UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

良いミサイルと悪いミサイルがあるの?

2017-04-30 01:58:30 | 日記

昨日の朝、また北朝鮮がミサイルを発射しました。午前7時ごろのことです

失敗したそうですが、発射されたのは対艦ミサイルかもしれないとのこと。米軍の原子力空母カールビンソンが対馬海峡を経て日本海に入ったとのことでありますので、ことの良し悪しは別として、このミサイル発射はカールビンソン君を意識したものかもしれませぬ

でも、たとえばメキシコ湾に中国かどこかの空母などが艦隊を引き連れて、どうもアメリカは危ない国だと姿を見せたりしたら米国の反応はとてもこの程度では済まないであろうことは、あのキューバ危機を想起すれば明らかである、などというのがニワカ軍事・外交専門家GGIの見解であります

マスコミの報道によりますと、このミサイルが日本に飛んでくるかもしれないと、東京の地下鉄は早朝運転を10分ばかり休止したそうであり、またアベ君は昨夕のニュースで「国際社会が一致して北朝鮮への圧力を高める必要がある」と力んでいました。なんだか日本でも緊張が高まっている(高めている?)というのでせうか?

たしかに最近メッタヤタラに発射される北朝鮮のミサイルは国際情勢を緊迫させる「悪いミサイル」ではあります。ですから日本のメディア諸氏が熱心かつ批判的に大きく報道するのは無理からぬことです

このように北のミサイル発射の報道に熱心な日本のメディア諸氏でありますが、去る4月26日未明に米空軍が核兵器を搭載していないICBM(大陸間弾道ミサイル)を数千キロ離れた南太平洋に着弾させる発射試験を行ったのですが、このニュースの報道ぶりがごく簡単と申しますか、事実関係を報じただけのあっさりしたものでした。

カリフォルニア州の基地から発射されたミサイルは予定どおり約6800キロも離れたマーシャル諸島の近くに着弾、米空軍の関係者は、このテストはICBMの精度と基本的な機能を試すもので、「信頼できる」結果が得られたと言っているそうです。

この発射実験、北朝鮮のミサイル発射はまだ精度も確かではない実験段階のものに過ぎないのに対して、米国の場合は技術的に完成されていて実戦配備されているミサイルの性能確認のための試射です。しかも米本土から遠くピョンヤンを狙える文字通りの大陸弾道弾ですから、未だミサイル技術開発途上にある北朝鮮をいたく刺激するものであることは言うまでもないでありませう。

この米国によるミサイル発射実験は「君たちのチャチなミサイルと違ってオレたちはアメリカはいつでも確実にピョンヤンを標的にすることができるミサイルを持っていてぞ、発射するためにいまでもスタンバイしてるもんね」と威嚇しているも同然の行為でありませう

このような意味からはこの米軍によるミサイル発射実験は極めて危険な要素を孕んでおり、それゆえ批判的視点を含む報道が必用であったと考えられるのですが、日本メディアの報道はそういう視点を全く欠いたアッサリしたものでした。

まるで「北朝鮮のミサイルは悪いミサイル、アメリカのミサイルは良いミサイル、だからとやかく問題にするに足らない」と言わんばかりの日本メディア諸氏の報道ぶりです。

ところが米国のメディア「ニューズウイーク」は以下に示すように批判的視点も忘れずにこのニュースを扱っていました。

「目的はアメリカの核抑止力のテストだが、北朝鮮の核実験とICBM開発をめぐり、米朝間の緊張が高まるなかでの実施を危ぶむ声もある・・・カリフォルニア州に本部を置くNPO「核時代平和財団」のデービッド・クリーガー会長は試射に先立ち、24日に声明を発表。米政府は北朝鮮のミサイル実験を強く非難しながら、自国の試射は国防のためだと正当化しており、「これは明らかなダブルスタンダード(二重基準)」だと批判した。」と報じています。この記事の全文は以下のサイトをご覧ください

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/icbm-2.php

かつて冷戦時代のさなか、日本のサヨク陣営の人たちが「社会主義国による核実験(核兵器)は良い核実験、資本主義国による核実験(核兵器)は悪い実験」などと飛んでもないことを言っていたことがありましたが、ミサイルに良いミサイルと悪いミサイルがあるなどと言うことになれば、このむかしのアホな話を嗤っているわけには参りません

日本のメディアのみなさん、しっかりしてください。日本の報道の自由度ランキングは昨年とかわらず世界で第72位、G7のなかでは最低、あのメディア嫌いのトランプさんの米国でも第43位ですよ!恥ずかしくないのですか、目を覚ましてください!!

