UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

蜂の巣でハチ君たちはいったい何をしているのでせうか?

2016-09-17 00:41:28 | 日記

我が庵、サザンガーデンのデッキに面した網戸の隣に鎮座しておりますハチの巣、依然として健在です。

写真は昨日の蜂の巣の様子を撮ったものです。以前にお見せした写真とたいして違いないのですが、よろしければクリックしてご覧くださいませ。

ハチ君たちは巣にしがみつくようにして日がな一日モソモソしているのですが、いったい何をしているのでありませうか、GGIにはサッパリわかりかねますのでネットでちょっぴりお勉強してみました。

そうしましたら、わが庵のハチ君、どうやらアシナガバチの一種のようであることがわかりました。アシナガバチ君はおとなしいハチのようであり、いたずらでもしない限り、刺されたりすることはほとんどないとのことです

でも、毎日、ハチ君たちが巣の中で何をやっているのか理解しかねますので、もう少し調べましら、アシナガバチ君の生態を詳しく写真で記録したサイトが見つかりました。なかなか力作のサイトです。よろしければ以下のサイトをご覧になってください・

http://matome.naver.jp/odai/2137990172545376901?&page=1

今日はまったくの手抜きで、よそ様のサイトを紹介して終わりにいたします

グッドナイト・グッドラック!

 


100分ですませますか、それともちゃんと時間を費やしますか?・・・

2016-09-16 01:19:19 | 日記

一昨日の夕方、買い物に出ようと思っておりましたら突然怪人かつ快人がやってきました。

GGIよりは四つか五つぐらい若い知人であります。以前の日記にも書きましたが、昨年、四つも五つものガンを一挙に切除、無事生還、職場に復帰している快活な怪人です。

一年前、食道がん、胃がん、結腸癌、それに胆嚢かどこかのガンを一度の手術で一挙に切除、胃の一部を使って新しい食道をつくってもらって退院してから丸一年、これまでは退院後ひと月に一度の検診だったけれど、今後は三カ月に一度の検診でOKとのこと、ときどき新しい食道で食べ物がつっかえたりすることはあるけれど何不自由なく食べられるとのこと(胃の一部でつくった衝動は本来の食道よりも細く、また伸縮性に劣るとだそうです)。

この知人、病気になる前から持病のメヌエル氏病の発作がでないようにとジム通いを続け自分で考え出したヨガ風の体操や水泳などで鍛えていたのですが、入院するときにヨガのマットを持参、手術前も、手術後も動けるようになってからは、毎日病院の廊下の隅っこで体操、て医者や看護婦さん、他の患者さんなどを驚かしており、その元気ぶりに同室の患者さんは励まされておりました。その甲斐あってか、もともと身体極めて頑健な人物だったのですが、手術後メキメキと回復、お医者さんもびっくり

「最初に一番強烈な制癌剤を使っての治療、あのときだけは副作用がきつくてまいったなあ、そやけどな、はじめは喉頭がんの疑いもあるいうことやったけど、この強烈制癌剤にガンの方がビックしたのか、この制癌剤による治療のあと、喉頭がんは消えてしまっていたということやった、声が出せず話せなくなったら一大事やからラッキーやった。しかし、体重はいっときガクンと減った、でもなあ、まあ何キロかは切除したやろうから軽くなるのはあたりまえ、これは仕方がないよなあ、そやけど最近は体重増えてきてるぞ」

などなど、いろいろな話をしておりましたら、水俣病の話になりました

「そうや、水俣病といえば、むかし、水俣病についての演劇の自主公演をしたことがあるなあ、小さな田舎町で人が集まるかと思ったけれど、公民館を借りて一回目の公演、そのあと湖岸で、水の中に板張りの舞台つくって、舞台の周囲にロウソクをともし、夕方からロウソクの光を頼りに公演したのや、このときは、こんな公演したことがないと出演者も大喜び、大成功やった・・・・そうや、そういえば今月、教育テレビの《100分de名著》という番組で石牟礼道子の《苦界浄土》をやっている、オレ、テキスト買った、タレントの伊集院なんとかいう人物、なかなかいい質問したりして感心や」

