UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

トランプさん、あなたを熱烈支持します、日米安全保障条約破棄大歓迎!

2019-06-30 01:02:51 | 日記
トランプさん、あなたはG20サミットのために日本に来る直前におっしゃったそうですね

「日米安保条約は米国ばっかりが負担を強いられている不平等条約だ!日本がどこからか攻撃されたら米国には日本を守ってやる義務があるのに、米国がどこからか攻撃されても、日本には何の義務もなく、日本人はソファーに寝転んでのんきにソニーのテレビなんかみてればいいというのはアホな話や、それにホルムズ海峡も日本が自分で守ればいいのに米国が肩代わり、こんな不平等条約はもうヤンぺや!日米安保を断固破棄するぞ!」

えっ、何ですか?そんなこと言ったかなあとトボケルのですか?いけませんねえ、男は一度口にしたことは実行しなければいけません。巧言令色のアベ君をはじめ日本の政治家は口先ひとつでどうにでもごまかせるなどと思っていますが、そんな恥ずかしい人間たちのマネをしてはいけません。あなたは男でせう、米国の大統領は男の中の男のはずですから、あなたに二言があってはなりませぬ。

GGIはあなたの意見に大賛成、あなたの意見は正しい!熱烈歓迎熱烈支持です。こんな不平等条約は直ちに破棄すべきです!大統領はお分かりかと思いますが、日米安保は日本にとってもとんでもない不平等条約なのです。この条約は日本が米国の属国になるなら米国は日本を守ってあげるという歴史的に類を見ない不平等条約なのです。

あのですねえ、あなたはご存知ないでしょけれど、もともとの日米安保条約は1951年サンフランシスコでの講和条約締結のときに、どさくさまぎれに日本側が強引に締結させられものなのです。当時の首相である吉田茂をはじめとした代表団がサンフランシスコに到着したら、突然「講和条約に調印したらすぐに安保条約に調印しろ」と米側から脅迫的に通告されたのです。内容があまりに屈辱的なものであったため、代表団の面々は調印したがらず、そのため吉田茂ひとりだけが講和条約に調印式を終えてから数時間後に、米軍司令部に用意された調印の場に出向き、しぶしぶサインしたのですよ。

ですから日米安保条約の破棄は日本国民の望むところであるのです。大歓迎です!

日米安保のおかげで日本は戦後あなたのお国の実質的な属国となり下がってしまって今に至っております。国内にこんなにたくさん外国の軍隊の基地や施設が存在している国なんて、日本をおいて他にありません。このままでは日本は永遠に米国の属国から逃れることはできません・・・

少なくとも日本が戦後このかた一貫してこの不平等条約の下で実質的に貴国の軍事的植民地に甘んじていることは誰の目にも明らかです。このため、いまだに日本はまともな独立国ではないのです。独立国ではありませんから、在日米軍は治外法権でやりたい放題、首都圏の制空権は外国の軍隊である米軍が握っている・・・これではいくらひとりアベ君がいい気になって世界を飛び回っても、ああ米国の子分がやってきたと思われるだけの話です。

トランプさん、あなたが日米安保を破棄してくれれば日本は晴れてまともな独立国になることができるのです。国内に常時強大な外国の軍隊がわがもの顔で駐留しているという異常な状態が解消されるのです。そしてこのGGIは沖縄の一坪地主という役割を晴れて放棄することができるのです

まことに恥ずかしい話でありますが、日本にはアベ坊をはじめ日本がほんとうに独立することを嫌がる政治家がゴマンといるのです。しかし、自国の独立を嫌がる政治家なんて政治家の名に値しないことは言うまでもありませぬ

日米安保が破棄され、日本が米国から軍事的に独立しても心配ご無用!米国から独立して中立国となった日本の自衛隊が東アジアの安全を脅かす存在となることはあり得ません。日本が独立すれば日中、日朝関係の緊張が緩和され劇的に好転、東アジアの安保環境は大きく改善されるでありませう。米国を間にはさんでのギクシャクした日韓関係にもよい影響が現れるはずです。北方領土問題についても、日本がアメリカの軍事的植民地から脱したならば、プーチンさんは歯舞や色丹に米軍基地ができる可能性がなくなったので返したもいいよと考え直すかもしれません

日米安保条約の破棄はこのようにアジアの、いや世界の平和に大きく貢献することになるのです。ですから、トランプさん、あなたが言葉通りに破棄すれば、ノーベル平和賞があなたのもとに転がり込んでくることは確実です!そうなれば次回の大統領選での圧勝も確実となるでありませう!!

