだが残念!)

4月10日 昨日は帰路遠回りをして部品屋さんで水晶を買って来た。 (念の為受信用の物も購入)

受信機の電源は多分これで間違い無いだろうと想像した通りに接続した。

送信機にダミーのアンテナを付け、実際にサーボの動作を確認したが全て良好に動作した。

最後にオリジナルのバッテリー・チャージャーの中身を見てみたがその単純さに唖然! まあ充
電出来ればそれ以上のことは必要無いのだが、しかし何ともシンプルなのでありました!

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AOR, SR2000 (FFT Frequency Monitor)

2016-04-07 21:32:30 | Weblog

今日の午後お預かりしたのは AOR の SR2000 で R F部に電源が入らなく無くなって仕舞ったとの
お話だった。  この種の受信機 (Frequency Monitor)の修理に付きましてはこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

電源の入力部分の状態を確認すべく分解を進めて行った。

イヤハヤ電源入力は奥の奥、下の下と云う感じの所に在り、分解するだけで可也の時間を要し
て仕舞い今日は時間切れとなってしまったので続きはまた明日。

4月9日 昨日最後の手として若干の改造を考えていたがそれは無理と分かり、再度構造を細かく
確認した結果問題の根本原因が分かり早速修正を加えた結果良好となった。

組み立て、実際に動作させて問題が無いことを確認した。

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SEIKO, TV-Watch T001 (セイコー テレビウォッチ) 再

2016-04-07 15:34:56 | Weblog

 先日この機種を合計5台診させて頂いたがその中で2台のみが動作し、残りの3台は動作しなか
ったが動作するものとの比較が出来る様になったのでご依頼主に相談し駄目元で再度取り組ま
せて頂くことになった。  この種の小型テレビの修理、動作確認に付きましてはこちらの ホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

何はともあれ分解に取り掛かった。 分解法を記したものが在ればやり易いのだろうが何も無く
まさにパズルを解く様なものなのであります。

パターンが可也傷んでいる部分が見付かった。 この機種に使われている電解コンデンサも
四級塩を使ったタイプなのだろうか?

別の基板にも足に緑青が見られる部品が幾つか見られた。

上の基板はフロント・エンドとVIF等が含まれていると想われる物でICは4個が使用されている
が実はもっと実装密度の高い物を想像していた。

こちらの基板は電源入力と若干の回路でフラットパッケージのICが一つだけ。

上の画像に見られる電解コンデンサが4つまとまっている辺りのパターンが傷んでいる可能性大。

(RF部)パターン面に傷みが診られた部分のコンデンサを外してみた。 47μF/6.3V (x2)

電解コンデンサの下を走っていたパターンが心配だったが問題は無かった。

4月8日 昨日今日と調べを進めた結果幾つかのことが分かって来たので近日中にそれらを纏めて
AWCで報告したいが上の画像に見られる高周波回路の基板に使われているIC、4個は映像信号、
音声信号、及びFMのフロント・エンドを担っているものと分かった。 またもう一方の基板は音声(ス
テレオ)アンプと電源回路等が含まれている様だった。 このことから本体からは映像信号と同期信
号、及び電源電圧が液晶(ディスプレイ)に出力されている様だった。 この機種に明るいドイツの方
をフランスの友人に紹介して貰ったので回路図の入手に付いて問い合わせたが回答は未だ無い。 
使われている小型電解コンデンサを無駄になるかも知れないが夕方3式購入しておいた。

4月10日 先に分解した物は一旦置いておいて動作の良好な物と動作しない物の比較をしてみた。 
結果+12Vと想われる出力がゼロだった機種と、電源出力3系統が全て出力されて無い物が在った。
これら電源の問題は何とかなりそうなので時間を作り先に進んでみよう。

4月13日 液晶ディスプレ部分の蓋を開けてみた。 

次いで電解コンデンサの一部を交換し、先日二つに分けた2枚の基板を一つに戻し通電したが
出力端には電圧が出て来なかった。  出力端側からと電源側から夫々回路を追ってみたが両
面基板が2枚重なっている為、回路を当れるのは外側のみだけなので折角組み立てたがもう一
度分解し、2枚の間を長めのケーブルで結び通電状態で回路を追うのが良さそうだった。

 

回路図や部品配置図が有れば直ぐに分かることだが何も無いと手探りとなり多くの時間を費やす。

4月14日 昨日部品屋さんで買ってきたフラット・ケーブルだがどうもそのままよりバラバラにした
方が良さそうだったのでバラバラにし、2枚の基板間を繋いだ(フラット・ケーブルの意味無し)。

 

幸い良好に機能し出し思わずガッツポーズを取って仕舞った。 一部高周波特性を無視した繋ぎ
方をしている為か解像度が若干落ちている。 サテ本来の繋ぎ方でどうなるか!

