野菜ソムリエfarmersさんから、黒小豆(くろあずき)を送っていただきました。
私にとって初めて出会う食材です。
その名が示す通り「黒い小豆」???
なんて思っていたら、そうではないことがわかりました。
ここまで理解するのに、私、昨日は一日調べまくりました。(@_@。
まず、この黒小豆という呼び方ですが、
それ以外に「黒ささげ」とか「てんこ豆」とも呼ばれています。
はい、この「黒ささげ」が黒小豆の正体を知る大切なヒントになります。
黒小豆は、名前に「小豆」と入っていますが、
マメ科の一種で、2000年ほど前に渡来した「ささげ」の一品種です。
もともとは、沖縄県宮古島で地域の伝統野菜として作付けされ、
お祝い事のお料理に使われていました。
そう、「小豆」とよく似た「ささげ」の一品種なのです。
では、小豆とささげの比較をご覧ください。
こちらが小豆。
こちらがささげ。
※ささげと小豆の違いについては、過去の記事でも書いております。
よろしかったらご覧ください。
そして、ささげの色ですが、私たちがよく目にするものは、
この上の写真のように赤いものが多いと思います。
しかし、その他にも白、黒、まだら、褐色などがあります。
黒小豆は、この中の「黒色のささげ」なんですね。
粒は、赤いささげや小豆に比べると小粒でした。
参考までに大きさの比較です。
左から、黒小豆、小豆、黒大豆。
ところで、日本の小豆の生産量は、8割が北海道です。
一方、ささげは原産地がアフリカ。
温暖地~熱帯で育ちやすい作物です。
黒小豆が北海道、東北、長野、宮古島など広い範囲で栽培されているのも、
そして、送っていただいたこの黒小豆が静岡県富士市で栽培されたのも
納得がいきます。
生産者が少なく、とても貴重な豆と言われている黒小豆。
栽培の様子を載せていらっしゃる方も少ないのですが、
宮古島に移住された方の記事がとてもわかりやすかったので、
私の言葉が足りない分は、こちらを参考になさってください。
この黒小豆をどんなふうにお料理したかは、
次の記事でご紹介させていただきますね。(^^)/