テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

大倉山のKivillさんを訪ねて

2016-04-17 19:22:33 | Weblog

Kさんご夫妻のこの後の予定を伺ったところ特に無いとのお話だったので車で20分程のKivillさん
にご一緒することにした。 上は先日も手掛けたBRAUN のAudio 310と同形機で、下は同 Audio
300。 因みに先日手掛けた Audio 310 は陳列した途端に売れて仕舞ったとのお話だった。

都内に出掛けると伺ったご主人と奥様が対応してくれたが、予定を変更し待っていて頂いた様
だった。 Kさんはエスプレッソ用のカップをペアでお求めになった様だったが長居をしてはご迷
惑なので適当に切り上げ我が家の近くまでお送り頂いた。

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AMPEX, PR-10 Professional Recorder

2016-04-17 19:12:36 | Weblog

昨日のミーティングで話が出た AMPEX の PR-10 を貰って呉れないかとの電話を昼前に頂きお
待ちすることにしたが、午後再度電話を頂き雨風が強いので来週で宜しいかと話が変わったが
やがて風雨も収まった頃これから伺っても宜しいかとの連絡を頂いた。 そろそろ到着するの
ではないかと表に出たところ的中し、Kさんが丁度車から台車に載せ換えたところだった。

上は PR-10 用のリモート・コントローラ。  (このリモコンではRew.も機能するとのお話だったが)。

今回ケースに入った(Rew.以外一応機能する)物と、ケースの無い物の計2台を頂戴した。

この機種のサービス・マニュアル等一切無いがせめて回路図は入手したいところであります。

4月18日  Kさんが今回の機種等に付いて書かれた物を添えて呉れたので昨夜目を通し、ネーム
プレートを持ち上げると各テープの特性に合わせたバイアス調整 (下の画像) が在ることを知った。

4月19日 Rew.が機能しないとのことだったのでケースに入って無い方で構造を診てみた。

上の画像に見えているベルトの使い道が不明、何方かが間違えて加えた物の様だった。

F.F.及びRew.は夫々ベルトが掛けられておりプッシュ・ボタンで電磁クラッチをON-OFFし、機能
させている様だった。

電磁クラッチ部分の直流抵抗は約390Ωだったが一寸抵抗値が高い気がする。

構造は分かったので次はケースに入った方のベルトと電磁クラッチを診てみよう。  インターネット
でサービス・マニュアルを探してみたがアンプの一部が記された1ページの物が幾つかのサイトで
見付かったが他の物は見付からなかった。 電磁クラッチ等制御部分の回路を知りたいのだが。

4月20日 どうせならと昨日までの物の埃を払い、ケースに入っていた物に取り掛かった。

中身を取り出しハハーンなる程となったのは Rew. 用のベルトが見事に切れていた。

今回は良好に動く物があるので比較は簡単だがベルトの太さが一回り細かった。

因みに昨日までの物は CAT. No. 96200-05 S/N 194、今日取り掛かったのはCAT. No.96200-01
S/N 373 だった。 (実は制御系?電源部?に違いが在る様で昨日の物は単独で動いたのだが)

ベルトを作り動かしてみたが良好に機能した。 今回切れていたベルトを少し伸ばしたのが下の
画像で可成り劣化していた。 他のベルトも切れる可能性が有りそう。

今回の物には上のラベルが貼られており改めて60 Cycle と気付かされた。 もう一台は不明。

 

アンプ部分に取り掛かった。 念の為今日は部品屋さんでキャノン・コネクタを1式購入しておいた。

一部近年手が加えられていた。

ネットで手に入るのはこの回路図だけだったが、再生回路と想われる 6DJ8 の後段のカソード
が直流的にはグランドから浮いており、4μFでしか繋がっていないがこれで機能するのか?

