主としてラジオコレクターの集まり Antique Wireless Club (AWC) を始めて丁度30年となる。 既に
他界したメンバーも可成りの数となり現在は10数人でこじんまりと活動している。 多くのメンバーは
世界的に知れた電気メーカー、或いは測定器メーカーの技術部門で活躍されていた方々でこちらの
仕事にも時にお力を貸して頂いている。 中でもトランジスタラジオの修理にかけては世界一と想え
る J さん、アナログ回路からデジタル回路まで自由に操る M さんは何と木の薄板から全て手作りで
時計を作り、特に時間を掛け全て削り出した歯車類の完成度の高さには驚かされた。 因みに使わ
れているパルスモーターも彼が手作りした物だった。 またテレビの修理では彼の手に掛かれば直
らない物は無いと想える F さんの手掛けた物は各地の博物館で目にすることが出来る。 そんな
中時々こちらのブログにも有用なコメントやアドバイスを頂く北海道の K さんから先日SONYの古い
テレビの回路図をお持ちで無いかとの問い合わせを頂いた。 聞いたことの無い型番でお役に立て
なかったが、程なく間違って伝えられたのは CRTの型番で本来の型番はこうこうとお知らせ頂いた。
その機種の回路図は持っており直ぐにお送りしたが同時に以前何かの折に 「以前はデジカメの修
理も行っていたが既に止めて仕舞った」 と記されていたことを思い出した。 最早お願い出来無い
かも知れないと想いながらも伺ってみたところご快諾頂き、昔使っていたリコー GX100 と先頃まで
使っていて、現在も同じモデルの難有りをヤフオクで入手し毎日使っているリコー CX5 の 2台をお
送りした。 先程修理が終わったとの連絡を頂き修理代を振り込んだがその修理の凄さに驚かされ
た。 交換した部品も含め戻って来た際に改めて画像をアップする考えだが世の中にはとんでもな
い技術を持った方がいらっしゃって驚かされる！
7月18日 修理をお願いしてあったリコー CX5, GX100 の修理が終わり無事戻って来た。
更に使わないからと CX5 を1台添えて頂いた。