9月の《100分de名著》で苦界浄土を取りあげていることを知りませんでしたのでGGI、ちょっとしまったかなあと思いました。

と申しますのは、一週間ほど前、新聞に石牟礼道子全集の広告が掲載されており、「苦界浄土 全三部」と題した本の刊行がPRされており(藤原書店、4200円)、本屋さんにこの本を注文していたからです

「全三部」というのは「苦界浄土」と「神々の村」と「天の魚」の三部作が一冊にまとめて収載されているという意味です。

GGI、「苦界浄土」と「天の魚」はかつて読んだことがあるのですが、その内容はかなり忘れてしまっております。結構な値段、しばし躊躇したのですが、このような立派な本、少し高いけれど買っておくのが著者への礼儀かなあと思って西武さんのなかにある本屋さんに注文しておきましたら、この知人が来る前日に、本屋さんから届いたのと知らせがあったのです・・・

知人の話を聞いて、そうかあ《100de名著》で苦界浄土を取り上げているのかあ、そのことをもっと早く知っていれば、100分で済ますという手もあったなあなどとサボリのGGIは一瞬思ったのであります。

かようなしだいで昨日、本屋さんに受け取りに行きました。お店の奥の棚から店員さんがもってきてくれた本を目にして、GGI、そのあまりの大きさにびっくり、まるで大きな聖書か辞書のような厚さなのです。考えてみれば三冊の単行本を合わせたものですから、そのくらいの厚さになるのは当然のことでありますが、とにかくその厚さに圧倒されてしまいました

こんなに厚いの、はたして生きているうちに読めるかなあと思うぐらいの厚さです。GGIはすっかり自信喪失してしまいましたので、次善の策を店員さんに頼みました。

「あの~、NHKのテキスト売ってますか。そのなかに《100de名著》の9月号、苦界浄土を取り上げたテキストがあるはずなのですが、あったらそのテキストもいっしょに下さい、お願いします」

店員さんはテキパキとお店の本棚からさがし出して持って来てくれました。ヤレヤレであります。サボリの読者としましたは、このNHKのテキストは保険のようなものであります・・・・

今日の写真は藤原書店の「苦界浄土 全三部」とNHKのテキストを並べて撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。あなたならどうしますか?100分ですませますか?それともじっくり時間をかけますか?

グッドナイト・グッドラック! 


インチキをしてウサギに勝ったカメ以上の政府による大インチキ話

2016-09-15 01:12:48 | 日記

和歌山の民話では、カメがウサギとのレースで勝ったのは、審判役のフクロウと結託してカメがインチキをやったからだということになっておりますが、今日の話はこの話以上の、近い将来現実に起きることになっている、政府が準備中の大インチキ話です

 今でもカメがウサギにかったのは惰眠をむさぼっていたウサギを横目にカメがせっせと努力を積み重ねたからだと信じ込んでいる方は、あのレースの真相を知るために以下のサイトでご覧になってくださいませ

http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/08/13c.html

きょうの話はわが庵のナンキンハゼが関電の送電線に到達したか否かというどうでもいいことを記した9月10日の日記の続編です、あの日記の最後に、簡単に、「原発コスト:新電力も負担、政府調整、料金に上乗せ」というニュースのこと記しました

9月10日の日記をご覧になりたいかたは以下のサイトをどうぞ

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20160910

このニュース(毎日新聞9月8日デジタル版)について、今日はもう少し詳しくその内容をお伝えしたいと思います

この記事によれば、政府が原発の廃炉や東電福島原発事故の賠償を進めるために、大出電力会社だけでなく、(原発を保有していない)新電力にも費用負担を求める方向で調整に入ったことが9月7日に判明したとされています。

電力自由化で大手電力から新電力に切り替える消費者が増えた場合、(大手電力会社の売り上げが落ちて、その結果)原発の廃炉や賠償にかかる巨額の費用を賄えなくなる可能性があるから、というのがその理由だそうです。

まことにあきれすね。賠償費用を含む原発に要する費用は既成の電力業界が負担するのが当然なのに、費用を賄えないから、原発とは無関係の第三者である新電力にも負担させようというのです。

もともと現行の電気料金の制度は、大電力にまことに都合のいいものとなっています。いくら経営に要する費用がかさもうと、その分すべてを料金として請求できることになったいるだけではなく、さらにその上に一定の利益が出るように利益分を上乗せすることができるようになっているのです。これはまさに殿様商売であります。