上の回路図には12AX7(x2) と 6DJ8(x2) しか記されて無いが実際には他に 12BH7、6AW8(x2)
6BK7B(x2) の合計7球が使われている。 

イコライザーはRecord用の7pinの物とReproduce用の9pinの物が有り簡単に交換できる様になっ
ていた。 装填されていた物には 7.5 NAB-15 NAB と記されていた。

4月21日 ケースに組み込み動作させてみたが添えて頂いたテープは録音が為されて無いもの
の様だった。 これはこのままとしてもう1台のアンプを診てみた(こちらは以前実際に使った物)。

昨日診たアンプでは6BK7B (x2) が使われているところに 6DJ8 (x2) が使われていた。

アチコチに手が加えられていたが、特に消去ヘッド用出力に TEAC の消去ヘッドが別に付けられ
ていたがこの目的が不明。

イコライザーのReproduce 側の物には調整用の穴が開けられていた。 下の画像に見られる録
音ヘッド用コネクタも後から換えられた国産の物。

全くの余談だが今日は15-16時の間にT自動車さんのサービス部門の方が(以前ラジオメーカー
経由で修理した)ラジオに一部追加工事をして欲しいと云うことで昭和30年代の物をお持ちにな
るとのことで待機していたが、4時を過ぎてもお見えにならず暫くして今日は都合が悪くなったの
で明日伺いたいとの電話が有り、思わず声を荒げて仕舞った。 都内の何処から来るのかは知
らないが固定電話からだったので未だ自社に居ると云うことになる。 その昔、逆の立場の経験
もしたが客先との約束の時間に間に合いそうも無いとなった時は真っ先にその旨の連絡をすべ
きと思うのだが今の若い方には別の考えが有るのだろうか? 古い人間には理解出来ない。

閑話休題、今日は別のアプローチの仕方でPR-10の回路を探した結果、略全体をカバーしてい
ると想われる物を見つけることが出来た。 ただそれをプリントアウトし眺めながら解せないこと
が見付かった。 回路図では録音側に12AX7-12AX7-6AW8A(T)-6AW8A(P) の2球が使われて
いる。 また再生側には12AX7-12AX7-6DJ8-6DJ8の2球が使われていた。 これら以外にはバ
イアス発振用の12BH7も使われているが上に記したラインナップは飽くまで片チャンネル用で2
チャンネル(ステレオ対応)とするにはその倍を要するので合計9球となるハズなのだが、7球し
か無いのは何故なのか? 

しかし今日見付かった回路図はどう見てもモノラル仕様の回路だがモノラル用のPR-10も在った
のだろうか? この機種の歴史に付いて記されたサイトが在ったと想うのでもう一度見てみよう。 

4月22日 昨日のT自動車さんの真空管ラジオえの追加工事を朝一で終わらせ、昨日に続きPR-
10 に付いての調べを再開した。 今朝通勤の電車内で回路を眺めながら昨日見付けたサイトの
Brian Roth 氏にメールを送ってみるかとも考えていたがそれは最後の手に取っておいた。
サテ、改めて調べてみると PR-10 にはモノラル・タイプが有ることが分かり、また別のサイトで2
チャンネルの回路も見付かった。 早い話2チャンネルの物では一部の回路が録音/再生両方に
使われていて真空管の数を減らしていた。 (昨日見付けたのは PR-10 mono のものだった)

 

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松下 UW-275 マジック・アイ付き5球ポータブルラジオ

2016-04-17 12:44:35 | Weblog

今日お預かりしたのは松下の電池管ポータブル・ラジオ UW-275 でマジック・アイ付きの3way
5球。 この種の電池管ポータブル・ラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

ラインナップは松下のDシリーズ 1AB6/DK96-1AJ4/DF96-1AH5/DAF96-3Y4/Dl97-DM71。

マジック・アイ (DM-71) は良好に発光していた。

尿素樹脂製のケースの一部(ロッド・アンテナ)を通す凹みの辺りに若干欠けが診られた。

 

4月18日 ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かり好結果を得た。 音量/音質、感度も問題無し。

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