UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

夏休みの宿題:「原爆症認定訴訟」のこと、あなたは知っていますか?

2019-08-29 01:16:00 | 日記
福島第一原発の事故以来、あの事故による人体に対する放射線の影響は、被曝した人々の健康への影響は、果たしてどのようなものであるのかはきわめて大きな問題でることは言うまでもありません。ですからこの問題には、GGIも関心を持っているつもりです。

ところが、去る8月7日の朝日新聞に掲載されて広島・長崎の原爆にまつわる記事を目にして、思わずハッといたしました。突然稲妻に打たれたようなというか、忘れていた遠い過去が稲妻の光に突然照らし出されたような気がしました・・・

記事の表題は

「終わらない原爆症認定訴訟:早期救済確認『8・6合意』から10年 / 厳格認定 姿勢変えぬ国 司法は広く救済、国と溝」

戦後74年を経ているのもかかわらず未だに被爆者による国を相手にした訴訟が続いているという記事です。申請をしても国(厚生労働省)が「原爆症」であると認定されなかった被爆者たちが原爆症であることを司法の場で認定することを求めて未だに次々に裁判を行っている問題についての特集記事です。

原爆・核の問題と原発の問題とは表裏一体であることは言うまでもないのですが、まことに恥ずかしながら、GGIは正直申しまして福島原発事故以後、原発の大事故に起因した放射線の被害のことには関心があっても広島・長崎の原爆による被曝の問題、放射線による障害の問題についてはほとんど問題意識がなかったと申しますか・・・この朝日の記事のテーマである「原爆症訴訟」については何も知らなかったも同然であることに、我ながら愕然といたしました。原爆被爆者の問題、最近はメディアで取り上げられることも少なく、そのためなんとなくなどと言い訳がましいことは言いたくないのですが、とにかく、なんとなくもう過去の問題、済んでしまった問題という意識がどこかにあったことは否定できませぬ。

この記事を読んでみまして、GGIは「原爆症認定訴訟」については初歩的な事柄も含めて、その経過についてほとんど何も知らないも同然であったことを思い知らされました。みなさんのなかにも、原発問題には関心があっても、原爆被爆者の問題、「原爆症認定訴訟」の問題についてはあまりご存知でないかたもおられるのではないかと思います。

かようなしだいで、以下にこの新聞記事の内容はよりわかりやすくリライトして補足説明を加えた一文を掲載しておきます。少し長くて退屈かもしれませんが、夏休みの宿題のつもりでご一読くださり、戦後74年を経て未だに終わらない「原爆症認定訴訟」について関心を持っていただければ幸いです。

(以下、朝日新聞の記事の内容と補足説明)

「原爆症」というのは広島と長崎に投下された原子爆弾の被災により生じた健康被害(爆風や熱線による火傷などの外傷や放射線の被ばくによる障害であり、放射線障害のなかでも現在もなお問題になっているのは癌、白血病、白内障、瘢痕性委縮などの晩発性の障害です)の総称であり、制度上は1995年に制定された「原爆被爆者援護法」(1957年施行の「原爆医療法」と1968年施行の「被曝者特別措置法」とを引き継いだ法律)に基づき、厚生労働大臣の認定が必要とされています。
 
原爆症認定制度では、被曝者援護法に基づく被曝者のうち(注参照)、一定の病気にかかっている人は放射能の影響の有無にかかわらず健康管理手当(月3万4770円)を受け取ることができ、原爆の放射線が原因で発病し治療が必要な原爆症であると厚労相が認定した場合は、医療特別手当(月14万1360円)に切り替わります(金額はいずれも2019年現在)。2019年3月現在、健康管理手当受給者は12万1841人、医療特別手当を受け取っている人は7269人です。すなわち、現時点で厚労省により原爆症と認定されている人は被曝者全体(14万5844人)の5.0%に留まっています。

(注:原爆被爆者の定義:原爆投下時に広島・長崎市などの一定区域にいて直接被爆した人。原子爆弾が投下されてから2週間以内に、救援活動、医療活動、親族探し等のために、広島市内または長崎市内の爆心地から約2kmの区域内に立ち入った人。原子爆弾が投下された際、またはその後に、身体に原子爆弾の放射能の影響を受けるような事情の下にあった人。例えば、被災者の救護、死体の処理などをされた方。上記のいずれかの項目に該当した方の胎児であった方。
厚労省のサイト:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/genbaku09/01.htmlより)