今日の写真は去る26日の、米国のミサイル発射の瞬間を示すものです。上記のニューズウィークの記事から無断借用しました(26日未明、カリフォルニア州バンデンバーグ基地から試験発射されたミニットマンIII Michael Peterson/REUTERS)

グッドナイト・グッドラック!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「死刑執行始末書」という名の公文書・・・

2017-04-29 02:03:42 | 日記

GGIは死刑制度には反対です。理由は一言でいえば民主主義の基本理念に反する時代遅れの、野蛮かつ残虐な刑罰だからです。死刑に反対ではありますが、世の中に「死刑執行始末書」という名の公文書があるとは、GGIはこれまでまったく知りませんでした。

今日の話はすべて死刑を研究している大学の先生による講演(2016年11月)の内容を部分的につまみ食いしてGGIが勝手に記したものにすぎません。

講演者は死刑制度の存置に賛成であり死刑は必要悪であるとする永田憲史氏(関大法学部教授)です。以下は死刑廃止を求めている「フォーラム90」という団体のニューズレター(VOL152)に掲載されていた講演録に基づいたものです。

これまでもよく言われてきたことですが、法務省による死刑に関する情報の公開はまった不十分であり徹底した秘密主義が貫かれています。とりわけ死刑執行に関する情報は公開請求しても実質的には非公開に等しいものです。

その例のひとつが「死刑執行始末書」という名の公文書です。その内容はある特定の死刑確定囚に対して、いつ、どこで、誰の手により、どのように死刑が執行されたのか記録されている文書のことです。

GGIはこれまでそのような公文書が存在しているとは知りませんでしたが、よく考えてみれば、いや、考えて見なくても、死刑の執行というのも行政行為の一種でありますから、その記録はちゃんと残しておくことは当然のことです。今日の写真は上記のニューズレターに掲載されていた「死刑執行始末書」の小さな写真を撮ったものなのですが、元の写真そのものがあまり鮮明でないせいか文字がはっきり読み取れません。それでも結構とおっしゃる方はクリックして思い切り拡大してご覧くださいませ。

写真に示されている死刑執行始末書は平成19年8月23日の執行に関するものです。左側のページには始末書の項目だけが示されており、死刑執行日と法務大臣による死刑執行命令の期日は示されているものの、死刑囚を含めて関係者(死刑執行に立ち会った検察官なとやこの文書の作成に関与した者等)の氏名などは黒塗りにされており、まったく示されていません(これは平成19年のものですが、法務省はその後、死刑を執行した人物の名前と死刑を執行した拘置所の名称だけを公表するようになっています)。

そして右側のページには「執行経過」という項目が示されているものの、写真から分りますように、全面真っ黒けのけであります。全面非公開というわけです。この部分は公開されれば死刑が実際にどのように行われているのかが明らかになるのですが、これではまったくうかがい知ることはできません。

講演者の永田氏は「この部分には、おそらく執行を告げた時間、最後の言葉、さらには執行の様子、たとえば抵抗したとか、うなだれていたとか、最後に反省を述べたとか、そういうことが書かれているのでしょうが、完全に黒塗りでまったく読み取れない状況にあります」と述べています。

このように法務省の姿勢は、情報公開制度なんてどこ吹く風といわんばかりの頑なものです。

ふつうであれば、やっぱり死刑執行の実態を公文書を通じて知るのは現状では無理なんだとあきらめてしまうところですが、講演者の永田氏は研究者でありますかあきらめなかったのです。そして同氏の言では、違う情報源から情報が得られないかと考えていたところ同じ大学の文学部の先生を知恵を借りて「GHQ/SCAP」(連合国軍最高司令官総合指令部)の資料にたどりついたとのことです。

敗戦後の連合軍による占領時代、すなわちあのマッカーサー元帥閣下が天皇よりも偉かった時代に、日本側が提出させられた文書が米国の国立公文書記録管理局に保管されており、そのなかに戦後すぐに死刑が執行された一般刑事犯に関わる死刑執行始末書の資料(当時の日本の政府機関が英訳したもの)が含まれていたのです。

