先日、袋井市の農政勉強会に参加し、
メロンの温室を見学させていただきました。
こちらの温室は10棟(約410坪)。
ご家族4人で作業されています。
今、一番大変な作業は、水やり。
今は、人の手で水やりを行っています。
一人で水やりをすると、約3時間半かかります。
朝7時~10時過ぎまでは、水やりに時間を取られますが、
最初に水やりをしたメロンは、だんだん土が乾いてきますので、
正午には、もう2度目の水やりが必要となります。
今後、温室を建て替える際に、
チューブによる自動灌水装置の導入を考えているとのこと。
チューブ灌水で水やりを行ったメロンは
玉が大きく育つのだそうです。
しかし、チューブ灌水も、以前は問題がありました。
チューブ灌水で水やりを行ったメロンは、
人の手によって水やりをしたメロンに比べると、
収穫後、食べ頃のタイミングが早くきてしまうのだそうです。
また、いくら玉が大きく育つとは言っても、
大きくなり過ぎれば、味は大味になってしまいます。
現在は、チューブ灌水のシステムも改良され、
食べ頃のタイミングも、
大きさも糖度も安定してきているのだそうです。
チューブ灌水やコンピュータ制御のシステムを導入しても、
細かい部分は人の叡智と技術が作り上げていきます。
温室メロンは、静岡県が誇る「農芸品」ですね。
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