トランプさん、日米安保条約の破棄は日米双方にとっていいことづくめであります!!男の中の男であるトランプさん、男に二言があってはなりません。さあ、一日も早く日米安保条約を破棄して、男になってください!

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

今日の写真は最近米国で出版されたトランプ本の表紙を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!
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テレビや新聞は何も言わないけれど、これはどう見ても過剰警備です!

2019-06-28 01:34:41 | 日記
首都圏のほうではどうか知りませぬが、関西ではここ数日、新聞もテレビもG20関連のニュースのてんこ盛りであります。

G20関連のニュースと申しましてもG20の会議そのものについてというよりは、史上最大、空前といわれる警備についてのニュースなどで賑わっているのです。

「主要二十カ国の首脳が大阪にやってくる、日本で初のG20開催だ、ここはオレたちの出番だ、これ以上の舞台はない、大活躍するぞ!」と警察が大張り切りなのです。「我々は絶対にテロを防ぐぞ~!不届きもの、不審者は断固検挙してみせるぞ~!」と張り切って全国から警官を動員、その数およそ3万人!日本の警官の総数は約30万人ですから、全国から総数の1割にあたる警官が動員されていることになります。

3万人の動員、動員に要する費用もバカになりませんが、この3万人の宿を確保するだけでもタイヘン・・・これではまるでG20便乗全国警察官大会ではないか!

関西にお住いの方はこれまでに何度もくりかえし「空前の警備」の様子をテレビや新聞で耳にタコができるほど知らされておりますのでもうウンザリでしょうけれど、参考のためにその主な警備の内容を記してみます。

常識的には、外国からの首脳などを警護するには、空港や首脳などが停まるホテル近辺、会談が行われる施設の周辺、要人が行き来する道路などの警備などで十分であると考えられるのですが、大張り切りの警察は以下に記しますように、この他に、いろいろな場面にしゃしゃり出て張り切っております。

・阪神高速全面閉鎖:27~30日、大動脈である10路線を早朝から深夜まで閉鎖。東京で言 えば首都高速の都心の主な路線が終日閉鎖されるようなものです・・・
・大阪市立と府立の全幼稚園、小・中・高校など計674校が27~28日休校
・大阪市が資源ごみ、包装プラスチック、粗大ごみの収集を休止、27~29日
・JR西日本、京阪神の私鉄の主要駅でコインロッカーとゴミ箱閉鎖
・大阪発の西日本JRバスの一部運休
・佐川急便やヤマト運輸は大阪市などへの配達日の指定サービスを一時停止。大阪府を通過 する郵便物が1~2日程度遅れる見込み
・大阪城天守閣休業 27~28日
・梅田スカイビル空中庭園の展望台休業27~30日
・関空:連絡橋で交通規制、リムジンバスが運休か減便
・水族館「海遊館」で手荷物検査 27~30日
・通天閣で手荷物検査 27~29日
・会議場となるインテックス大阪がある人工島「咲洲」(さきしま)の住民は全員、何日も 前から、警察が発行した身分証明書を外出時に携帯していなければならず、職務質問に応 じなければなりません。また警察は島に出入りする全車両を検問、住民はあらかじめ買い だめなどをして外出を控えざるをえないとのことです

まあ、この「空前の大警備」、名目はテロ防止ということでしょうけれど、それにしてもこんなになにもかもを規制するとは、大阪の小・中・高校生は学校に行くなとか住民は外出を控えよとか、幹線道路は終日封鎖だとか、明らかに行き過ぎ、過剰なる、余計なオセッカイ極まる警備ではないでせうか・・・

これは明らかに過剰警備です。過去に欧米の大都市でG20の会議がこれまでに開かれていますが、おそらくこんな大げさな警備は例がないでありませう

過剰警備は人々に迷惑をかけるだけではありません。膨大な公金の無駄づかいでもあるのです。テレビや新聞など、メディアのみんさんも分かってはいるのでしょうけれど、決して「これは過剰警備だ」などと報じたり批判したりいたしません。そんなことを言ったりしてアベ坊や治安関係筋などから睨まれて非国民扱いされるのが恐いのです・・・

「過剰警備」というのは、本当は行う必要がない警備を、どうしても必要なものであるかのようにもっともらしく装って行うことにより、警察の存在を、その治安維持能力を誇示することを主目的とした行為に他なりません・・・

