”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

絹さやの赤花と白花の違いは?

2020-11-03 11:15:26 | 野菜

花売り娘さんが、この日の記事の中で、

「絹さやの赤花と白花は何か違うのかしら?」

と書いていらっしゃいました。

 

このことは、私もずっと気になっていたのです。

豆類は、大半が白い花(ツタンカーメンのえんどうは紫ですが)を咲かせるのに、

絹さやと砂糖ざやは赤と白があります。

  

種の袋の写真をお借りしました。

●白花

  

  

●赤花

  

 

赤花と白花にはどんな違いがあり、どんな使い分けをするのか?

色々書かれたものをまとめてみると

●赤花

 ・おすましに使うと汁が濁らない。

 ・複数のエンドウ(例えばスナップえんどう、グリンピース、絹さやなど)を

  植える場合、絹さやは赤花を選んで植えると間違えることがない。

  

●白花

 ・赤花よりも育てやすく、収量も多い。

 ・発芽率も良く、小ぶりだが味が良い。

 

白花が作りやすいと書かれたものが多かったです。

 

  

そもそも、えんどうの起源はかなり古く、

古代オリエントや地中海地方で、麦作の発祥とともに栽培化された豆です。

新石器時代の遺跡からも見つかっているのですが、

これはおそらく赤花・丸粒のえんどうではないかと言われています。

これが、アリアン族の移動とともにヨーロッパに伝えられ、

白花・しわ粒のヨーロッパ系えんどうに発達しました。

  

これが、今の絹さやの赤花、白花につながっているのでは・・・

クサマヒサコさんがお書きになっていらっしゃいました。

 

白花の方が後から生まれた品種ですが、

赤花が気候風土の影響で白花に変異したのか、

それとも、作りやすさを求めて改良を重ねていくうちに白花が生まれたのか、

野菜の伝来を調べていると、いつも植物の力と人の叡智に感動させられます。

 

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