未だ完了したのは1台だけだが思い切って時間を掛け回路を追った甲斐が有って、多くのことが
分かり2台目、3台目は1台目に比べれば短時間で何とか修復出来そうだった。

この機種ではパターン(スルーホール部分?)に問題が在り修復が困難だったので3本を加えた。

4月15日 2、3台目も良好に機能する様になりこれでお預かりした5台は全て動作する様になった。
 

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Futaba, FP-T5NH Challenger (Digital Proportional Radio Control System)

2016-04-06 15:46:21 | Weblog

 

一昨年5月だったか、桶川のホンダ・エアポート近くの河川敷に作られたラジコン用の飛行場で
開催されたラジコン大会で知り合ったカリフォルニア在住のRさんから国際電話を頂いた。 
彼はOrbitの熱心なコレクターとしても有名だが、彼の友人が持っていたOrbitのラジコン・セッ
トを九州の方にお譲りしたが具合が悪い様なので診て欲しいと云うものだった。  このことがき
っかけとなり先日手に入れたフタバのラジコン送信機と受信機を診てみた。  この種のラジコン
装置の修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ
下さい。  *今日はカメラを我が家に忘れて来たので画像は明日。

 

4月11日 昨日夕方中々Beckerのカーラジオが届かず、簡単な電源を作って動作を診てみた。 未
だ絶対では無いがどうも送信機に問題が在る様だった。 どうも変調に問題が在る様だった。

4月11日 調べを進めた。 高周波出力に問題は無かったが変調が掛かっておらず当然サーボ
は全く機能しなかった。

変調部分を細かく診た結果この回路の心臓部とも云えるエンコーダー用IC、NE5044N のRef.用
出力(5V/20mA)がゼロだった。 このことことからこのICが壊れている可能性が高く入手に付い
て調べた結果国内では調達が困難そうだった。 香港の業者に問い合わせを出しておいたがど
の様な答えが返って来るか?

ところで今回のIC、NE5044N Programable seven-channel RC encoder はラジコン用に開発され
たICでパルス幅変調に必要な機能を全て備えた優れ物だがその為これが壊れると最早何も機
能しない。

4月13日 メーカーに NE5044N の入手の可否を確かめてみたが2001年でサポートは終了して
おりまた部品の販売はしていないとの半ば想定していた回答が送られて来た。 サテこうなると
香港か米国に発注する必要が有る(中国には何があっても頼みたく無い)。

4月14日 香港と米国に問い合わせを出しておいたが、米国の物は送料が$40.以上と記されて
いたのでもっと低額で送れないか尋ねてみたがこの方法以外では追跡が出来ないので無理と
のことで送料$6.程の香港に発注したが3週間を要する様だった。 この続きはICが届いてから。

 

4月30日 香港に発注していた物が届いた(昨日の夕方一度配達されたものの夕方から秋葉原
に出掛けて仕舞ったので今日になった)。

早速交換し動作を確認したが良好で一安心。 下は変調信号だが高周波成分が混入している。

5チャンネル仕様の送信機だがICその物は7チャンネルまで増設可能。 サーボも問題なく動いた。

 

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SONY, ICF-C55 Digital 24 (1981)

2016-04-06 15:43:16 | Weblog

 

今日お預かりしたのは SONY, ICF-C55 で経験の無い機種だが問題は時計部分では無く、ラ
ジオの音声出力が無いのが問題とのお話だったので何とかなるかと取り組んだ。 この種の
ラジオの修理に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお
問い合わせ下さい。

調べを進めたがラジオ部分に電圧が加わって無かった。 電源部に問題は無さそうだったので
何とも解せないが回路図が在れば直ぐに原因は分かりそうだが。 どうも時計回路でラジオ部
の制御も行っている様だった。 (回路図も米国から$22.程で買えないことも無いのだが)。
基板を調べた結果、電源ラインと思われるパターンが見付かったので外部から9Vを加えたとこ
ろラジオ部分は良好に機能したのでご依頼主にその旨報告しようと組み立てたが、何故か動
作しなくなって仕舞いスッカリ戦意を喪失して仕舞った。

4月7日 昨日の結果は何とも悔しいので朝から再度取り組んでみた。 結果良好に機能したの
で内蔵の電源を改造し、適当なスイッチを設ければラジオとしては使えるがどうするか?

時計部分も時刻合わせには問題が在ったが一応合わせ、実際に動作させたが良好だった。

4月10日 ご依頼主から思い入れの有る物なので何とか直したいとの強いご希望が有ったのでな
らばと今日ドイツにサービス・マニュアルを発注した。 多分1週間程で届くのでは無いかと想う。

4月18日 サービス・マニュアルが昨日の夕方ドイツから届いた様だったが生憎夕方は出掛けて
いて今日の午後受け取り早速改めての修理に取り掛かった。

時計の制御はLSIに依って為されており最早手の出し様は無いかと諦め掛けたが上面右に在る
スイッチ3つの内の手前のスイッチの動きに違和感が有った(常時ONとなっている様感じた)。

この為、接点をクリーニングするだけでは無く、可動部分にスポンジを詰め、常時OFFとした。

これが功を奏したかどうかは定かでは無いが一応設定した時間でラジオが動作してくれ、3度程
確かめてみたが良好に機能した。 今日はここで時間切れとなった。

この機種の本来の取り扱い方を知らず、全ての機能を確認出来た訳では無いが何とか使えそう
なので後は明日元の形に戻して終わりとしよう。 

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SONY, 1R-81 (1966)