これは慧眼なるGGIの私見ですけれども、いまこの日本には、どこかの国の首脳を襲おうとする日本人のテロリストなんかおりませぬ。9・11以降、「テロ」という言葉は世界中で大流行、日本でも何かと言うと当局が便乗して「テロ防止のため云々」と言ったりしますが、9・11以後、この日本でテロの危険性が迫ったという事態は皆無です。日本にはテロリストはいないからです。デタラメを言っているのではありませぬ。ウソだと思うなら公安調査庁にでも問いあわせてみてください。外国の諜報機関や危ない過激な組織の手先となった日本人テロリストがいるかもしれないなんて言われるかもしれませんが、そんなものは安物スパイ小説の読み過ぎです。

海外からテロリストが来るかもしれないではないかとおっしゃるかもしれませんが、日本は幸い島国、主要な空港を抑えておけばテロリストの入国はふせげます。ハイテクを駆使する日本の入管は優秀です。海上からのテロリストということもリクツでは考えられますが、まあ可能性は限りなくゼロに近い・・・

いつであったか、ある新聞記事で、日本で暮らすイスラム系の外国人が言っておりました。「ボクたち、欧米ではともかく、日本では目立ち過ぎてテロリストなんかにはなれっこないですよ」。御説ごもっともであります

唯一可能性が考えられるのは日本へフリーパスで出入りできる在日米軍の兵士かもしれませんね。なにしろ米軍には日本の治安当局も手が出せないからです。トランプ憎し、あるいはトランプ命と思っている兵士が基地を抜け出して・・・まあ、これも話として面白いのですが、笑い話のうちでありませう。

つまり、大阪でのG20に出席しているどこかの国の首脳を襲うテロリストが出現する可能性は(治安関係者は密かに望んでいるのかもしれませんが!)実際には限りなくゼロに近いのです。にもかかわらず、この警察当局挙げての空前の過剰なる大警備、市民のだれもがたいして不平もいわずにこの警備にしたがったとなれば、警察は一段と自信を深めることになるでありませう。

市民なんかどうにでもなる、香港なんかようなことを起こさせないと自信を持つことでありませう。このたびの空前の大警備は、これからは一旦緩急あれば大胆に超法規的な過剰警備で行こう!というための予行演習なのではないか、というのがGGIの見解です

秘密保護法や共謀罪という治安関係の法律が次々に制定されてしまったことについて、京大法学部の某先生が日弁連主催の某講演会で、「これらの法律が施行されると、これまではいわば小文字の治安であったものがこれからはいわば大文字の治安という時代になるでありませう」と政府が本格的に治安対策に深入りすることになるのではないかと指摘されていました。このたびの空前の大警備もその現れの一端かもしれませぬ、というのは考えすぎでありませうか・・・

ここまで書いてきて、作家の故・堀田善衛氏があるエッセーで次のようなこと記していたことを思い出しました。ずいぶんむかしのことです

あるとき、警察庁の幹部である知人と話していて、私は次のように尋ねてみた
「それで君たちは日本をどのような国家にしたいと思ってるんだ?」
「そうですね、ほんとうのところを言えば《警察国家》にしたいというところでしょうか」

G20の影響は大阪から遠く離れたわが湖都の地にまで現れております。その証拠が今日の写真です。先日乗った湖都の市内を走っている京阪電車さんの車内に吊り下げられていたポスターを撮ったものです。鉄道テロ防止のポスターです。

ポスターには次のように記されています。

鉄道の警戒警備を強化しています
We will reinforce railway security during G20 Osaka Summit

そして、「鉄道テロを防ぐのは一人一人の目と行動です」

まさに監視社会のススメですね・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!






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歴史を捏造なんかしないバス会社さんの見識に心から敬意を表します

2019-06-26 02:04:37 | 日記
昨日、湖都を走っている京阪電車さんに乗って「京阪大津京」駅まで行き下車、JRの「大津京」駅の前を通って近くにあるイーオンさんをうろつきました。

去る6月2日の日記に書きましたが、「京阪大津京}という駅名は歴史の捏造による駅名です。これまでは「皇子山」という壬申の乱と関係がある歴史的に由緒ある名前だったのですが、最近になって目の前にあるJRの「大津京」駅という名前につられて改名、歴史を捏造したのです。

と申しますのは、JR大津京駅はかつては「西大津」駅でありました。JRの駅がある地域は「西大津」と呼ばれているからです。ところがそれを以下にのべますように、湖都の市長さんがまったくの気まぐれで勝手に「大津京」駅に改名してしまったのです・・・