ですから廃炉の費用も原発事故の賠償費用も実際には電力会社自らが負担するのではなく、それらは最終的には料金に上乗せされるため、結局は消費者つまり国民が負担することになっているのです。これだけでも電力会社の自己責任を回避したかなりインチキな仕掛けであるのですが、その上にこのたびのインチキ話です

日本は自由主義経済の国であるはすです。自由競争の世界であるはずです。それなのに一部の者に不利な競争だからといって自由主義経済のルール破りを敢行して、いわば(新電力とその契約者という)他人のサイフに勝手に手を突っ込もうというのです。これがインチキでなくて何でありませうか、大インチキであります。電力料金競争というレースのルールを途中で一方的に変更しようというのです

もともと電力の自由化は、事実上の独占経済であり国に保護された特殊な経済特区とも言うべき閉鎖的な電力業界に風穴を開けることを目的としたものであったはずなのです。その電力自由化にインチキな仕掛けを持ち込んで骨抜きにしようというのです。

あのインチキしてウサギに勝ったカメでさえ考えつかないようなきわめて悪質なインチキです。

ウサギ(大電力)が自分で背負うべき荷物を、これでは重すぎて電力自由化のレースに敗けそうだからからといって、今度はインチキなんかしていないカメ(新電力)に、ウサギが背負うべき荷物の一部を背負わそうというわけです。

より具体的に申しますと、政府が考えている新制度は、原発を保有する大手9社だけではなく、新電力にも廃炉や賠償の費用を負担させる仕組みです。この制度が導入されると、新電力は電気料金に上乗せしてこれらの費用を請求しなければならないことになり、新電力の消費者の負担が増すことになります。

現時点での試算では全原発の廃炉に要する費用と賠償金の合計は約8兆円であるため標準所帯では月数十円~200円程度の負担増とされていますが、これはあくまでの試算に過ぎず、将来的には廃炉と賠償に要する費用は大幅に増大する可能性が考えられます。

記事の最後で記者は次のように記しています

「しかし、新電力の契約者に原発の廃炉や東電の賠償費用を負担させることは、大手電力と新電力との競争を促すことで料金引き下げにつながる電力自由化の趣旨に反し、原発を抱える大手電力の事実上の救済策と言える」

まったくインチキなのです。政府は本気で電力自由化を推進しようなどとは考えていないのです。大手電力と新電力に公正なレースを行わせるつもりはないです。自由競争による料金引き下げなんてどうでもいいのです。消費者のことなんかどうでもいいのです。ですから、恥も外聞のなく平気で自由主義経済のルールを破りインチキをするのです。

これでは明らかに独占主義経済であります。したがって、公正取引委員会は政府と大手電力会社を独占禁止法違反の容疑で捜査し、処罰すべきであります。

残念ながら原発を止めさせる有効な実際的な手立てはなかなか存在しておりません。裁判という手段も、どこまで司法を信頼できるのかを考えますと、一つの有効な手段であることは確かではあるものの、その最終的結果は何とも申しかねます。

そうしたなかで電力自由化により多くの消費者が大出電力を見限ることは、脱原発を願い市民にとっては原発を止めるための数少ない実効性を有する手段です。その数少ない手段にインチキを仕掛けを潜り込ませるというのですから、まことに許しがたきことであります・・・

上記の毎日新聞の記事以下のサイトに掲載されています

http://mainichi.jp/articles/20160908/k00/00m/020/137000c

今日の写真は、新電力会社と契約したGGIに先日送ら得てきた、契約に感謝して平和堂さんとその提携会社である新電力会社さんから送られてきた商品券を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ。

グッドナイト・グッドラック!


頭のなかをスース―風が吹,き抜けていく!