2016-04-05 20:37:40 | Weblog

 

今日は夕方時間が出来たので先日フロリダの友人から届いた SONY, 1R-81のレストアに取り掛か
った。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

電池用の電極は緑青が激しかったので外しクリーニングを行った。

VRに問題が診られたので手元に在った同型の物に換えたがスイッチの接点の絶縁が必要。

4月8日 動作確認を終えたので基板を組み込み、VRもスイッチ部分を絶縁し組み込んだがツマ
ミを固定するネジのサイズと、凹み部分のサイズが若干異なっていた。 動作はしているが音量
が若干不足していたので調べたところ低周波段前段のエミッタに入っているケミコン100μFが容
量抜けを起こしていたが直径4φ程の物でここまで小さなアルミ電解コンは手元に無くどうするか?

4月15日 エミッタ回路のパスコン100μF/1Vを交換したいが同じ様なサイズのアルミ電解コンデ
ンサは入手出来ず、積層セラミックしか可能性が無かったが手元に在る47μF/6.3Vしか無く長手
方向に二つを重ねると元々の物のサイズ3.5φx8.5mmを少し超えて仕舞いそうなので横に二つ
を重ねて何とか組み込んで。

 

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BRAUN, Audio 300, Audio 310 + L410 (x2)

2016-04-02 16:08:55 | Weblog

 

今日お預かりしたのは BRAUN の Audio 300 (1969) と Audio310 (1971) でこちらにとっては比較
的新しいモデルと云える。 この種のオーディオ機器の修理、改造に付きましてはこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ターンテーブルがキチント回らないことがあり、電源スイッチに問題が在りそうとのお話だったが
実際は機構的な問題の様だった。 今日は時間切れとなったので細かくは明日確認してみよう。

4月3日 何せ初めて手掛ける機種なので不明な点が多いが実用上問題無くレコードを聴くこと
が出来る様にすることは可能そうだった。 但し本来の動きを知らないので細かい点は不明。

4月5日 FMのカバレッジの改造に取り掛かった(底板の固定ネジが一部無く、また一部はタッピ
ング・ビスが使われていた。 ゴム脚も一部欠けていた)。 日本バンドえの改造は上手く行った。

 

4月3日 こちらの機種には大きな問題が二つ診られた。 先ずトーンアームの支点の位置が低
過ぎ針が盤面に当らない。 何とも解せなかったがどうもトーンアームの回転軸を支えている部
分の位置に問題が在る様だった。  ここも何とかなりそうだったが、この様な初めて手掛ける機
種の機構部分の問題を見積もるのは実際に手掛けてみなければ何ともハッキリしない。 他に
選局ツマミ(AM/FM各々)が空転しており、ダイアル糸の張り方が間違っている可能性が高いが
サービス・マニュアル無しで取り組むのは非常に効率が悪いがどうするか?

4月4日 ゴーサインを頂いたので選局ツマミの空転の問題に取り掛かった。 

選局ツマミが空転すると云う問題は経験が無く解せなかったが先ずAM側のダイアル糸のテンショ
ンを増やしてみた。 またドライブ・シャフトのところで滑っている様なので溶剤で脂分を落とした。
次いでFM側に移り、同様テンションを増やそうとしたところ....パンとダイアル糸が切れて仕舞った。 
最も恐れていたことが現実となって仕舞い、この後想定した時間の倍近い時間を要して仕舞った。

何とかFM側に新たなダイアル糸を張り好結果が得られたので組み立てに取り掛かった。

ヤレヤレと組上げ動作を確認してみたがAM/FM共に改善はされたが残念ながら空転の問題は残
っていた。 さりとて無闇にテンションを上げるとダイアル糸が切れて仕舞う可能性が有り困った!

何も聴こえないのでは問題なのでAM(MW)はFEN、またFMはワイドFMのTBSを選んでおいた。

4月5日 気を取り直し再度選局ツマミの空転に取り掛かった。 AM側の問題は上の画像に見ら
れるバリコンのローターが何とも重く空転していた。 通常画像に見えているマイナスのネジを調
整することでギャップや回転トルクを調整出来るのだがこのネジが全くビクともしない。

FM側は駄目元でプーリー5箇所に注油した結果スンナリ動いてくれた。

一度諦め掛けたがネジ山を削り再度取り組んだが回らなかった。 最後にネジ山に合わせて削った
マイナスのビットを作りトライしてみたが全く回せなかった。 (インパクト・ドライバーは持っていない)

 

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シャレード用カーラジオ、 クラリオン RM-1006E

2016-04-02 10:20:52 | Weblog

今日お預かりした1台目はシャレードに使われている物と伺ったクラリオン製のカーラジオで早速
動作を診てみたが幸か不幸か全く問題は診られなかった。  この種のカーラジオの修理、改造に付
きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

4月14日 昨日部品屋さんで先日お預かりしたスピーカーと同様のサイズの物を探してみた。 取り
付け方は異なるが多分使えると想えるサイズだった。

 

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