昨日時間切れで受け取れず今日になって仕舞ったが、Becker Europa MU Stereo と想われる機
種で修理のご依頼を頂いた。 この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
改造はパイロット・ランプとFMステレオのインジケーターを本来の機能とは関係無く外部電源で
点灯させているものだった。 何故この様な改造を行うのか理解に苦しむ。
幾つか改造されていたがFMは問題無く機能したがAMは全く機能せずこちらが通常取り組んでい
る1970年代より後の物の様だった。 この種の実装密度の高い機種で回路図が無いのは致命的
で資料が有る場合の数倍の時間を要して仕舞う可能性が高い。
4月12日 先ずはFMのカバレッジの改造に取り掛かった。
次いでAMの修理に取り掛かったが、全く動作しないのでは無く非常に感度が低いことが分かった。
調べを進めた結果一つは上の画像に見られる赤いリード(アンテナ補正トリマ)が切られていた。
もう一点は上の画像に見えているAM用コイル3個の左のコイルを固定するプラスチック製の爪が折
れておりコイルが少し飛び出していたのが感度に大きく関係していた。 無闇に改造するのは危険。