”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

干しカリフラワーとシュウ酸

2013-02-02 10:52:46 | 健康・病気

1月29日の記事に

「干しカリフラワーを料理に使ったらアクを強く感じた。」

ということを書きました。

http://blog.goo.ne.jp/ume724/d/20130129

 

 

このアクの正体はシュウ酸です。

生のカリフラワーを茹でて食べていた時は、

ここまでアクを感じなかった・・・。

むしろ、カリフラワーはクセのない野菜だと思っていました。

 

 

しかし、カリフラワーの茹で方を調べてみると

「小麦粉を入れる。」という方法が紹介されています。

これはでんぷんのコロイド溶液が

カリフラワーから出たアク成分を吸着してくれる

という効果をねらったもの。

このような方法があるということは、

カリフラワーには思いの外、シュウ酸が含まれていると

言えるのではないでしょうか?

 

 

さて、シュウ酸というと

あの痛~い結石の原因のひとつと考えられています。

カルシウムとシュウ酸が結晶化して

石のように固まるものですが、

通常、カルシウムを十分に摂っていれば、

腸管内のカルシウムとシュウ酸が結びついて

シュウ酸カルシウムとなり、便として排出されます。

よって、結石は出来にくくなると考えられています。

 

 

「シュウ酸にはカルシウムを!」ということで、

干しカリフラワーはミルクフリッターにしてみました。

Img_6006

 

干しカリフラワーはさっと茹で、

 ・牛乳と薄力粉  各1/2カップ

 ・ベーキングパウダー  小さじ1/2

を混ぜた衣につけて揚げました。

 

写真は、ヒマラヤの塩、ケチャップを添えてあります。

今回は、アクを感じることなく、おいしくいただけました。

 

 

ただ切って、並べて、干して、すぐ調理に使える

というわけではなく、

ちょっと手間はかかりますが、

カリフラワーを干すことで多くの発見がありました。

だから、大収穫だと思っています。 (^_-)-☆

 

コメント
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