8月25日の朝日新聞に以下のような見出しの記事が掲載されていました、
それほど大きな記事ではありません。
『ノルウェー テロ実刑 / 被告に最高刑、禁固21年』
GGI、正直言って、この記事を目にして、当然そうなることは分かっていながらも、ウ~ンとうなってしまいました。
よろしければ、写真をクリックしてご覧くださいませ
昨年7月に起きたノルウェーでの連続テロ事件のことを、みなさんまだ覚えておられることと思います。
イスラムに反感を持つ青年が政府や与党関係者を狙って77人をも殺害したという事件です、
都心で自動車爆弾により8人を殺害、その直後、郊外の島で銃を乱射、若者ら69人を殺害。
しかし、ノルウェーには死刑がなく最高刑は禁固21年、このためこのような判決になったとのこと
何人殺害しようと死刑制度を廃止したかぎりは法律にしたがった刑罰とする、超法規的な行為は行わない・・・
見事な、正直言って日本ではなかなか考えられないではないかと思われるほどの法治主義の徹底ぶりであります
日本には未だに死刑制度があります、
ですからこのような極端な事件が日本で起きたならば、司法は吹っ飛ぶでありませう、
裁判が始まる前から、マスコミもインターネットも、あらゆるメディアが勝手に死刑判決を下します
あっという間に「即刻死刑にしろ!」の大合唱となるでありませう
GGIは、死刑は実質的に形を変えた「復讐」であり、野蛮そのものの行為でありますから反対です、
刑法で言うところの刑罰から逸脱したものでありますから反対です、
世界の3分の2以上の国が死刑を事実上廃止しているのも同じ理由によるものです、
自国が野蛮な国家ではありたくないからです、
しかしながら、ある日、GGIの考えをよく知っている親しい友人が申しました、
「GGIよ、そんなこと言っていても、日本は世界で最後に死刑を廃止する国になるんじゃないの・・・」、
確かにそうかもしれません、そうかもしれないのです、
そのことをGGIは危惧しております、ですからあえて反論はいたしませんでした、
このようにGGIが記しているこの瞬間も、
この国のあちこちで約130人の死刑囚たちが
明日の朝は自分の番かもしれないと恐れおののいているのです・・・
「グッドナイト・グッドラック」と彼らに向かっては言えません