被曝者援護法制定後の2000年、飛んできた瓦で負った頭部外傷が重くなったのは放射線の影響によるものとして原爆症であることを認定するよう求めた長崎の女性が提訴した裁判において、最高裁は爆心地からの距離などから放射線量を推定し機械的に線引きする認定方法を疑問視する判決を下しました。

この判決をきっかけに、被曝者たちはその後この最高裁判決の水準で認定されることを期待したのですが、国は依然として認定申請の多くを却下し続けました。その結果、かつての原爆症の認定率は全被曝者の1%足らずに留まっていました。2003年、このような認定の実態を不服として被爆者たちは各地で集団訴訟を起こし、2003年4月に札幌、名古屋、長崎の各地裁で原爆症認定集団訴訟が提起され、裁判は17の地方裁判所に広がりを見せました。

その結果、2006年に大阪地裁により集団訴訟初の判決が下され、原告の被曝者9名全員が勝訴。その後も国が敗訴する判決が続き、集団訴訟は原告の9割以上が勝訴しました。その後、現在に至るまで2回の大阪高裁判決、1回の仙台高裁判決を含む19カ所の裁判所において連続して勝訴を重ねています。

このような国が敗訴する事態が続く状況を受けて2008年、政府は認定についての新基準の審査に着手し、一定条件で癌や白血病になった人を積極的に認定することとし、2009年には基準を改定、積極的認定の対象に慢性肝炎や肝硬変などを追加しました(その後、2013年に再改定されており、心筋梗塞などに関する距離要件を緩和しています)。この方針を踏まえて麻生太郎首相(当時)は、被曝者の高齢化や訴訟の長期化を踏まえて、「早期に救済する新たな方針を決断した」と表明、十年前の2009年8月6日、原爆ドーム近くのホテルで、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協、代表委員:坪井直)と合意に達しました。この合意は原爆症の認定を巡り国と被曝者側が訴訟の場で争う必要がないよう解決を図ることを目的とするものでした。

この合意に基づき2009年8月6日、国と被爆者団体は集団訴訟の終結を確認しました。この合意は後に「8・6合意」として知られることになります。その内容は「(集団訴訟の)一審で勝訴した原告の判決はそのまま確定させる」、「厚労相と被爆者の定期協議の場を設け、問題解決を図る」、「被曝者は集団訴訟を終結させる」というものでした。合意には法的拘束力はないものの被団協の坪井代表委員は「国が原爆被害の脅威を認めてくれた」と喜びの気持ちを表明しました。しかし、この合意の後も問題は解決しませんでした。

これまで国は「再審の科学的知見」に基づく厳格な判断にこだわってきました。これに対し、司法は「国の責任において被曝者に総合的な援護対策を講じる」とする被曝者援護法の趣旨に沿って広く救済を行う判決を下してきました。両者は8・6合意の後も原爆症認定に対する姿勢を大きく変えることはなく、未だに司法と国の溝は埋まっていません。

このため認定申請を退けられた被爆者が司法により救済されるというパターンが依然として繰り返されています。現在もなお裁判は続いており、国の敗訴が続くという異例の事態になっています。たとえば、8・6合意後の2010年に被爆者たちが大阪地裁に一斉に提訴していますが、2012年に勝訴しています。国は8・6合意後の2013年、認定基準を緩和しており、「科学的知見を超えて認めている」とする立場を取っていますが、司法は内部被曝の影響について「過小評価の疑いがある」などと指摘しており、その後も被曝者が勝訴する判決を相次いで出しています。全国原告団によれば、これまでに判決が確定した71人のうち勝訴したのは58人に達しており、8割を超えているとされています。

このような状況について、日本被団協の田中煕巳(てるみ)代表委員は「裁判を起こせば認定され、起こさなければ認定されないという差別を生んでいる」と批判しています。解決の糸口として、被団協は最近、被曝者全員に「被曝者手当」を支給し、特定の病気になれば病状の重さに応じて手当を増やす仕組みを提案しています。被団協の試算では国の負担はさほど変わらないとしています。

8・6合意に基づき、これまで7回、被団協は厚労省と定期協議を重ねてきましたが、具体的進展はありません。昨年12月の定期協議でもこうした提案とともに認定基準の改善を求めていますが、根元匠厚労相は「基準の見直しは難しい」と従来の主張を繰り返すにとどまっています。

