”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

長ささぎ

2023-09-18 00:03:10 | 野菜

送っていただいた東北の恵み詰め合わせの中に、

山形市今塚産の長~い豆が入っていました。

  

 

  

30cmは軽く超えています。

  

 

こういった野菜のことを「ささげ」と呼んでいるので、 

「最近『ささげ』がめっちゃおいしく感じられるので、うれしいです。」

と、何の疑問も持たずに、お礼のメッセージを送ったのですが・・・。

  

よくよくラベルを見てみると、

「いんげん 長ささぎ」となっているではありませんか!?

  

  

『ささぎ』!

 

初めて聞きましたが、調べてみると、

山形では、いんげん豆全般を『ささぎ』と呼んでいることがわかりました。

 

つまり、莢の長さに関わらず、若莢のいんげん豆も、

乾燥の金時豆やうずら豆も『ささぎ』と呼ばれています。

 

  

そんな『長ささぎ』と家庭菜園の野菜を使って、

3品ほどお料理を作ってみました。

 

  

長ささぎと紅はるかのマスタードサラダ

  

  

  

長ささぎ入りチャプチェ

  

  

  

長ささぎとなす(千両)の味噌炒め

  

  

細い莢に調味料がしっかりしみ込んで、とてもおいしくいただきました。

  

  

さらに不思議なことが!!

この「長ささぎ」を茹でたお湯を捨てずにそのままにしておいたら、

最初は無色だったお湯の色が、

時間が経つにつれて赤くなっていきました。

中に「長ささぎ」は残っていないのに、色が変化していきます。

  

 

これは、たぶん「長ささぎ」の莢に含まれるアントシアニンが溶け出したのでしょう。

アントシアニンは、熱や酸、アルカリ、温度変化により、色が変わっていきます。

茹でた時の高温では色が出ませんでしたが、

温度がだんだん下がっていく中で、赤い色に変化していったのか?

それとも、このお鍋がホーローだから鉄に反応したのか?

でも鉄に反応したなら、茶色っぽくなるはず…。

 

こんな疑問を残してくれた「長ささぎ」。

ミステリアスなところも魅力です。

山形の恵みに感謝です。(^-^)

 

  

※申し訳ございませんが、コメント欄、閉じております。

 


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