UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

どこかで見たことがあるような・・・・

2016-09-04 00:30:22 | 日記

デジャヴュ(既視感)という言葉ありますね。どこか初めてところを訪れて、これまでに見たはずがないのに、あっ、この風景どこかでいつか見たことがある、というような気がする不思議な現象を意味する言葉です。

GGIはデジャヴュそのものではないのですが、あっ、この風景、どこかで見たような気がするなあ、そうだ誰かの絵にこのような感じがするものがったなあ、と思うことがあります。

今日の写真はそのような光景を撮ったものです。先日、わが湖国が誇るオペラオール、「びわこホール」へ、井上ひさし原作の演劇「頭痛 肩こり 樋口一葉」のチケットを買いに行きましたときに撮ったものです。ホールの外壁に沿ってつくられている回廊です。よろしければクリックしてご覧くださいませ

GGIはこの回廊が何となく好きで、近くを通ったときはわざわざこの回廊を歩いたりいたします。

平日の昼間は、イベントが開催されていないことがほとんどであり、このため、湖を一望することができる広大なロビーにもほとんど人影はなく、ホールの周辺もとても静かです

人影がない、静まり返った回廊に初秋の光がさんさんと降りそそぎ、その陰がくっきり浮かび上がっています

この物音ひとつ聞こえてこない回廊の様子を眺めていて、人影のないこの静寂に満ちた、光と影のコントラストが鮮やかな光景、どこかで見たことがあるよなあ・・・・

そうだ・・・この静けさ、なんだかあのシュールレアリズムの大家ジョルジュ・デ・キリコの作品、光と影のコントラストが鮮やかな、物音が消え去り静まりかえった街の光景を描いた一連の作品となんだか雰囲気が似ているなあと気づきました。たとえば、この画家の「街の神秘と憂鬱」と題された作品に、不思議な静寂に包まれたあの作品に、何となく雰囲気が似ているなあと感じ入ってしましました。もっともあの絵には何か形容し難い神秘的なものが漂っているのですが・・・・

回廊というものは何か人を誘い込むものがあるように思います。この回廊の彼方から謎めいた人物でも現れないかなあと思ってしばらく佇んでおりましたが、あいかわらず静まりかえった回廊に、眩し過ぎる午後の光がさんさんと降り注いでいるだけでありました・・・

以上は、もちろんGGIの勝手な妄想でございます。何を見当違いのことを言っているんだと思われる方もおられることでありませう、どうかお許しください

キリコの「街の神秘と憂鬱」をご覧になりたい方は以下のサイトをご覧くださいませ

http://matome.naver.jp/odai/2138324132769724701

グッドナイト・グッドラック!