これらの資料には死刑囚の氏名、本籍地、現住所、犯行当時の職業、罪名、一審判決、控訴審判決、最高裁判決、前科、執行日時(何年何月の何時何分何秒から何時何分何秒まで)、立ち会った検察官と検察事務官の氏名、遺体の取り扱い(誰が引き取ったかなど)、面会や手紙のやりとりの有無、最後の言葉などが記録されいるとのことです。

講演者の永田氏はこのGHQによる占領時代の資料に基づいて、死刑囚の身体が首に架けられた綱により宙吊りになってから死亡する(心拍の停止)に至るまでに要する時間など(多くの場合14分程度)、死刑執行の実態に関して詳細な分析を行っています。その内容に関して関心があるかたは以下のサイトをご覧ください。講演に様子が映像で示されています。

http://forum90.net/report/archives/8

それにしましても自国の政府機関が保有している情報が公開されないために、外国の政府機関が保有している資料や情報に頼らなければならないとは、日本という国はなんとも救い難い国であるとGGIは慨嘆せざるなどを得ません、

日本という国は欧米の先進国とくらべて記録というものを大切にしない国です。市民が求める公文書が存在していても公開しなかったり、都合の悪い公文書をさっさと処分したり(あるいは処分したことにしたり)するなど記録の保管・管理がずさんであったりと、記録の重要性を認識していないデタラメぶりが目立ちます。

このようなデタラメぶりを改めるために年金記録の管理のずさんさが明らかになったのを機会に平成21年に公文書管理法(公文書等の管理に関する法律)が制定されました。この法律でいうとろころの「公文書」とは、「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」であるとされており、また公文書管理法は公文書を「主権者である国民が主体的に利用し得るものであること」を担保する法律であるとされています(この部分はウィキペディアさんよりの引用です)

リッパな法律はできたのですが、最近の南スーダン派遣自衛隊による記録の隠蔽問題や「森友」騒動などを見ておりますと、残念ながら公文書管理法の理念なんかどこへやら、一向に国のお役人の姿勢を変わっていないようです。

グッドナイト・グッドラック!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネコ君、ありがとう・・・

2017-04-28 01:14:33 | 日記

一昨日の夕方、スーパーに行きましたら、きれいな水カレイが売っていました。水カレイはGGIの好物です、大好きです。

他のカレイはそれほど好きというほどではないですが、水カレイを上手に焼いて食しますとなかなか美味です。でも、どういうわけか最近はあまり見かけませぬ、それにたまに見かけても結構ケッコウなお値段であり、GGIが買ったのも一匹三百数十円也でありました

でも、こんがり焼きあがった水カレイ君はやはり期待にたがわず美味、GGIは大満足でありました。

食べ終わってから、ときどき巡回してくるネコ君にでも食べさせようと、残骸を勝手口の前に捨てておきました。GGIは魚の食べ方が上手であるとは申せまぬ。ですから、残骸には頭や尾ヒレの部分、背中やお腹のギザギザした部分など、まだ食べられる部分が十分に残存しております。

そして昨日の朝、勝手口の前をのぞいてみましたら、GGIが捨てておきましたカレイの残骸は、まことに見事に、きれいさっぱりべつくされており、白い骨だけが鎮座しているのを発見いたしました。どこかのネコ君が夜中に食べていったのでありませう。

今日の写真はネコ君が食べていった後に残されていた水カレイ君の骨を撮ったものです。写真をクリックしたご覧になりネコ君のきれいな食べっぷりをご確認くださいませ

写真でお分かりいたけますように、GGIの見苦しい食べ散らかしぶりとは比べものにならない見事にきれいさっぱりの食べっぷりです。残されたのは骨だけ、見事な造形美を呈しております

GGI、この見事な食べ方に心から感心するとともに、この食べっぷりを目撃する前にこの日記に書きました近所の黒ネコ君の屁理屈のことを思い出しました。彼はあの日記で「われわれネコは神の思し召しにより働かないことにしているけれど、別に人間に食わしてもらっているわけではない。それは大いなる誤解であり、われわれネコは人間を喜ばすために、人間がくれる食べ物を食べてあげているのだ。だから、われわれはボランティア活動を行っていることになるのだ」という意味の屁理屈をこねておりました。

そして黒ネコ君の屁理屈にはあきれてしまったのでありますが、GGIはこの今日の写真でお見せしたネコ君の見事にきれいな食べっぷりを目撃して、思わずつぶやいたのでありました。