今年の8月6日にも、平和祈念式典の後、十年前の「8・6合意」の場であったホテルと同じホテルで行われた安倍晋三首相らに被曝者の要望を伝える会において、広島県に二つある県原爆被害者団体協議会が認定制度を改めようとしないとしない政府をただし、「多くの裁判所で、現在の審査方針が被曝の実態に合わないことが繰り返し指摘されています。制度の改善を強く要望します」と迫りました。しかし、この要望に対して、根元厚労相は「被曝者に寄り添いながら原爆症認定制度を運営して参ります」と述べるにとどまり、宮崎雅則・健康局長は「さらに広げて基準を設けることは困難」と否定的に答えています。

日本被団協は今年の7月、原爆症と認められない苦しみや悔しさなどを手紙にしたため、最高裁に送る活動を始めています。被曝者の平均年齢は82.6歳。木戸季一事務局長(79)は「残り時間が少なくなった我々にとって最後の裁判。唯一の戦争被曝国ならば真摯に向き合ってほしい」と求めています。
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以上が8月7日付けの朝日の記事の内容です。記事の最後に今年の8月6日に広島のホテルで行われた安倍首相らと被爆者団体の会談における厚労省関係者の回答が記されていますが、その内容は実質的に「ゼロ回答」というべきものです。これらの大臣や局長による回答はもちろん安倍首相自身の了承を得たうえでのものであることはいうまでもありません・・・

この夏、広島・長崎での式典のあいさつにおいて両市の市長が強く要請した核禁止条約への加盟を頑なに拒んだだけではなく、被曝者たちの必死の訴えに対して平然として「ゼロ回答」をした安倍首相・・・「冷血」と言っては言葉が過ぎるでありませうか・・・

また、厚生省が却下しても裁判では次々に認定されるいる状況について、被曝者の団体の代表である田中煕巳氏が「裁判を起こせば認定され、起こさなければ認定されないという差別を生んでいる」と批判していますが、厚生省による原爆症認定の申請を棄却されて場合、実際に裁判を起こすに至る被曝者はどのくらいおられるのでしょうか?裁判を起こして最終的に認定を認める判決が確定するまでには長い年月を要します。それだけではなく非常な精神的負担、それに経済的負担を伴います。このため被曝者であれば誰でも裁判を起こすことができるとは限らないのではないでしょうか。このことを考えると、厚生省により認定されなかったために実際に裁判を起こすに至る人は被曝者うちのほんの一部に過ぎないのではないかと思われます。つまり、かなりの数の被曝者のみなさんは裁判を起こすに至らず、認定されないまま長年「泣き寝入り」を強いられているのではないでせうか・・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

今日の写真は近くのスーパーで出会ったワン公を撮ったものです。ワン公が言っております。「ハーハー、いつまでも暑いなあ、ハーハー、でも夏ももう終わり、みなさん、夏休みの宿題、やったあ?だいじょうぶ?」

グッドナイト・グッドラック!

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あんなあ、おっちゃんは死んでるのや・・・

2019-08-27 01:51:15 | 日記
この日曜日、町内では地蔵盆の行事が行われました。地蔵盆は当地の自治会の最大のイベントです。GGIは今年自治会の幹事役の一人でありますので、地蔵盆のお手伝いをしなければなりませぬ。

ほんとは午前七時頃から始める祭壇の飾りつけなどの作業も手伝わないといけないのですが、最年長幹事であることを理由にGGIの労役時間は午後からにしていただきました。

午前中は、祭壇の準備が終わったら、まず9時に近くの真宗のお寺さんから仏像、地蔵尊をお迎えして読経、次いで10時にはおやつ、10時半にはヨーヨー釣り、12時にお弁当で昼食、13時には「びゅんびゅんごまつくり」、そしてGGIがようやくお出ましになった午後1時半すぎ、まだ休憩タイムであり元気なワンバク小僧たちは外で跳ね回っています、午後2時ごろにはビンゴ大会が始まる予定でした

自治会の集会所、畳の大広間はあらたに設けられた大型のクーラーがよく効いていて快適、GGIの他にも幹事さんたちが何かと手伝っているので何もすることがないなあと思っているうちに眠気がさしてまいりまし。幸い広間の隅に座布団が積んでありましたので座布団の山を昼寝することにしました。

