テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

TRIO, R-300

2018-12-11 16:55:18 | Weblog

今日の1台目は TRIO, R-300 で先頃電源が入らなくなって仕舞った。 また以前から全体的に感度
が低いとのお話だった。 この種の受信機の修理、改造、調整等のご依頼はこちらのホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。

電源コネクタが壊れていたが、このことを先頃電源が入らなくなったと仰っているのか?

他にM型接栓えの接続が為されていなかった(何故?)。 RF Gainに可成りガリが診られた。

TBS (954KHz) を受信してみたが特に感度に問題が有るとは感じ無かった。

先ずは2'nd IFを調整してみたが若干感度が増加しただけだった。 ただSメーターのピークと音声
出力のピークにズレが診られた。 SメーターはAGCの電圧で振っているが、このAGC電圧は感度
制御にも使っておりチト動作に疑問が残る。サービスマニュアルで確認してみよう。 下が調整後

全体の動作をザット診てみたが Band F が全く機能しなかった。

12月12日 先ずはACコードを取り付けた(機械的強度は低いので取り扱い注意)。

前面パネルの裏側を見てアレレとなったのはバンド切換(表示)の糸が外れていた。 この為下の画像
に見えている緑色のインジケーターが移動しない。

Band F も辛うじて動作する様にはなったが感度が非常に低い。 バンド切り替えが不完全と想われた。

12月13日 IFとRFの調整に取り掛かった。

サービス・マニュアルでは RF 基板のT1,T4を調整せよと記されていたがT4が見付からなかった。 探し
た結果上の画像の右に在る (MFと記された) IFTがT4だった。 実はこのT4が可也離調していた。

IF (455KHz) のゲインは可也増加した。 念の為 M 型接栓も配線しておいた。

サービス・マニュアルに従いBand C~B までF も含め全てのバンドのトラッキングを調整した。

一部のバンドは可也離調していたので全体として可也ゲインは上がったが、RF Gain (VR) と Wide/
Narrow切換スイッチには接触不良が診られた。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BRAUN, SK 5(再) | トップ | EMUD, T7 (再)1960? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事