今日お預かりしたのは SONY, TFM-110F 本体と 対になる FMステレオ・アダプタ STA-110F で色々
細かい問題が在るとのお話だった。 この種のラジオの修理に付きましてはこちらのホームページ
https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
修理に携わる場合基板から出ているリード線の多少は修理のやり易さを大きく左右する、その点で云う
と今回の機種は最もやり難い部類に入る。
電池の+側電極の腐食が可成り進んでいた、これでは電池では使えない。
上は音量用ボリューム、下はトーン・コントロール用ボリューム。 両者の接点のクリーニングを行った。
予想より難航したが TFM-110F のレストアを何とか終えたが今日は時間切れとなり、 STA-110F に
取り掛かったが続きは明日にしよう。
12月2日 昨日に引き続き FMステレオ・アダプタ に取り掛かった。 音質調整が全く機能していなかった。
単に接点のクリーニングでは修復不可能なレベルだったのでボリュームを分解し好結果を得た。
一連の作業が終り動作確認をして気付いたのはこのアダプタの出力に可成りの歪が診られた。 スピー
カーの交換しか手は無さそうだがどうするかご依頼主に伺ってみよう。
スピーカーを交換するかと考えていたが後部の形状とサイズから現行の物では大き過ぎて組み込むのが
困難そうだった。 何とか今回のスピーカーを生き返らす必要がありそうだがどう攻めるか?
12月3日 エッジとコーンのデッドニングを行ったが効果は無かった。 色々と試みた結果幸い好結果
を得られたので暫く実際にステレオ動作をさせてみたが十分実用となるレベルだった。