「ネコ君、きれいに食べてくれてありがとう。黒ネコ君よ、君の言っていたことはヘリクツなんかではなかったのだ。君たちはほんとうにリッパなボランティア活動をしているんだ。GGIはここに君への悪口を撤回し、慎んで陳謝するとともに、心からの感謝の意を表します」

黒ネコ君のヘリクツのことなんかもう忘れたという方は以下のサイトをご覧くださいませ。

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20170426

そして昨日の夕方、あの黒ネコ君が通りかかりましたので、これはいい機会だとGGIはカクカクシカジカで君には感謝していると申しましたところ、彼はのたまひました

「GGIのオッチャン、何のこと言ってるんや、さっぱり分からん。あのなあ、その水カレイの残骸食べたのはボクやない、別のネコや。食べたのはきっと最近このあたりで大きな顔している毛並がグレーのノラ猫のヤロウや。あんな野郎にそのようなもの食べさせたのならボクにも何かうまいもの食べさせてくれ、安物の魚肉ソーセージなんかはあかん。できればおいしいサワラなんか食べたいなあ、だめなら上等のウルメイワシでもええけど」

「コラッ、いい気になるな!」

グッドナイト。グッドラック!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほんとうに緊張が高まっているの?

2017-04-27 02:19:58 | 日記

最近のメディア、朝鮮半島情勢に関するニュースがあふれているのですが、日本の高級~低級メディアのみなさん、程度の差はあれ、一様に「緊張が高まっている」という調子の報道を行っています。

また日本のアベ君をはじめとした政治家や政府関係者の発言も同様であり、朝鮮半島有事、日本は大丈夫かと言いたげな発言が目立ちます。

まあ、半島情勢、外見的には確かにいろいろあって平穏とは言えないことは確かであるのですが、いったいどの程度「緊張」しているのでせうか・・・

北朝鮮によるミサイル発射や発射失敗、核実験の可能性、金正恩クンの度重なる誇大妄想演説、世界最強を誇る米海軍の原子力空母カールビンソン・最新鋭イージス艦・原潜の朝鮮半島沖への派遣、わが自衛艦や韓国艦艇と空母カールビンソンをはじめとした米海軍との共同訓練、これに対抗するかのような北朝鮮軍の大演習や軍事パレード、米国の最新鋭ミサイル迎撃システムAADの韓国への配備導入、シリアでの毒ガス使用問題を受けての「北朝鮮は化学兵器を弾頭に装備したミサイル保有の可能性」という根拠あいまいなアベ君の発言、朝鮮半島有事に際して邦人救援のための韓国が嫌悪する半島への自衛隊派遣計画、日本の原発への北朝鮮によるミサイル攻撃の可能性云々、

などなどなど、まことに「緊張」の材料はてんこ盛り、メディアによる連日の報道は、まるで「有事」を期待しているのかのようであると言っては言い過ぎでせうか

一方、いつであったか忘れたのですが、韓国の外務省筋は、緊張をやたらに煽り強調するがごときアベ君をはじめとして日本政府関係者の発言に不快感を表明した、というニュースが報じられたことがありました。

GGI、このようなマスコミや政治家などのを騒ぎぶりというか張り切りようを観察していまして、確かに「緊張」の材料には事欠かないけれど、ほんとうに朝鮮半島で「緊張」が高まっているのか、なんだか怪しくはないか、とGGIは思っておりました

というのは、本当に緊張が高まって「有事」に至った場合に一番に被害や犠牲を被ることになる韓国の市民の様子が一向に伝わってこないからです。あんがい韓国の市民は大して「緊張」していないのではないか、少なくとも日本で大騒ぎしているほどには緊張していないのではないか、とGGIは疑問を抱いていたのです。

そんなことを漠然と考えておりましたら、4月21日の朝日新聞、「社説:余滴」という欄に《「緊張高まる韓国」なのか》と題して小さな記事が掲載されていました

今日の写真はこの記事を撮ったものです。読みにくいので思いっきり拡大してご覧くださいませ。デジタル版が以下のサイトに掲載されています

http://www.asahi.com/articles/DA3S12902025.html

この記事を書いたのは国際問題の社説を担当している箱田哲也という人ですが、韓国社会における「緊張」に関する人々の反応をいくつか例示しています。たとえば次のとおりです

