UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

中秋の名月:ああ、風流の恥ずかしき大勘違い・・・

2023-09-30 00:26:15 | 日記
今夜は中秋の名月です。柄にもなく、たまには風流を気取って、お月見でもしようと夜空を見上げました。まん丸のお月さまが夜空にぽっかり、ああきれいだなあと思っておりましたら白い雲が現れ、お月様に寄り添いました。

なかなかの景色であることよなあ、お月様ただひとりで夜空に浮かんでいるより、白雲がよりそうように近くを漂っているほうがポエチックで絵になるよなあ、ああ何と風流であることよなあ、

などと満足しながら眺めておりましたら、「月にむら雲、花に蝶」という言い回しがあることを何となく思い出しました・・・これはお月様がひとりでただ浮かんでいるよりも白雲が付き添っているほうが風流だよなあ、花だってただ咲いているよりもチョウチョさんがやってきて花と戯れている方が絵になるよなあ、風流だよなあ」という意味であろう・・・確かにそうだよなあ、と思いながら「むら雲」(むらがる雲)の「むら」はどんな字だろうと思ってネットさんに教えてもらおうとしましたら、タイヘンなことが、まことに恥ずかしきことが起きてしまいました・・・

検索欄に「月にむら雲 花に蝶」と書き入れましたが思うようなものが出てきませぬ。「月にむら雲」は「月に群雲」(あるいは叢雲)」と出てきたのですが、「花に蝶」が出てきません、出てきたのは「花に風」です。何度調べても出てくるのは「花に風」なのです、「花に蝶」ではないのです・・・

どうやら教養なき私めが、大勘違いして記憶していたようなのでありました。つまり、本来の言い回しは「月に群雲 花に風」であったのです。この言い回しは「よいことには邪魔が入りやすく、長続きしないものだ」ということのたとえなのです。ああ、お月様、きれいだなあと思っていたら雲が邪魔しにくる、きれいな花が咲いているなあと思ったら風が吹いて花が散ってしまう…ええことは続かんなあ・・・

ああ、それなのに、それなのに・・・私は生まれてこの方、大勘違いして「月に群雲 花に蝶」と思いこんでいたのです。これは風流を意味する言い回しであると、今日の今日まで、つい1時間ほど前まで、思い込んでいたのです・・・ところが、そもそもは記憶違いだったのです・・・長年、知ったかぶりだけ生きてきたことのツケが回ってきてしまいました・・・反省すれば済む話ではありませぬ・・・ただひたすら己のアホらしさかげんを恥じいるのみでございます。

今日の写真は、今夜撮った中秋の名月、「風流なる」光景のつもりで撮った写真、すなわち「月に群雲」を撮ったものです。いかがでしょうか、大勘違いは恥ずかしい限りですが、「月に群雲」もそう捨てたものではない、若干風流の趣がないこともないと思うのですが、いかがでせうか・・・往生際が悪いのですが、どうか、クリックしてご覧になっり、風流か否か、御判断くださいませ。

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
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突然ですが・・・ロシアの市民は負けない、勝つ、きっと勝つ!・・・・

2023-09-18 01:37:26 | 日記
ロシアによるウクライナへの全面侵攻が開始されてから500日以上が過ぎました。この間、ロシアの市民たちはどうしているのか、とても気になるのですが、日本のメディアはほとんど伝えていません・・・。

昨年の2月24日、ウクライナへの侵攻が開始された日、ロシア第二の都市、サントペテルブルグの大通りいっぱいに市民たちが集まり侵攻に反対の意思表示をしている様子が写真入りで大きく報道されていたことを私はよく記憶しています。その後、延々と侵攻の日々が続く中、ロシアの市民たちはどのような思いで日々を過ごしているのだろうかと思っていたのですが、人権団体のアムネスティが7月28日付けで、ロシアでの市民による反戦活動の様子を伝えていました(アムネスティ日本のサイトに掲載されています)。