しばらくうとうとしておりましたら、小さな女の子が近づいてきてのたまひました

「おっちゃん、今日は地蔵盆やで、そんなところで寝てたらあかん」

「なんで寝てたらあかんのや」

「あそこに飾ってあるお地蔵さんに失礼や、お地蔵さんに足なんか向けたらあかん」

「そうかあ、寝てたらあかんのかあ、あんなあ、オッチャンなあ、寝てるように見えるけど違うのや、ほんまは死んでるのや」

「死んでるの?ほんとう?・・・」

女の子は首をかしげてトコトコと母親のほうへもどっていきました

「お母さん、あのなあ、あのオッチャン、私が地蔵盆やから寝てたらあかんと言ったら、寝てるのと違う、死んでるのやと言わはった、ほんとう?ほんとうに死んではるの?」

「オッチャンが自分でそう言うてはるならほんとうやろ、あのなあ、あのオッチャン、たいしてことしたわけではないのに人生に疲れてはるのや、疲れはててもうすぐ死なはることになってるのや、もん死んでるも同然や、そやからジャマしたらあかん」

しばし後、母親の方がそっと近づいてきました

「さきほどはせっかくお休みのところ娘が邪魔してすみませんでした・・・」

「いいえ、気にしないでください、まあ、それはともかく賢そうなお子さんやなあ、しっかりしてはる、でもねえ、それにしてもあなたは作り話が上手やなあ、上手すぎる」

「あらっ、聞いてはったんですか・・・」

「いや聞こえてきたのです、でも、ちいさな子どもにいいかげんな作り話をしてはいけませんよ」

「えっ、何を言うてはるんですか!うちの娘に『おれ、死んでるのや』といい加減な作り話しはったのはお宅の方じゃないですか!」

「ゴメン・・・」

「ゴメンですむならお巡り要らん」

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

今日の写真は地蔵盆の会場を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック
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さらば夏の光よ・・・

2019-08-25 01:27:11 | 日記
昨日の昼下がり、湖岸沿いの大通りを西に向かって歩いておりましたら、雲の彼方から夏の光が空いっぱいに広がっていました。

お盆も過ぎたし、そろそろ晩夏というところかなあ、そうであれば空いっぱいに広がっている光は「さらば夏の光よ」ということになるなあ、などとおセンチなことを思いながら撮ったのが今日の写真です。よろしければクリックしてさらば夏の光になってください。

神々しいと申しますと大げさですが、光あふれるステキな光景でありますので、GGIはピントきました。ひょっとしてこのあたりに神さまがいらっしゃるのではないか・・・善は急げと思い、いそいで空に向かって脳内携帯電話で尋ねてみました

もしもし、神さまでいらっしゃいますか、ごぶさたしております。突然お電話して失礼ですが、神さま、ひょっとしたらいま近くにいらっしゃるのではないですか?

誰かと思ったらGGIか、そのとおり、ひょとしたのだ、私はすぐ近くにいるぞ・・・

どのあたりですか?

すぐ近くだ、写真の下の方に少しだけ写っているお店があるだろう、そこにいるのだ

お店って、ああ、これですか、くら寿司ですか!?

そのとおり!

えっ、そんなお店にどうしていまごろいらっしゃるのですか、神さま・・・

今日は朝からちょっと忙しくておそい昼食をとっているところだ

そうですか、神さま、それにしてももっと他にいい店があるでしょう、そんな店でなくても・・・・あなたは神さまなのですから・・・

そんな店で悪かったなあ、おいGGIよ、ちょっときくけれど、神さまがくら寿司に行ったらダメなのか?いつからそんなことになっているのだ?

いえ・・・ダメだというわけではないのですが・・・

ダメだというわけではないがどうしたと言うのだ?

ダメというわけではないですが、そのようなお店ではちょっと・・くら寿司で消費税込一皿百円の回転寿司を神さまがパクついていらっしゃるようでは・・いささか神さまのイメージが・・・

イメージダウンするというのか?GGIよ、お前はいつからそんなアホなことを言うようになったのだ、このスノッブ野郎!、そんなイメージがどうのこうのというのは広告屋のいうことだ、電通の回し者のようなことを言うなんてまこと情けない、イメージほどいいかげんなものはないということが分らんのか!イメージの氾濫がこの世をダメにしているということが分らんのか、この大馬鹿者!