2016-09-14 01:29:21 | 日記

昨日、京阪電鉄さん石坂線の駅で「ひらばー」こと「ひらかたパーク」のポスターを目にしました、

ひらぱーさんのポスター、なかなかのユーモアに富んでいるものが少なくありません。でも最近はたいしたヒット作はないなあと思っていたのですが、昨日はおもわず笑ってしまうヘンなポスト―に遭遇しました。

今日の写真はそのポスターを撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

「スース― ライド」と意味不明の言葉が大きくかいてありますね。そしてその上に小さな字でヘンなキャッチコピーが書かれています

「スースー風を感じるスプレーで、なんとなく体感速度倍増!」

なんとなく体感速度が倍増しますとは、なんていいかげんなキャッチコピーだろうと思わず笑ってしまいました。はっきり体感速度が倍増しますよと言い切る自信はないのですね。その自信のなさをネタにコピーに仕上げたところがなんともおかしくてGGIは笑ってしまったのです。

それにポスターの上のほうには「スリル微増」と書いていますね。「なんとなく体感速度が倍増」すれば、スリルは倍増ではないにしても微増するというのです。まことに正直な表現、このコピーも笑ってしまいます

スース―風を感じるスプレー、これが何を意味しているか、みなさんおわかりでありませうか?GGIはピんときました。と申しますのはまことに偶然でありますが、一昨日GGIはスース―風を感じる経験をしたばかりであったからです。、

一昨日の午後、西武さんの近くにある全国チェーンの美容院で髪をカットしてもらったときのことです。

お店に入りましたら「いらっさはませ」の声のあと、お姉さんがききました

「今日はどうされますか?カットですか、わかりました。シャンプー、どうされますか」「そやなあ、汗くさいし、シャンプーもお願いするかなあ。「わかりました、ではこちらの席にどうぞ」

というわけでシャンプー専用の席であおむけになり、洗髪が始まりました、髪全体をぬるいお湯で濡らしてから、シャンプーを使って洗い始めました

そうしました、洗い始めてしばらくして、頭がスースーするのであります。

「あれ~、頭がスースーするぞ、どうなっているのや・・・」

「メントールです、夏用のシャンプーにはメントールが入っているのです。どうですか、気持ちいいでしょう?」

「そうかあ、ほんまに気落ちええなあ、何だか頭の中をスース―風が吹き抜けていくみたいや!lこれで少しはアタマの回転がよくなるかもしれんなあ」

というしだいで、スース―風体験をしたのであります。

しかし、このメントールの効果はそれほどは長続きいたしませぬ。髪のカットを終えてしばらくしましたら、GGIのオツムの回転状態は元の状態に低下しておりました。

このひらぱーさんの「スース―ライド」というのは、メントールやアルコールなど、何かスースー感じる成分が含まれているスプレーを肌にかけてからジェットコースターなどに乗ってください、そうすればスース風を感じることができて、なんとなく体感速度が速くなったような気分になりますよ、というしかけでありませう。

こういうアホなアイディアを考え出し実行に移す勇気とユーモアをお持ちのひらぱーの社員の方々にGGIは最大級の敬意を表します。

メントール入りシャンプー、みなさまも一度お試になられてはいかがでしょうか?

グッドナイト・グッドラック! 


自分に都合のよい、心地よい情報を偏愛しないこと・・・

2016-09-13 00:38:53 | 日記

最近、北朝鮮の金正恩クンが世界を騒がせていますね。ミサイルを次々に発射したり、核実験をしたり、人騒がせなことを続けていますね

メチャクチャな思いつきに走る独裁者の下で、人々が圧政に虐げられ貧しい生活を強いられ飢え苦しんでいるのに軍備増強に狂奔するどうしようもない国、これがGGIも含めて多くの日本人が抱いている北朝鮮に対する最大公約数的なイメージではないかと思います。

ところが、ここに私たちが抱いているイメージとはかなり異なる北朝鮮像を語る人物がいます。

以下は2016426日付けの朝日新聞に掲載されていた「北朝鮮と向き合う」と題された特集記事からの抜粋です。

ある人物が、北朝鮮研究を専門とする大学の先生のさまざまな質問について答えています。

「朝鮮の金正恩氏をどう見ていますか」

「最高指導者に対する絶対的な忠誠を基本としているという意味では『国体』に何の変化もありません。一方、父の金正日ができなかったことをやろうと、強い意欲を持っています」

「正恩氏は、メチャクチャの思いつきではなく、合理的な判断で国家を運営しています。国内的には科学教育の充実や植林の奨励などもやっており、内政を無視した冒険主義と見るのは誤りです」

「核の小型化などは日米韓などから開発できていないと言われると、「できた」:と反発するなど、他国からの言葉には言葉で、行動には行動で対処していますが・・・」

「まさにそうです。日本の報道では北朝鮮だけが行動をエスカレートさせているかのかようですが、そのなかで米韓が大規模軍事演習を始めたり、正恩氏を狙う『斬首作戦』がささやかれたりすることに北朝鮮は対応しているつもりであり、お互い様という面があります」

