この週末、やんごとなき用事で知人XおよびYと一緒に四国の高松に行きました。はじめ知人Xの普通車で行くつもりでした。そのつもりで土曜日の早朝待っておりましたら、現れたのはXの車ではなくY所有の若干?古びた軽の車でありました・・・・
「おい、軽なんかで四国まで行くのか、老人を大切にしてくよ」と言いましたら、冒険ダン吉のような丸顔で身体も丸く人格も丸い、40代の知人Y曰く
「あのねえGGIさん、ボクの車、軽だし、それにETCカードだから、高速代がグンとお得なのです。車の手入れはよくしてありますからご安心を」
かようなしだいで冒険ダン吉氏運転の軽は名神、阪神の高速を時速120キロばかりで普通車を次々に追いこしながら快走、明石から淡路島へと渡って一路四国は高松市へと向かいました。
あの世界最長の吊り橋、明石(海峡)大橋に差し掛かりましたときGGIは申しました。
「おい、冒険ダン吉よ、この橋の上はスピード落として静かに走れ」
「どうしてですか?」
「また大地震が起きるとあかんからや」
「また大地震が起きるってどういうことですか?」
「君、知らんのか?あの20年前の阪神・淡路大震災の本当の原因を」
「ほんとうの原因って・・・活断層が揺れたのが原因に決まっているでしょう」
「君はノーテンキやなあ、だから、なぜ活断層が揺れたのかを聞いているのや」
「そんなことは地質学者や地震学者に聞いてください」
「彼らに聞いてもダメ、かれらもほんとうの原因は知らんのや。なにしろ真の原因は国家の最高機密だからなあ」
「じゃあ、GGIサン、その国家最高機密、知っているんですか?」
「もちろん、その筋にはコネがあるから」
「GGIが知っているとは信じられませんね、では、その国家最高機密とやらを教えてください」
「苦しゅうない、よく聞け、冒険ダン吉よ、その原因はこの橋にあるのや、明石大橋にあるのや、分ったか!」
「わかりませんねえ、どういうことですか?」
「GGIが親しくしている人物に橋梁工学の専門家がいる。実はそのオッサンが阪神大震災の真の原因をおしえてくれた。このオッサンはこのように説明してくれたのや
《GGIよ、あの地震の本当の原因は明石大橋の建設工事にあるのや、工事を請け負った某有名ゼネコンが東京スカイツリーよりも高い主塔と重い橋桁を支えるための支柱を海底に打ち込むとき、張り切り過ぎて、強力なダイナマイトなんか使って、ガンガンと予定以上に深い地中にまで支柱の杭を打ち込んでしまったのや、それで活断層にヒビが入ってしまった・・・これが引き金となって阪神・淡路大震災となったというのが真相や、だけどバチがあたって明石大橋、震災のおかげで長さが1メートルほど縮んでしまった・・・・危ない話や、1メートルも縮んでしまった大橋、そのおかげで歪による金属疲労が蓄積して、ある日とつぜん、前触れもなく一挙に崩れ落ちて・・・ということにもなりかねん、いやあ、ワッハッハやなあ・・・》
今日の写真は明石大橋です。珍しくもありませぬが、よろしければクリックしてご覧くださいませ。
グッドナイト・グッドラック!