・・・あの~、神さま、お言葉ですが、ちょっとGGIは先を急ぎますので今日はこのへんで・・・またお話はあらためてお聞きさせていただきますから

こらあ~、逃げるな、卑怯者!GGIのインチキ野郎!

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!
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ふたたび残暑御見舞:ちょっぴり涼しそうな「正直」なお菓子・・・

2019-08-23 01:36:06 | 日記
昨日、スーパーで「フルーツの森」というお菓子を買いました。小さな一辺1センチにも満たない四角いアメさんたちが二十個以上は入っているようです。淡いピンクやイエローやグリーンのアメさん、これらはフルーツのつもりのようであります。いろどりはちょっぴり涼やか、まことに結構です

このお菓子、一袋、一金20円也!まことにリーズナブル過ぎるお値段でありましたので思わず買ってしまいました

今日の写真はこの「フルーツの森」を撮ったものです。ぜひクリックしてご覧になってください。

このお菓子、いろどりがよく値段がリーズナブルであるだけでなく、たいへん正直でもあります。

と申しますのは、「フルーツの森」と称していながら、袋の右下にははっきりと「無果汁」と書いてあるからです。「フルーツの森」ですからほんとは「無果汁」と書きたくないのでしょうけれど、ウソをつくのはこのお菓子の主たる購入者であるところの小さな子どもたちのためにならない、ほんとうのことを書くのはつらいけれど、ここは正直に「無果汁」と記しておかなければいけないと、名古屋市西区のこのお菓子を作った小さなメーカー「共親製菓株式会社」の方々は考えたのでありませう

この共親製菓株式会社さんの姿勢はあの大食品メーカーAGF(味の素)よりずっとずっとリッパです。

と申しますのは、スーパーの隅っこにボタンを押すと目的物が紙コップに注がれる飲料水の自販機が置かれており、この自販機であのAGFさんは黄桃の写真を張り付けて黄桃のジュースと称するモノを売っているのですが、このジュースについての表示がクセモノなのです。おいしそうな黄桃の写真、そのはじっこに見落としそうな小さな字で「果汁0.2%」と書いてあるのです。GGIはこの表示を目にして絶句していました

たったの0.2%!他の99.8%は果汁なんかではないのです。かぎりなく「無果汁」にちかい果汁のジュース、AGFさんはこれを果汁と称して売っているのです。これはもう詐欺に限りなく近い商法です。この詐欺商法にくらべれば、「無果汁」とはっきり記している「フルーツの森」はきわめてまっとうであります。

AGFのみなさん、ひとをだましてはイケマセン、今日の写真をしっかり眺めて反省してくださいね!

「果汁0.2%入り」の黄桃ジュースをご覧になりたい方は2018年4月20日の日記をご覧くださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

グッドナイト・グッドラック!
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残暑御見舞い:「あほ」な話、あるいは高級関西弁入門講座・・・

2019-08-21 01:46:03 | 日記
一週間ほど前の某日、起床して今日も暑い一日になるなあ、とりあえず冷たいお茶をと思って冷蔵庫をのぞきましたら、2リットル入りのお茶のベットボトル、残りがほとんどありませぬ。

アッチャー・・・GGIは「年寄りは熱中症に注意、室内でも熱中症になる、ドリンク・ウォーター!ドリンク・ウォーター!」という宣伝にすっかり洗脳されていますので、近くのスーパーへ買いに行くことにしました。

スーパーに入りましたらエアコンがガンガン、よく効いていて快適、お茶を買って帰ろうとしましたらお店の隅っこに「健康チェックしませう」と記された紙切れが貼ってあり、中高年らしきオジサンが二人とオバサン一人がたむろしております。どうやらGGIがいつもお世話になっている近くの診療所のフアンクラブみたいなグループの面々のようです

「健康チェックしてみませんか?」
「いや、ケンコウやからケッコウです、ボク、いつもあそこの診療所にお世話になっていますから・・・」
「まあ、そうおっしゃらずにどうですか、簡単ですから。血圧を計って、体脂肪計付きの体重計で測定すればいろんなことが分りますから」
「ボクが賢いかどうか、わかりますかあ?」
「さあ、そこまでは・・・でも場合によっては分るかもしれませんね」
「場合によってとはどんな場合ですか」などと押し問答しておりますうちに「健康チェック」されてしまうことになってしまいました