これまでに何度か書いていますが、今を去ること十年ほど前?のことであったでしょうか、湖都の市長さん、マンション業者や観光業者、インチキ文化人やその他怪しげな関係者などが語らって歴史を捏造することにしたのです。

「大津京」なる歴史上存在していない都がかつてあったことにしてJRの西大津駅を「大津京」駅に改名すれば観光客がたくさんやってきて潤うだろうと取らぬ狸の皮算用を画策、その結果、歴史の捏造に成功したのでありました。しかし、この改名、カネがかかっておりました。大金であります、公金を費やしたのです。

アホな湖都の市長さんは改名代としてJR西日本に6000万円も支払ったのです。JR西日本はおカネさえくれればお好きなように駅名を改名しますよ、という無節操・無教養な金儲け命の企業だったのです。しかし、駅名は変えたものの、おかげで観光客が増えたという話はいっこうに耳にしませぬ・・・しかし、JR西日本さんとしましては、別に観光客が増えなくても、すでに改名代で大儲けしておりますので、痛くもかゆくもありませぬ・・・

この駅名改称騒動、すなわち「大津京」捏造騒動の顛末については5年ほど前の日記など、何度か書いておりますのでよろしければご覧になってくださいませ。

「大津の宮」は歴史的に実在していたが「大津京」なるものは存在していなかった、学校の教科書にもそんなことインチキは書いていない、観光や金儲けのために歴史を捏造するという恥知らずなことを行ってはならないと主張していた某自治体の文化施設のまじめな学芸員氏から、市民に直接訴えて場をなんとか設けてほしいという話がありましたので、日本史のことなんか何も知らないGGIでしたが、公金を使って歴史を捏造するのは許せないと本気で応援したのです。講演会をやったり県内の学者さんを集めてシンポジウムをやったり、市長さん相手に監査請求したり・・・それに毎日新聞も文化欄で何度もこの問題を取り上げてくれました・・・・しかしながら、結局、市側に完敗とあいなってしまったのでありました。

駅名改称に成功してからは、「大津京」にちなんだと称してイベントなんかを開催したりして、いまでも市と市に取り入るみなさんは公金を無駄遣いしております

ところが、昨日JR「大津京」駅の前の歩道をあるいておりましたら、駅前にあるバス停の名前がいきなりわがGGIの目を直撃したのです。バス停がGGIを呼んでいたのです

バス停の看板にははっきり「西大津」!!

バス会社は愚かなるJR西日本さんや京阪電鉄さんの尻馬に乗るような恥ずかしきことはしなかったのです。「西大津」は何があろうと「西大津」であると、歴史の捏造を断固として拒否、「西大津」の名称で押し通していたのです。

GGIはいたく感激いたしました。感激のあまりひたすら感涙にむせび、鼻水が止まりませんでした。バス会社さん、ありがとう!よくぞ駅名を変えずにガンバッってくれた!

GGIはここにバス会社さんの見識に心から敬意を表し、感謝申し上げます。

ところで、このバス会社の名前は「京阪バス」であります。ワッハッハ、軽薄な京阪電鉄さん、反省しなさい!!

「大津京」駅騒動についてはウィキペディアさんにも駅名改称に至る経過が詳しく記されていますので、関心のある方はぜひご覧になってくださいませ

今日の写真はJR大津京駅前のバス停の看板を撮ったものです。どうかクリックしてご覧くださり、歴史の真実についてお考えになってくださいませ。

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

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原子力規制委員会さんは忖度せずにガンバっています・・・

2019-06-24 00:47:05 | 日記
今日はマジメな話、原発問題についてです。少々退屈な話になるかしれませんが、よろしけばおつきあいください。

原子力規制委員会はがんばっています、少なくともGGIなんかよりはずっとずっとガンバッテいます、このため、近い将来、現在稼働中の原発はすべて、原子力規制委員会の命令により、一時的ではあるけれども、運転を中止せざるを得なくなるという話です。フェイクなんかではありませぬ

GGIは大事故が起きた場合のことを考えますと原発はもう必要なしと考えています。世論調査でも国民の半分以上がGGIと同様、原発はもうやめるべきだと考えているとされていますが、正直申しまして日本の脱原発への道は遅々たるものです。アベ君、経産省、財界、電力業界は依然として原発命!というありさまだからです。