このアムネスティの情報によりますと、ロシア当局は、国内の反戦活動家に対して激しい弾圧を行っており、国内の反戦運動を抑え込むために、さまざまな法律と手段を用いて、これまでに2万人以上の市民に対して厳しい報復的措置を取っているとのことです。
 
戦争に抗議したり、ロシア軍の動きについての情報を共有したりすると、厳しい刑事処分や行政処分による制裁を受けることになります。また自由な意見の表明を処罰の対象にする法律が施行されているため、ごく些細な反対意見に対しても禁固刑や巨額の罰金が科されるとのことです。
 
街頭で反戦デモに参加したり、インターネット上で戦争を批判したりして有罪判決が言い渡されており、昨年は、これらの「犯罪」を犯したとして2万1000人以上が処罰されています。そのうち2307人が禁固刑を科されています。禁固刑でないその他の市民は多額の罰金刑を受けているとのこと。

こてまでに2万人以上もの市民が反戦活動を理由に処罰されているとは・・・驚くべき凄い数字です・・・そして、処罰された2万人余の市民の背後には、おそらく2万人の何倍もの、あるいは何十倍もの、あるいはそれ以上の、戦争に強く反対している市民たちがいるのではないかと想像されます・・・

最近の日本では、何らかの社会的問題などについて市民の抗議集会やデモなどが行われても、1万人もの市民が集まるようなことはまず考えられません。ですから。当局による厳しい弾圧にさらされるのを覚悟のうえで、2万人以上もの市民が、反戦に、ウクライナ侵攻反対に立ち上がっているとは、ほんとうに驚くべきことです、凄いことです、正直言って、あの圧政の下でこれだけ多くの市民が懸命に闘っているとは、私は思ってもみませんでした・・・

それに、これらの市民たちは何らかの組織やグループをつくって活動を行っているわけではないものと思われます。何らの組織を背景としているのではないのです。そのようなことをすれば、すぐに当局による厳しい監視や取り締まりの対象になってしまいます。ですから、市民たちは、身近な知人たちと多少互いに連絡などを取りあうようなことはあるとしても、基本的には、各人が個人として、自らの意思と信念に基づけ、自らの責任において、個々に反戦のために行動しているのでありませう・・・

私たちが知らないだけなのです、ロシアの市民たちの思いを。ロシアには、開戦以来、戦争に懸命に反対している市民がたくさんいることを・・・

ベトナム戦争のとき、米国では多くの市民が自国による戦争に反対していました。そして戦争を終わり、米国は負けました。米国が始めたイラク・アフガン戦争のときも米国をはじめとしたさまざまな国の市民たちが強く反対しました。そして米国は撤兵せざるを得なくなりました・・・

個々人の強固な意志に基づいて、当局の激しい弾圧に屈することなく、自国による戦争に反対して行動しているロシアの市民たちが負けることはないでありませう、ロシアの市民は勝ちます、いつの日か、きっと勝ちます!・・・

ウクライナ侵攻については、私は「戦争を止めなさい。原発を攻撃してはいけない」と記した、ロシア大使館経由でプーチン大統領に宛てた戦争反対のハガキを作って、友人や知人たちにばらまいたことがあるだけで、いわば高みの見物をしているに過ぎない日本の一市民ですが、ロシアの市民のみなさんの自国がしかけた戦争に反対する闘い心から強く支持します

今日の写真は上記のアムネスティのレポートに付されていた写真を勝手に借用したものです。街頭で反戦の意思表示をした、ピースマークが記されたバッグを手にした人物が、警官に取り囲まれて地面に横たわっています。クリックしてご覧になってください。

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
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大海の一滴・・・一年間にたったの0.4グラムのトリチウム水・・・でも・・

2023-09-05 01:18:43 | 日記
去る8月24日から、2011年に大事故をし起こした東電の福島第一原発から「処理水」なるものの海への放出が開始されていて問題になっていますね。この「処理水」の中に人間など生き物に有害な放射線を発する物質、すなわち放射性物であるところの「トリチウム」という、水素の親戚筋にあたる元素が含まれているため、いろいろ問題になっています。

