JA遠州中央が「ときめき野菜」の名前で売り出している
中国野菜の紅芯大根。
かぶのような丸い形で、中は鮮やかな赤い色をしています。
同JA管内では、約80人が約7haで栽培しています。
しかし、店頭で見かけることは滅多にありません。
私も生産者さんに直接いただくか、
直売所に頼んで取り寄せてもらうことがほとんど・・・。
いったいこの紅芯大根はどこへ消えてゆくのか?
JAの営農センターにお尋ねしてみました。
ほとんどが関東方面の市場と加工用に出荷されます。
市場に出荷されるものはレストランなどの業務用です。
加工所では漬物、スティックサラダ用、サラダの色どり用に加工されます。
どうして地元で売られていないのでしょうか?
家庭で紅芯大根を使おうと思う人っていないんですよね。
確かに、紅芯大根を作っている人でさえ、
「色がきれいなだけで、おいしいもんじゃないな。
煮てもおいしくないし・・・」とおっしゃいます。
やっぱり、冬はハフハフと熱く煮えた大根を頬張りたいのでしょうか?
でも食欲を増進させるこの赤い色の魅力・・・
わかってほしいものです。