まず、断っておきますが、私はこのパンを食べたことはありません。
もちろん食べてみたいと思っていますが、
私の家からこの店舗までは遠く、
なかなか行列に並ぶ機会に恵まれません。
そのパンと言うのは、こちら。
【画像お借りしました。】
乃がみの高級生食パンです。
1斤 432円(税込み)
2斤 864円(税込み)
このパンを食べた女性が、原材料に「マーガリン」と表記されていることを
「高級食パンといいながら、マーガリンを使っているなんて!!」
と、SNSに怒ったような呆れたような投稿をしていました。
たしかに、トランス脂肪酸が心臓病のリスクを高めることから
マーガリンの使用を避ける動きは強まっています。
そんな中、高級食パンのお店がわざわざマーガリンを使うということは、
何か特別な理由があるのでは?
私は、その理由を知りたくて、まず乃がみのHPを調べました。
しかし、その時点では、まだHPにマーガリンのことは書かれていませんでした。
そこで、パンを作っている友人たちに、
あえてマーガリンを使う理由を聞いてみました。
答えは、「材料費を抑えるためでしょ。」というものがほとんど・・・。
それでも、マーガリンでなければ出せない魅力があるのではないか
と色々調べているうちに
マーガリンはバターと違って使いやすい。
バターは適度な柔らかさを保てる温度帯が13℃~18℃であるのに対して、
マーガリンでは大体10℃~30℃。
バターよりも低い温度でも柔らかい状態を保つ事が出来、高い温度でも溶けないというのは
毎日使う側にとってはとても重要なことである。
という記述に出会いました。
でも、乃がみの場合はどうなのかわからないまま、数か月が過ぎました。
そんな時、4月3日の新聞で、こんな記事を見つけました。
6月からアメリカでもトランス脂肪酸を多く含む油脂の食品への使用が規制されるため、
日本の食品メーカーも、トランス脂肪酸が多い油脂の使用を止め、
原材料を変えてマーガリンを開発しているという内容です。
そうか、マーガリンの中にもトランス脂肪酸を抑えたものもある。
このあたりに、乃がみのマーガリンの秘密があるのでは?
と思って、数か月ぶりに乃がみのHPを見ると、
なぜマーガリンを使うのか、その理由が詳しく説明されていました。
こちらをご覧ください。
何度も言いますが、私は乃がみのパンを食べたことはありません。
だから、熱烈なファンでも何でもありません。
でも、きちんとした理由も調べずに、
SNSに無責任、無神経な投稿をするな!!
と、私は言いたい!!