トリチウムは実際には化学的には「トリチウム水」という形で存在しています。トリチウム水というのは水の分子が持っている2個の水素のうちの1個がトリチウムと置き換わったものなのですが、この「トリチウム水」が放出される「処理水」の中に混じっているため、そんなものが含まれているものを海に捨てたりして大丈夫か、と問題になっているのです。

国と福島原発事故を起こした東電は、このトリチウム水が含まれている「処理水」を海水で薄めてから1年間に22兆ベクレルを超えない範囲で海へ捨てると言っています。ベクレルというのは放射性物質の量を示す単位なのですが、22兆ベクレルなどと言われても、「兆」というぐらいだから、おそらくスゴイ量なんだろおなああと思うだけで、いったいどのくらいの量なのか、私たち普通の市民にはさっぱりわかりませぬ。ですから、そんなこと言われてもなあ、事の良し悪しはわからんやないかあ・・・などと思っていましたら、青山学院大の岸田一隆という先生が、8月23日の毎日新聞(デジタル版)で、22兆ベクレルってどのくらいの量なのが具体的に説明してくれていました。先生曰く

「22兆ベクレルというと大変な量のように感じられるかもしれないが、純度100%のトリチウム水に換算すると、たったの0.4グラムであり、これを1年間かけて海水で薄めて放出するので、環境に対する影響はほぼないと考えられる・・・」

えっ、0.4グラム?!みなさん、たったの0.4グラムですよ、ポタポタっとお醤油をわずか数滴といった量です。これはまさに「大海の一滴」・・・まあ、この先生のおっしゃる通りならば、たったの大海の一滴であれば、おそらく大丈夫だろうなあ・・・それに、トリチウムを除く技術は今のところ存在していないので、世界のあらゆる原発や使用済み燃料の再処理工場からも、それに軍関係の核兵器関連施設からも、普段トリチウムが放出されており、その量が22兆どころじゃない何百兆ベクレルとか、もっともっと大量の、とんでもない量のトリチウムを出しているところさえあることを考えれば、まあいいか、しかたがないか・・・などと思ったりいたします・・・しかしながら、実はことはそう簡単ではありませぬ・・・

と申しますのは世の中には「風評被害」なる厄介なものが存在しているからです。福島県の漁民の皆さんが最後まで放出に強く反対していたのは、今でも反対しているのは、この風評被害を懸念しているからです。あの大事故後、約十年のあいだ、事故に起因した実害と風評被害に悩まされながらも漁業再開に向けて営々と努力を重ねてきて、本格的再開に向けてあと一歩というところまできて、またしても風評被害が起きたりしたら、今までの努力は台無し、まさに水の泡・・・このため、福島県の地方紙「福島民報」の世論調査では、福島の大半の方々は風評被害をかなり心配しているとされています

それに国と東電は8年前に「関係者の理解を得ずにいかなる処分も行いません」と漁業関係者にはっきり約束していたのですから、すなわち「放出」なんか決してしませんとしていたのですから、このたびの「処理水」の放出は約束違反そのもの、国が約束を勝手に破ったりしてはいけません。ウソはいけません、ドロボーの始まり。ですから弁解無用、やはり、たとえ上記の岸田先生がおっしゃるように、たったの「大海の一滴」に過ぎないとしても、放出は中止すべきでありませう・・・

「大海の一滴」は、初めは一滴に過ぎなくても、「風評」によって何滴にも、何十滴にも、何百、何千、何万とどんどんどんどん、無限に膨れ上がっていくのです・・・その結果、隣国の中国が「日本の水産物はぜ~んぶ危ない」と言い出すなど、巨大な「政治的風評被害」とも言うべき事態も起きたりしているのです・・・

今日の写真は、「大海」の写真が手元にありませんので、近くのわがマザーレイク「びわ湖」の写真を借用しました。この写真を見ながら「大海の一滴」ってどのくらいなのかお考えくださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!
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