「・・・ただ、一部のメディアが伝える《緊張が最高潮に達する韓国》というのはどうか。緊張「させる」ためにかなり取材に苦労しているのではないかと推察する。何人かの韓国の知り合いに聞いてみた。財閥関係の役員は《不謹慎だが、ひとたびことが起これば、瞬間的に下がった株に買いが殺到すると思う。皆、すぐに日常に戻ると信じているから》。30代の女性は《海外アーチストの来韓に影響しないよね》と別の心配をした。

 多くの市民らの最大の関心はもっぱら来月の大統領選。むしろ日本側の興奮ぶりが異様に映るようだ。日本通の記者の一人は《ミサイル発射の失敗でも日本が大騒ぎするのは、安倍政権が「森友」問題から国民の目をそらさせたいからだろう》」

やはりGGIが思っていたとおりでありました、韓国の人々はこのたびの朝鮮半島情勢緊張騒ぎをたいして気にしておらず、これまでと同じように日常生活をおくっているのです。緊張なんか高まってはいないのです。極端に申せば、日本側が緊張の高まりを望んでいるだけではないかと思われます。

では、日本の政治家や市民はほんとうにこの「緊張」や「有事」を心配しているかというと、これもまた怪しい限りです。きわめて怪しいというのがGGIの考えです。

というのは、ほんとうに北朝鮮のミサイルが日本に飛んでくるかもしれないと心配でたまらないのなら、使用済み燃料をはじめとして放射性物質を大量に抱え込んでいる日本のすべての原発がミサイル攻撃に耐えることができるように、今すぐ大金を投じて大工事を施す必要があるはずです。ところが、政治家も原子力村のみなさんも、だれもいますぐ原発を北朝鮮のミサイルから守れるようにしろなどとは言い出したりしてはおりません。

先日も政府は「ミサイルが飛んできたときはこのようにして逃げましょうね」ということをホームページに掲載してお茶を濁しておりました。ほんとうに飛んできたらそんなことで無事逃げられるはずはないのにこの体たらくです。つまり何もほんとうは心配なんかしていないのです。すなわち、ほんとうのところは朝鮮半島の緊張や有事なんて信じていないのです。

上記の記事では「私が見る限りは最も緊張が高まったのは・・・実際に北朝鮮から砲弾が飛んできた7年前の延坪島砲撃の時だった」と書かれていますが、この事件でさえ、かつて公安調査庁で北朝鮮情報の分析を専門としていた人物に言わせれば「これまで哨戒艇が沈没させられても大砲を打ち込まれても戦争にならなかった。南北は歴史的に、軍事境界線付近では(多少のいざこざがあっても戦争までは決してしない)一種の認識を共有しています」ということなのです。

緊張?たしかに一定の緊張が存在はしているでせう。でもその内実は日本人の多くが想像したり期待している?ものとは大きく異なるものであると考えるべきではないでせうか?

(上記の公安調査庁に関係者の発言はこのブログの以下のサイトからの引用です)

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20160913

金日成時代から、これまで何度も何度も、「今に北朝鮮は暴発する」とか「今に北朝鮮は崩壊する」などと言われてきましたが、全部ハズレでありました。いろいろ問題の多い国家ではあるものの、北朝鮮は暴発もせず崩壊もせず今も存在しています。つまり政治家、外交評論家や軍事専門家と称する「識者」やメディアのいうことはまったアテにならないのです。

かようなしだいで、」GGIは知人などから「北朝鮮のミサイルが飛んでくるのではないか」とか「北朝鮮は恐い国や、大丈夫だろうか」なとと言われましても「大丈夫です、いろいろ騒がれているけれど、何も起きませんよ」と答えることにしております。その理由を聞かれますと次のように答えるのです

「あのですねえ、北朝鮮の側が、金正恩クンが戦争を始めたとしても、彼らが勝てる見込みはまったくゼロ。戦争を始めた瞬間に至近距離の韓国に駐留する米軍や日本・沖縄にいる米軍、それにこの今もすでにピョンヤンに向けてセットされている米軍のミサイル、そのうえ韓国軍、場合によってはロシア、中国、それにひょっとすると自衛隊による即座の反撃でおそらく数日~数週間のうちに北朝鮮は敗北し独裁政権は崩壊することになるでせう」

