UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

百年清河を待っていても・・・

2012-08-30 01:13:53 | 日記

8月25日の朝日新聞に以下のような見出しの記事が掲載されていました、
それほど大きな記事ではありません。

『ノルウェー テロ実刑 / 被告に最高刑、禁固21年』

GGI、正直言って、この記事を目にして、当然そうなることは分かっていながらも、ウ~ンとうなってしまいました。
よろしければ、写真をクリックしてご覧くださいませ

昨年7月に起きたノルウェーでの連続テロ事件のことを、みなさんまだ覚えておられることと思います。
イスラムに反感を持つ青年が政府や与党関係者を狙って77人をも殺害したという事件です、
都心で自動車爆弾により8人を殺害、その直後、郊外の島で銃を乱射、若者ら69人を殺害。
しかし、ノルウェーには死刑がなく最高刑は禁固21年、このためこのような判決になったとのこと

何人殺害しようと死刑制度を廃止したかぎりは法律にしたがった刑罰とする、超法規的な行為は行わない・・・
見事な、正直言って日本ではなかなか考えられないではないかと思われるほどの法治主義の徹底ぶりであります

日本には未だに死刑制度があります、
ですからこのような極端な事件が日本で起きたならば、司法は吹っ飛ぶでありませう、
裁判が始まる前から、マスコミもインターネットも、あらゆるメディアが勝手に死刑判決を下します
あっという間に「即刻死刑にしろ!」の大合唱となるでありませう

GGIは、死刑は実質的に形を変えた「復讐」であり、野蛮そのものの行為でありますから反対です、
刑法で言うところの刑罰から逸脱したものでありますから反対です、
世界の3分の2以上の国が死刑を事実上廃止しているのも同じ理由によるものです、
自国が野蛮な国家ではありたくないからです、
しかしながら、ある日、GGIの考えをよく知っている親しい友人が申しました、
「GGIよ、そんなこと言っていても、日本は世界で最後に死刑を廃止する国になるんじゃないの・・・」、
確かにそうかもしれません、そうかもしれないのです、
そのことをGGIは危惧しております、ですからあえて反論はいたしませんでした、

このようにGGIが記しているこの瞬間も、
この国のあちこちで約130人の死刑囚たちが
明日の朝は自分の番かもしれないと恐れおののいているのです・・・

「グッドナイト・グッドラック」と彼らに向かっては言えません

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雲をつかむ話・・・

2012-08-29 00:27:19 | 日記

わが庵が面している大きな通りのむこうで大きなクレーンが二台、
夏空に向かって元気に腕を高々の伸ばしております

「お~い、君たち、二人そろって何してるんや?」
「誰かと思ったら意思なき意思の持ち主GGIか、ぼくたちが何をしているのかって?
 見てわかんないの、GGI、見かけどおりのアホやなあ」
「アホでわるかったなあ」
「GGI、今日はすなおやなあ、じゃあ教えてあげる、
 ぼくたち雲をつかもうとしているんや、どう驚いたでしょう!」

雲をつかむよう話ではなく、雲をつかむ話であります、
GGI驚きました、暑いときはいろいろなことが起きるのですね!

よろしければクレーン君たちの言動を信じて写真をクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

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老年の意思は・・・

2012-08-26 22:56:20 | 日記



風が吹く
カーテンがゆれる
夏の風が吹く
白いカーテンがゆれる

風が吹く
カーテンがゆれる
風が吹く
ぼくの心がゆれる

風が吹く、音もなく吹く
カーテンがゆれる、音もなくゆれる
風が吹く、音もなく吹く
ぼくの心がゆれる、音もなくゆれる

風が吹く、かすかに吹く
カーテンがゆれる、かすかにゆれる
風が吹く、かすかに吹く
ぼくの心がゆれる、かすかにゆれる

風が吹く、心地よく吹く
カーテンがゆれる、心地よくゆれる
風が吹く、心地よく吹く
ぼくの心がゆれる、心地よくゆれる

風が吹く、激しく吹く
カーテンがゆれる、激しくゆれる
風が吹く、激しく吹く
ぼくの心がゆれる、激しくゆれる

風が静まる、音もなく静まる
カーテンがとまる、音もなくとまる
風が静まる、音もなく静まる
ぼくの心が静まる、音もなく静まる・・・


今夜はまことに恥ずかしながら、GGIの詩のごときものであります、
まあできのワルイ少年の単調な作文みたいなものに過ぎません、
ロングフェローのMy Lost Youthという長い詩に「少年の意思は風の意思」という一節があります、
なかなかすてきな表現なのでGGIはこの一節だけが気にいっております、
GGIはもちろん、もはや少年ではありませぬ、
ですからGGIの意思(というものがあればという話ですが)は風の意思ではありませぬ、
老年の意思は何の意思なのでありませうか、意思なき意思なのでありませうか、悩む日々でございます、
おひまでしたら写真をクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!
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GGIから旧知の友へ、処暑のメッセージ・・・お~い、お~い君よ!