原発大事故の原因として大地震や津波、火山の大爆発などの自然災害が考えられます。最近はこれらの自然災害に起因した大事故ばかりが注目されていますが、自然災害によらなくても大事故は起きます。現実に起きています

それは自然災害などとは無関係な原子炉運転中の事故です。運転中のヒューマンエラーや機器・設備の欠陥などに起因した事故です。たとえばチェルノブイリの大事故、それにスリーマイル島原発の事故も、実はこれらの要因に起因した事故でありました。したがって、事故を防ぐには自然災害への対応だけではなく原発の運転状態を規制当局が厳重に監視することが必要不可欠です。

ですから、米国では約100基ある全原発の運転状態を規制委員会の監視部門の職員が常時24時間体制で、オンラインでの映像などを通じて監視しています。日本ではいったいどうなっているのでせうか。少なくとも米国のような厳重な監視体制は敷かれていないものと思われます・・・

この他に、最近はテロなどによる大事故の危険性が問題視されています。とりわけ2001年の9・11同時多発テロ以降、大型航空機を故意に衝突させることなどによるテロ攻撃に対してどのように対処するかが問題とされるようになっています。

欧米では日本よりも早い時点からこのような大規模テロ攻撃に対する対策が検討されてきているようです。このため、福島原発事故の後、日本でも原子力規制委員会が電力各社に対して、大規模テロ攻撃に対する対策を講じるよう求めています。

すなわち、原子力規制委員会は新規制基準において、「特定重大事故等対処施設」(略称:特重施設)と称されるテロ対策施設を原子力発電所の各原子炉に設置するよう求めています。

「特定重大事故等対処施設」というのは、原子炉建屋から一定の距離(例えば100メートル程度)を隔てて設置される、大型旅客機の衝突などによる大規模なテロ攻撃といった非常時であっても原子炉を遠隔操作により安全に制御できるようにすることを目的とした施設を意味しています。

この施設の建設には500億~1200億円を要するとされていますが、同種の施設がドイツやスイスの原発ではすでに設置されています。大事故を起こしたことがないドイツやスイスですでに設置されているのですから、事故を起こしてしまった日本で未だに設置されていないことは、日本における原発のテロ対策が大幅に遅れていることを意味しています。

このテロ対策施設は福島第一原発での事故後に強化された新たな規制基準により設置が義務づけられたものであり、当初、設置期限は新規制基準の発効から5年以内すなわち2018年7月までとされていました。ところが、その後、規制委員会は電力会社の事情などを考慮して設置期限を延長し、原発の審査が終了してから5年以内に先延ばししました。しかし、最近になって、電力会社側は「当時と状況が変わった、すでに再稼動させている6原発12基で1~2年半ほど設置期限を超える見通しになった」などとして設置期限の再延期を求めていました。 

このテロ対策施設の建設が遅れている問題について、規制委員会は4月24日に「テロ対策施設が完成されていないという法的な不適合状態にあるままで原子炉の運転を看過することはできない」として、電力会社が求めている設置期限のさらなる延長を認めないと警告を発していました。

その後6月14日になって、朝日新聞などが、規制制委員会が6月12日の会合で、現行の設置期限の約1週間前までに施設が完成していなければ原子炉規制法に基づき運転の停止を求めることを正式に決定したというニュースを報じていました。

朝日新聞によれば、関西電力、四国電力、九州電力は現時点で6原発12基においてテロ対策施設の完成が遅れる見通しを表明しています。

このうち設置期限が最も近いのは九電の川内原発1号機(鹿児島県)であり、来年3月17日に設置期限を迎えます。建設工事の完了は約1年間遅れる見通しであり、このままでは来年3月から1年程度は運転が停止される見込みです。

また川内原発2号機の場合も、設置期限は来年5月21日とされているものの、完成は約1年遅れる見通しであり、このままでは来年5月から約1年間は運転が停止される公算が大。さらに、九州電力は玄海原発3号機と4号機(佐賀県)もそれぞれ2022年中とされている設置期限に間に合わない可能性があるとしています。

関西電力の場合も、現時点では福井県にある3原発7基(すでに再稼動されている高浜原発3,4号機:大飯原発3,4号機:来年再稼動が予定されている美浜3号機、高浜1,2号機)すべてがテロ対策施設の設置期限に間に合わない見込みであり、このためいずれ原子力規制員会により運転停止を命じられる見通しです。最も早く設置期限を迎える高浜原発3号機は2020年8月、また同原発4号機は2020年10月が期限であり、現時点では施設の完成は設置期限からさらに1年を要する見通しとされており、このため運転停止期間は約1年間に及ぶのではないかと考えられます。