「ところがですね、これは当然のことですが、歴史始まっていらい、100パーセント敗けると分かっている戦争をしかけた国家の指導者は、政治家や独裁者は、ひとりとしていないのです。金正恩君も例外ではありえません。だから心配はご無用です。でも勝てる自信があまりないのに、奇襲攻撃なんかで戦端をひらき、どこか都合のいいところで停戦に持ち込んで戦争をやめればよいとムシのいいことを考えてアホな戦争は始めて敗けてしまった国は一つだけあります。だから他所の国のことなんか心配しないで自分の国のこと心配すべきでありませう」

今日も脱線に次ぐ脱線、このへんで失礼いたします

グッドナイト・グッドラック!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神さまの思し召しに反してネコが働いたりするから・・・・

2017-04-26 02:09:14 | 日記

最近わが庵の近辺を真っ黒のネコがよく徘徊しています。首輪をしていますので飼い猫のようですが、どうもノラ猫気分で歩き回っているようです。

この黒ネコ君とGGIの相性はよくありませぬ、GGIの姿を目にしますとそさくさと何か用事があるような顔をして立ち去ろうとするのです。

今日の写真は昨日、GGIの姿を目にして逃げ出そうとしている黒ネコ君を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。

この黒ネコ君とGGIの距離関係は、昨日の日記で紹介しましたあのホール先生がいうところの密接距離、個体距離、社会距離、公衆距離のいずれにも該当しません。まあこの黒ネコ君の立場からしますと、うっかり口をきくと何かイチャモンをつけられるかもしれないから、ここは敬して遠ざけるのが賢明と思っているのかもしれませぬ、ですから黒ネコ君とGGIの距離関係は、黒ネコ君にとっては「敬遠距離」とでもいうべきものでありませう。

敬遠距離ではありますが昨日は強引に話しかけてみました

「おい、黒ネコ君よ、君はいつもブラブラ、ひまそうにしているけれど、最近クロネコさんたちは忙し過ぎて、もう過労死しそうになって困っているというじゃないか、君もちょっとは荷物運ぶのを手伝ってやったらどうや」

「GGIのオッサン、ボクよりオッサンのほうがよっぽどひまそうやないか、タンポポ相手にどうでもいいことを議論したりチューリップにケチをつけたりして・・・あのなあオッサン、忙し過ぎて困っているのはヤマトさんのところのクロネコどもだけや、あいつら猫のくせに人間に飼われて働いたりするからああいうことになるのや、だいたいなあ、猫は働かんでもええことになっているのや」

「猫は働かなくてもいいのか、どうしてなの?」

「むかしからそういうことになっているので~す。すなわち、猫が働かなくてもいいのはいわば神の思し召しなので~す」

「君なあ、神の思し召しやなどと大きなこと言ってるけど、新約聖書には《働からざる者食うべからず》と書いてあるのや、それにあのキリスト教の敵レーニンさんも、「働かざるものは食うべからず」は社会主義の実践的戒律であると言っているのや」

「あのなあオッサン、そのような労働至上主義が人類の歴史を狂わせたというのが歴史の真実や、おっさんそんなことに分からずによう70年以上もよう生きてきたなあ。恥ずかしくないか!

「歴史の真実とは大きく出たもんやなあ」

「なに言うてるんや。働かざる者食うべからずというのまったく事実に反したデタラメ、大半の者にとっては事実は《働かんと食うていけん》ということやないか、働かないで食うていけるのはあのアベ坊やアソーのガキみたいな金持ちのボンボンだけや。そやから正しくは『働かざる者は食っていけず』というべきであって、わざわざ食うべからずとなどと禁止する必要なんかないのや」

「君はえらそうなこと言っているけれど、結局君はぶらぶらしながら人間に食わせてもらっているのじゃないのか」

「なんかGGIは人聞きの悪いこというなあ・・・何にもわかってないなあ、人間たちが猫に食べさせたがっているだけ、人間たちは自分が与えたものをぼくらが食べるのを見て自らの心を慰めているのや、だから食わせてもらっているのではなく、僕たち猫が食べてあげているだけの話、ぼくたち食べてあげることでボランティア活動を行っているというわけ、わかった?」

「君、ほんまにショモない屁理屈が上手やなあ、どこでヘリクツのこね方、勉強したんや?」

「毎晩、GGIのオッサンのブログ読んで、屁理屈術を身に着けたんや!」

グッドナイト・グッドラック!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする