紅ほっぺに続く、静岡県のいちごの新品種、
きらぴ香(か)、ついに入手することができました。ヽ(^o^)丿
カットしてみましょう。
カットする前から、香りの高さを感じます。
口に入れてみると、酸味が少なく、上品な甘みが広がります。
噛むほどに香りが高まっていくのがわかります。
静岡県の現在のいちごの主力品種は、紅ほっぺ。
東京都中央卸売市場では、1㎏当たりの平均単価が
福岡県のあまおうに次いで高い1,202円と言われていますが、
紅ほっぺにも欠点が・・・。
それは
●他品種に比べて、出荷時期が遅い。
●糖度が安定しない。
ということ。
きらぴ香は、静岡県農林技術研究所が17年かけて
様々ないちごを交配させ、
28万株の中から選んだ新品種です。
肉質はやや硬めなのに、糖度が高く、香りが高い。
という特徴を見ていると、
まさに「紅ほっぺ」とその前の主力品種「章姫」それぞれの
良いところをすべて含んでいるように思います。
いちごの品種改良は
●より作りやすいものを!
●消費者の好みに合ったものを!
という目的で行われ、
約10年周期で新品種が誕生すると言われています。
その様子を「いちごのアイドル戦争」と表現する人もいますが、
きらぴ香にアイドルという言葉はふさわしくありません。
きらびやかで、香り高く、品がある・・・。
そう、貴婦人を思わせるいちごなのです。
安定的な出荷はもう少し先になりますが、
2018年までには、県産いちごの80%は
この「貴婦人」が占めることになりそうですよ。 (*^_^*)