”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

東京べか菜の「べか」って?

2023-01-06 15:14:56 | 在来種 伝統野菜

送っていただいた江戸東京野菜について

お正月からずっと調べていますが、これが最後になります。

 

東京べか菜

私は、昨年末、サラダにしていただきました。

 

  

●べか菜は若い山東菜

明治時代の初期に山東菜(半結球の白菜)が中国山東省から導入されました。

導入当初は、江戸川では大型の山東菜を栽培していましたが、

その中で若採りしたものをべか菜と呼んでいました。

 

  

●べか菜の「べか」って何?

べか菜の「べか」は、べか舟から来ています。

べか舟とは、のり採り舟のことで、長さ12尺(3.6m)幅2尺8寸(84cm)位の

薄板で造られていた小さな舟です。

【べか舟 浦安市公式サイトより画像お借りしました】

べか菜の「べか」は、小型の形状を意味しているのです。

  

 

●栽培の歴史

最初は、江戸川区の葉物農家が栽培していましたが、

その後、種苗会社が選抜育成したものが現在の東京べか菜となり、

東京を中心に広く栽培されています。

 

   

ずっと疑問なのは、江戸東京野菜の大半は「滝野川」とか「三河島」とか「品川」

とか限定した地名が付いているのに、

なぜこの東京べか菜は「江戸川べか菜」と呼ばれることなく、

広く「東京」と付いているのでしょうか?

 

他の江戸東京野菜に比べても、情報量が少ないのですが、

もしご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけるとうれしいです。

  

江戸東京野菜のレポートにお付き合いいただき、ありがとうございました。

あと、お料理の写真を2回ほど投稿する予定でおります。

 

 


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