「正恩氏は核とミサイルの開発を進めるだけで国防はもういいと考えていると思います。かれらは(他国からの攻撃を)抑止するために核を持とうとしています。安心を手に入れたうえで経済政策に力をそそぐつもりでしょう。このような考え方を3年前、核開発と経済建設を同時に進めるという『並進路線』と称して打ち出しました」

「軍事挑発をやめない北朝鮮に韓国はかなり怒っていますが・・・」

「でも、これまで哨戒艇が沈没させられても大砲を打ち込まれても戦争にならなかった。南北は歴史的に、軍事境界線付近では(多少のいざこざがあっても戦争までは決してしない)一種の認識を共有しています」

「正恩体制は恐怖政治で居眠りしただけで処刑される、という言説まで飛び交っています。いくら何でもそんなことはと思うのですが・・・」

「正恩氏は年寄りに厳しい面がありますがが、かつての旧ソ連のスターリンのような社会全般におよぶ粛清ではない。叔父の張成沢が処刑され、関係者約200人が粛清されたという韓国報道があったが、事実だとしても祖父の金日成の権力確立当時の粛清規模をくらべると極めて限定的です」

「北朝鮮は、核は交渉の範囲外だと言明しています。しかし早く協議して、少なくとも凍結させなければという指摘もありますが・・・」

「核を持つ北朝鮮が実際どれだけ脅威なのかを考える必要があります。『何をするか分からない』と怖がるのでしょうが、北朝鮮は一定の合理性を備えています」

「ところで北朝鮮は、自由民主主義という観点からは最悪の社会かもしれないが、識字率や公衆衛生、インフラ建設などは他の貧困国よりは優れています。北朝鮮を多角的、冷静に見極めることが重要です」

これらの北朝鮮に関する説明、私たちがふだん抱いている北朝鮮についてのイメージや考えとはかなり異なるものではないでせうか。見方によっては北朝鮮に味方しているのではないかという印象も受けかねません。

北朝鮮についてこのような考えを説明している人物はどのような人物だとみまさんはお思いになるでしょうか。実はこの人物は、何とかつて公安調査庁で北朝鮮に関する情報分析を専門としていた人物です。元公安調査庁調査第二部長の坂井隆という人物です。

GGIは公安調査庁というのは北朝鮮に関してはおそらく何でもかんでも疑って敵視することだけを専門とする機関のように思っておりましたので、坂井氏の冷静な説明にはほんとうに驚きました。(この記事で質問しているのは平岩俊司・関西学院大学教授です)。

坂井氏は情報分析の難しさ・落とし穴について次のように語っています。

「まず、たとえ自分が集めた情報であっても、特定の情報を信じすぎないこと・・・次に、自分の価値観や支持する政策にとらわれ、自分に都合の良い、心地よい情報を偏愛しないこと・・・」

これらはわかっていても誰もが日常生活で陥りがちな注意点でもあります。実際に実行するのはなかなか容易なことではありませぬ。

そして北朝鮮情報について、極めて鋭い指摘をしています。

「私たちが考える北朝鮮は実際のあの国ではなく、自分の頭にある一つのモデル(仮説)にすぎない。北朝鮮に関して絶対正確な情報を持つ人などいないのです」「北朝鮮の場合、内部が付ラックボックスだから、(外側からは)自由にいろんなことが言えてしまいます。常に危うい仮説の上に立っているんだという自覚が欠かせない。」

GGI、正直申し上げて、この記事を目にするまで、インテリジェンスに携わる日本の政府機関のなかに、このような謙虚で冷静な視点を持っている人物がいようとは思ってもいませんでしたので、この新聞記事の内容はまったくの驚きでありました

なお、この記事のデジタル版は以下のサイトに掲載されていますので全文をお読みになりたい方はご覧くださいませ

 http://www.asahi.com/articles/DA3S12328397.html

今日も新聞記事を引用しただけの手抜き日記となりました。お許しくださいませ。

今日の写真は本文とは関係ありません。逝く夏を惜しむ写真です。よろしければクリックしてご覧くださいませ

ゴッドナイト・グッドラック!