2012-08-23 22:15:13 | 日記
今日は処暑だそうです
GGIの旧知のお~い君がこの暑いのに無理してせっせと働かされています
友人思いの心優しきGGI、とてもとても心配なので、激励の手紙をしたためました

《お~い君に捧ぐ》

お~い、お~いよ!
お~い、もうやめとけ!
お~い、いいかげんにしろ!

お~い、お~いよ!
お~い、危ないぞ!
お~い、爆発するぞ!

お~い、アホンダラ!
お~い、すかたん!
お~い、お荷物!

お~い、無理するな!
お~い、さぼりたおせ!
お~い、昼寝でもしてろ!

お~い、君が休めばみんな喜ぶぞ!
お~い、君が働くとみんな心配するぞ!
お~い、君にできることは休むことや

お~い、休むんや
お~い、休んで一緒に酒でも飲もう!
お~い、休んでベッピンさんたちと一緒に冷たいビール飲もうや!

お~い、お~いよ!
君が無理して働かなくても大丈夫や!
ぼくは君の体の調子をほんとうに心配してるんや
ほんまや、ほんまにほんまや、信じてくれ!
お~い、だからどうか休んでくれ、休んでくれ、休んだれや、休め!

写真は関電滋賀支店の節電を呼びかける大きな垂れ幕、よろしければクリックしてご覧くださいませ。

最後に余計な説明でございます
この夏、関電以外の電力会社は原発を稼働させなくても大丈夫でした。
関電の場合もほんとは稼働させなくても何とかなりました、
朝日新聞が以下のように報じています(8月21日)。

「関電管内で大飯原発が再稼働しなかった場合の予想供給力を上回った日は、これまで12日にのぼっており、予想される供給力を最も大きく上回った7月27日は、その差は150万キロワットを超えていた。関電社長は「大飯の再稼働がなければ大変厳しい状況だった」としているが、関電でこの夏最大の2682万キロワットが使われた8月3日でも、西日本の電力会社全体で900万キロワット以上が余っており、2基の大飯原発による電力236万キロワットがなくても、他の電力会に「融通」してもらえばしのげた計算になる。」


グッドナイト・グッドラック!

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夏の花・・・

2012-08-22 23:47:38 | 日記
夏の花はやはり白い花が涼しげですてきです
今年はGGI庵の垣根にたくさんムクゲの花が咲いています
よろしければ写真をクリックしてご覧ください
垣根から外に向かって、通りに向かって咲いておりますので
庵の中からはまったく見えません
ですから、いつも外出するときに
あっ、君たちここで咲いていたのと気がつき、あいさつをいたします
「君たち、いつも涼しげでいいなあ、ありがとう」

九年前、GGIの母がなくなったのは、まだ梅雨が明けない七月のはじめ
そのとき、例年より早く窓の近くのムクゲがもう花を開いていました
そしてふだんはあまり咲かない白い夾竹桃の花も咲いていました
額紫陽花も満開でした

白い花々はまるで母を見送りにきたようでありました
そこで突然詩人に変身したGGI
「夏の花」という追悼の詩のようなものをなぐりがきしてみました
できあがったものをわが賢妹にメールでお送りしましたところ
泣ける、という返事がきました
そこでアホGGI、調子に乗って、もう少し手をいれて
詩らしきものに仕立て上げました

でも、この詩の原稿はいまや行方不明、
お母さん、ボクの詩はどこへいったのでしょう

ムクゲの花を詠った詩があります
城左門という人の作品、
長い詩ですのでで、そのさわりだけです
ムクゲの別称は「はちす」なので
ここでは「槿花」は「はちす」と読みます

 槿花の葩(はな)が開く
 懈怠に白く、哀愁く白く
 槿花の葩が開くのだ 
 かう白々と侘びて、沈んで・・・

 槿花よ、そなたは淋しくないか
 槿花よ、涙がからんでおちる

 白い槿花よ、青い槿花よ
 仄黄い、さても恋しい槿花の葩よ・・・

 槿花の葩が開くのだ
 懈怠に白く、哀愁く白く

グッドナイト・グッドラック
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