テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

AOR, SR2000 (FFT Frequency Monitor)

2016-04-07 21:32:30 | Weblog

今日の午後お預かりしたのは AOR の SR2000 で R F部に電源が入らなく無くなって仕舞ったとの
お話だった。  この種の受信機 (Frequency Monitor)の修理に付きましてはこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

電源の入力部分の状態を確認すべく分解を進めて行った。

イヤハヤ電源入力は奥の奥、下の下と云う感じの所に在り、分解するだけで可也の時間を要し
て仕舞い今日は時間切れとなってしまったので続きはまた明日。

4月9日 昨日最後の手として若干の改造を考えていたがそれは無理と分かり、再度構造を細かく
確認した結果問題の根本原因が分かり早速修正を加えた結果良好となった。

組み立て、実際に動作させて問題が無いことを確認した。

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SEIKO, TV-Watch T001 (セイコー テレビウォッチ) 再

2016-04-07 15:34:56 | Weblog

 先日この機種を合計5台診させて頂いたがその中で2台のみが動作し、残りの3台は動作しなか
ったが動作するものとの比較が出来る様になったのでご依頼主に相談し駄目元で再度取り組ま
せて頂くことになった。  この種の小型テレビの修理、動作確認に付きましてはこちらの ホー
ムページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

何はともあれ分解に取り掛かった。 分解法を記したものが在ればやり易いのだろうが何も無く
まさにパズルを解く様なものなのであります。

パターンが可也傷んでいる部分が見付かった。 この機種に使われている電解コンデンサも
四級塩を使ったタイプなのだろうか?

別の基板にも足に緑青が見られる部品が幾つか見られた。

上の基板はフロント・エンドとVIF等が含まれていると想われる物でICは4個が使用されている
が実はもっと実装密度の高い物を想像していた。

こちらの基板は電源入力と若干の回路でフラットパッケージのICが一つだけ。

上の画像に見られる電解コンデンサが4つまとまっている辺りのパターンが傷んでいる可能性大。

(RF部)パターン面に傷みが診られた部分のコンデンサを外してみた。 47μF/6.3V (x2)

電解コンデンサの下を走っていたパターンが心配だったが問題は無かった。

4月8日 昨日今日と調べを進めた結果幾つかのことが分かって来たので近日中にそれらを纏めて
AWCで報告したいが上の画像に見られる高周波回路の基板に使われているIC、4個は映像信号、
音声信号、及びFMのフロント・エンドを担っているものと分かった。 またもう一方の基板は音声(ス
テレオ)アンプと電源回路等が含まれている様だった。 このことから本体からは映像信号と同期信
号、及び電源電圧が液晶(ディスプレイ)に出力されている様だった。 この機種に明るいドイツの方
をフランスの友人に紹介して貰ったので回路図の入手に付いて問い合わせたが回答は未だ無い。 
使われている小型電解コンデンサを無駄になるかも知れないが夕方3式購入しておいた。

4月10日 先に分解した物は一旦置いておいて動作の良好な物と動作しない物の比較をしてみた。 
結果+12Vと想われる出力がゼロだった機種と、電源出力3系統が全て出力されて無い物が在った。
これら電源の問題は何とかなりそうなので時間を作り先に進んでみよう。

4月13日 液晶ディスプレ部分の蓋を開けてみた。 

次いで電解コンデンサの一部を交換し、先日二つに分けた2枚の基板を一つに戻し通電したが
出力端には電圧が出て来なかった。  出力端側からと電源側から夫々回路を追ってみたが両
面基板が2枚重なっている為、回路を当れるのは外側のみだけなので折角組み立てたがもう一
度分解し、2枚の間を長めのケーブルで結び通電状態で回路を追うのが良さそうだった。

 

回路図や部品配置図が有れば直ぐに分かることだが何も無いと手探りとなり多くの時間を費やす。

4月14日 昨日部品屋さんで買ってきたフラット・ケーブルだがどうもそのままよりバラバラにした
方が良さそうだったのでバラバラにし、2枚の基板間を繋いだ(フラット・ケーブルの意味無し)。

 

幸い良好に機能し出し思わずガッツポーズを取って仕舞った。 一部高周波特性を無視した繋ぎ
方をしている為か解像度が若干落ちている。 サテ本来の繋ぎ方でどうなるか!

未だ完了したのは1台だけだが思い切って時間を掛け回路を追った甲斐が有って、多くのことが
分かり2台目、3台目は1台目に比べれば短時間で何とか修復出来そうだった。

この機種ではパターン(スルーホール部分?)に問題が在り修復が困難だったので3本を加えた。

4月15日 2、3台目も良好に機能する様になりこれでお預かりした5台は全て動作する様になった。
 

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