”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

紅芯大根はどこへ行く?

2010-12-06 18:54:54 | 野菜

JA遠州中央が「ときめき野菜」の名前で売り出している

中国野菜の紅芯大根。

Img_0497

かぶのような丸い形で、中は鮮やかな赤い色をしています。

同JA管内では、約80人が約7haで栽培しています。

しかし、店頭で見かけることは滅多にありません。

私も生産者さんに直接いただくか、

直売所に頼んで取り寄せてもらうことがほとんど・・・。

いったいこの紅芯大根はどこへ消えてゆくのか?

JAの営農センターにお尋ねしてみました。

ほとんどが関東方面の市場と加工用に出荷されます。

市場に出荷されるものはレストランなどの業務用です。

加工所では漬物、スティックサラダ用、サラダの色どり用に加工されます。

どうして地元で売られていないのでしょうか?

家庭で紅芯大根を使おうと思う人っていないんですよね。

確かに、紅芯大根を作っている人でさえ、

「色がきれいなだけで、おいしいもんじゃないな。

 煮てもおいしくないし・・・」とおっしゃいます。

やっぱり、冬はハフハフと熱く煮えた大根を頬張りたいのでしょうか?

でも食欲を増進させるこの赤い色の魅力・・・

わかってほしいものです。

コメント (4)
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