まず血圧、おじさんの一人が計ってくれます。結果は150~75mmHg・・・
「血圧の薬飲んではりますか?」
「のんでない、おかしいなあ、ふだんは最高値は120~130ぐらいやけどなあ・・・」
「そうですかあ、暑いところから急にエアコンのよく効いた冷えたところに・・・血管が驚いて縮んだので高いのかもしれませんねえ・・・え~っと、次は体重計に乗ってください」

体脂肪も計ることができると言う体重計、普通の体重計より一回り大きく、両足を置く位置が定められています。

「マークのあるところに足を置いて立ってください、あっ、靴下、脱いでください、それから両手でここをしばらく握っていてください」

体重計の先端から棒状のものが突っ立っており、両側に取っ手のようなものがついております。その取っ手をしばらく握っておりましたら、しばらくして「はい、結構です、測定終了、体重計から降りてください」

オジサン二人が何やら数値らしきものを記録用紙に記入しております。記入が済むと記録用紙をみせながらオジサンの一人が測定結果を説明してくれました

氏名:GGI 男 年齢 78歳、
身長163センチ(自己申告) 体重:58.2kg
体脂肪:17.5% (10~20%未満・・・標準)
内脂肪レベル:9 (1~10未満:標準)
BMI:21.9 (18.5~25未満・・・普通 BMI=体重÷身長の二乗)
基礎代謝:1415 Kcal
・・・・

基礎代謝っていうのはGGIには理解不十分、何を意味するのかよくわかないのですが、オジサンの話によれば、この値は良い数値なのだそうであります。

記録用紙を渡されて、いちばん下の欄に記入されている数値を見て、GGIは思わずのけぞってしましまいた、大笑い、哄笑、大爆笑・・・

「体年齢:56歳」

なんだって!56歳!実年齢より二十歳以上も若いだなんて!!!

これはワルイ冗談です、信じられん!アンビリーバブル!青天のヘキレキ、想定外のきわみ、大番狂わせ!セ・ラ・ヴィ!

オジサン曰く、「若いですねえ」
GGI、おもわず答えてしまいました、「アホやから・・・」

ひとりつぶやきました
「この数値ではオレはかなりの《アホ》」ということになってしまうなあ・・・」

関西では、何かの拍子に誰かから「若いなあ」などと感心されたり冷やかされたりしたときには、まよわず即座に、さらりと「アホやから」あるいは「アホやさかい」と答えるのが正しい礼儀作法であります。

このように自らを笑いものにして謙譲の美徳を発揮することにより、他者とのコミュニケーションが図られ豊かな人間関係が醸成されるのです。

このような受け答えができない方、アホと自称するような自尊心を傷つける自虐的な受け答をしようとは思わないという方は、文化度がまだまだ低い方であります。未開人であります。努力して関西弁の奥深さを勉強なさって文明人になってくださいませ

機器を用いたこのような簡便な測定法による「健康チェック」、どの程度の信頼度なのかははなはだ疑問なのでありますが、GGIはご都合主義でありますので、己に都合の良いことはまるまる信じることにして、上機嫌でスーパーを後にしたのでありました

スーパーを出て押し寄せる熱気の中でGGIは入道雲に向かってさけびました

「お~い、雲よ、よく聞け、オレはまだ56歳だぞ~!78歳ではないぞ、若いんだぞお、分ったかあ!」
「そすかあ・・・オッサンがアホなことはよう分かったあ、まえからわかっていたけどなあ、だけどオッサン、自分がアホなことがわかってそんなに嬉しいのか!オッサンは救い難い正真正銘のアホや」

今日は「健康チェック」の記録用紙を証拠写真として掲載しておきます。ご覧になるほどのものではございません。ただ、GGIの今日の話が与太話でないことをご確認いただければまことに幸いでございます

健康チェックしてくれたオジサンたち、「次回の健康チェックは9月10日の午前10時~11時半です。同じ場所でやります、またいらっしゃい」

ありがたき幸せでありますが、健康チェックは一回で十分でありませう。またチェックしてもらって「すみません、前回の測定値は誤りでした。GGIさんのほんとうの体年齢は85歳です」なんて宣告されると困りますから・・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

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