また、四国電力の伊方原発3号機(愛媛県)の場合も、2021年3月に設置期限を迎えることになるものの、工事完了までにはさらに1年を要する見通しであるとされています。

原発をすでに再稼動させている関電、九電、四国電力の各社が、新規制基準から5年以内にテロ対策施設を設置することを義務づけられていたにもかかわらず、この当初の設置期限(2018年7月)を守らかっただけではなく、原発の審査終了から5年以内という延期された設置期限さえも更に延長することを求めていることは、これらの電力各社が燃料費が石油などより安い原発を稼働させることで利潤を上げることにばかり力を注ぎ、原発の安全性・安全確保の意識が極めて低いことの現れであると言わざるをえません。

これらの電力各社では福島での深刻な原発事故への反省の念が形骸化しており、福島第一原発の事故はいまや「対岸の火事」に過ぎなくなっているのではないでせうか・・・

このたび原子力規制委員会が設置期限を守らない場合は運転の停止を命じることを正式に決定したのは当然の措置であると言うべきでありませう。

当然の措置ではありますが、昨今の政府機関のお役人などによる「忖度」大盛況という状況の中で、原子力規制委員会が筋を通して正式に運転停止を命じることに決定したことを、原発に反対する市民の一人として高く評価したいと思います。

かつて、原子力規制委員会は完成する見込みがない高速増殖炉「もんじゅ」の開発計画の中止を命じ実行に移しました。原子力規制委員会に対する評価はひと様々ではないかと思いますが、このたびの決定や「もんじゅ」計画の中止決定のことを考えますと、規制員会は十分ではないにしても一定の役割を果たしていることは確かではないかとGGIは考えます。

今日の写真は「特定重大事故等対処施設」の概念図を撮ったものです。規制委員会のサイトから借用しました。

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・・

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謎のお店「さいころ堂」消滅せり・・・・

2019-06-22 01:15:21 | 日記
GGIが乗り降りする京阪電鉄石坂線の駅の近く、踏切のすぐ横に小さなお店がありました。

「さいころ堂」というちょっと風変わりな屋号のお店でありますが、もっと風変りなのは屋号が記されている軒下の看板に大きな実物のサイコロが取り付けられていたことです。古い民家を模様替えしたお店です。

このお店、開店当初、いったい何を営業しているのかはっきりしなかったのですが、というよりは何を営業していいのかわからなかったようでありました。しばらくは迷走しておりましたが、最終的にはレンタル・フリー・スペースなるものに落ち着いたようでありました。でも、レンタルされていたのをGGIが目にしたのは一度か二度に過ぎません・・・

このようなまったくはやっていないお店というものを目にしますと、心配性のGGIは「おい、だいじょうぶかあ・・・」とついつい気になります

このためGGIはこれまでに何度かこの何やら謎めいて「さいころ堂」さんのことを日記に書きました。お手数ですが、今日はまずこれらの過去の日記をご覧いただければ幸いでございます。

しかしながら、
GGIはいたって気分屋でありますから、ここしばらくこの「さいころ堂」さんのことはすっかり忘れておりました。

ところが昨日、お店の前を通りかかりましたら様子が一変しておりました。

お店はなくなっていました、跡形もありません・・・さいころ堂さんは完全に消滅して、更地と化しておりました。

今日の写真は「さいころ堂」さんの跡地を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

写真をご覧になればお分かりになると思いますが、さいころ堂さんの敷地は、京阪電鉄さんの線路と線路と交差している道路に挟まれた細長い二等辺三角形であったのです!

この二等辺三角形の更地を目にして、お~い、サイコロ堂さんよ、君はどこに行ってしまったのだと、GGIの胸はキリキリと激しく痛みました・・・i

通りの方からさいころ堂さんの建物を眺めますと、二等辺三角形の頂点付近では奥行限りなくゼロにちかく、そのあと奥行きが徐々に増えていって数メートル・・・

こんなヘンな形の三角地に建てられた民家、最後は《さいころ堂》に変身したけれども力尽きてしまったのです。この民家、おそらく半世紀以上は建っていたと思われるます。その間このヘンテコリンの三角形の地でさぞかしご苦労が多かったことと思います。ご冥福をお祈りいたします。どうか静かにお眠りくださいませ

ところで、このヘンな三角形の土地、これからどのような運命をたどることになるのでありませうか、心優しきGGIの心配の種はつきませぬ・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

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