テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

KRACO、 KCB-4070

2010-05-06 16:20:51 | Weblog

 

今日お預かりした KRACO、KCB-4070 は中波+FM(米国バンド)ラジオ+40Ch CBトランシー
バーと云う物で、CB での出力が下がっている点と FM の周波数がズレると云う症状でした。
この種の機器の修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合
わせ下さい。

下の画像の右上に見えているネジ (プラスチック製ビス) が欠落していたので折れていたネジ
+絶縁ワッシャ+ナットで固定した。 チューナー部分に見えている FM 用 IFT のコアが割れて
仕舞っており最早調整は略無理だった。 しかし FM のカバレッジの下端での感度が低く、無
理にカバレッジを下げて仕舞った様見受けられた。

出力は出力部分の調整で可也増加し上の画像の約 20Vp-pから下の 30Vp-p程度
まで増やすことが出来た。

5月7日 何とか進める為にはフロントエンドのユニットを分解し、IFT を交換する必要があ
るが、果たして IFT の交換でスンナリ直って呉れるかが問題だがこのままでは埒があかず何
時もの部品屋さんの HPを見てみたところ幸い 10.7MHzの 7mm角の物が 1種在ったので早速
バスの時間を確かめ出掛けた。   ネックは下の画像に見られるダイアル糸で、引き回し方を
誤ると飛んでも無いことになるのでメモと共に撮影した。

下の画像に見えているコイル(銀色のシリンダー)が中波用の物でその下に FM 
フロントエンドが有る為まずこのコイルの接続を全て外す必要が有る。

何とかリード線 6本を外し終えたが驚いたことに 1本、赤のリード線が何処にも繋がっていな
かった。  下の画像で赤いリード線の端が見えているが回路図も無くリード線が浮いていると
云うのは何処に繋がっていたか探さねばならない。

やっと上下のシールドケースを外し中身が見られた。  赤いリード線は電源ラインの様だ
がサテ、何処に繋げば良いのやら

FM フロントエンドの下に在る MW のフロントエンド+ IF 回路基板の何処かに繋がっていた
のは間違い無いが。 先ず赤いリード線の長さで繋がる可能性が有り、かつ電源と想われると
ころを探し、リード線が切れた様に見えたところに接続してみたが動作せず電圧を計ったと
ころ 2.8V程でここでは無い様だった。 次いで電源ラインから追って IF 回路とは 100Ωで繋
がったところに接続したところ好結果が得られた。

IFT を先程購入した物に替え FM のフロントエンド、IF と調整し好結果が得られ先程来連続
運転を行っているが前に見られた様な受信感度の変動は見られていない。

7月18日 MW の受信が出来ないとのお話で再度お送り頂いたが、どうも問題は別のところ
(低周波の出力段)に在りそうだった。

7月19日 低周波の出力回路に問題が有りそうなので分解に取り掛かったが国産の
物は実装密度が高く分解も容易では無い。

出力には東芝の TA7205P が 2個使われていた。  先ずはケミコンを交換するつもりだったが
念の為動作確認を行ったところ正常でこれ以上の分解は止め、組み直した。組み込んだ結果
も良好で何が問題だったのか不明だが良好に動作している。


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