”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ニーナ、いえ、煮菜に初挑戦!!

2023-12-27 00:02:58 | 食育

ブログのお友達で新潟の方が、存食として

「タイナ」とか「たい菜」の塩漬けのことをお書きになっていますが、

私が「タイナ」や「たい菜」が「体菜(タイサイ)」であることを

理解するまで時間がかかりました。(^-^;

一般的には「タイサイ」と呼ばれますが、新潟では「タイナ」と呼ぶそうです。

  

 

  

その体菜はこんな野菜です。

           【新潟県信連様のHPより画像お借りしました。】

  

  

 

青梗菜の茎が白くなって、もっとスラッとした感じ。

私が今まで食べた中では、雪白体菜が一番近いように感じます。

    【雪白体菜 サカタのタネのHPより画像お借りしました。】

  

 

  

 

この度、その体菜の塩漬けを送っていただきました。

そこで、新潟の郷土料理「煮菜」に初挑戦!!

20%の塩に漬けられていますので、まず塩出しすることから始めます。

 

  

  

  

  

 

  

塩出しは、農林水産省の「うちの郷土料理」のページにあるやり方に従いました。

大きなお鍋で茹で、沸騰したら火を止めて、そのまま1時間以上置いてみました。

塩出しする前、試しに食べてみたら、本当に塩辛かったのですが、

この方法で塩が抜けました。

  

  

 

塩出しした体菜を3cmくらいの長さに切り、油揚げ、にんじん、里芋と炒め、

煮干しだしで煮ました。

新潟特産の「打ち豆」も一緒に送っていただいたので、

お初の緑の打ち豆、「青うち豆」も忘れずに加えました。

味付けは、お醤油、みりん、お酒。

 

  

出来上がりました!! ヽ(^o^)丿

  

  

 

打ち豆は、炊き込みご飯にも使ってみました。

  

  

  

私、煮菜を作るのは初めてなのですが、

体菜の塩出しをしている時から、懐かしい香りが家中に。

そして、出来上がった煮菜は郷愁を誘う味。

おばあちゃんの煮物のような心にしみる味です。

  

 

新潟は冬、雪で畑が覆われてしまうため、

冬に青菜を摂る方法として塩漬けが考えられました。

今では、冬でも多くの野菜が店頭に並びますが、

それでもこの煮菜が食べ続けられているのは、この味もさることながら、

母から子へ、子から孫へ、またお姑さんからお嫁さんへ、

味の伝承がしっかりなされているからだと思います。

  

今回も学ばせていただきました。

ありがとうございます。

  

 

ところで、この煮菜ですが、「にな」以外に「にいな」とも呼ばれます。

そのせいか、私は煮菜を作っている間、

沢田研二さんの「追憶」をずっと歌っていました・・・。(^^♪

 


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